自閉症の障がい特性は、2つ | 福祉主義の経済

福祉主義の経済

幸福度が高い福祉国家を目指すのが、福祉主義の経済システムである。
温暖化を加速させているのは、大量消費の経済が原因である。

自閉症の障がい特性は、2つである。

 ①想像力の障がい(コミュニケーションの困難、社会性の困難)

 ②感覚過敏(こだわり)

 

自閉スペクトラム症(ASD)は、遺伝子の障がいである。

自閉症は、想像力の障がいと、感覚過敏からくる「こだわり」の障がいである。

想像力の障がいによって、相手の気持ちが理解できなかったり、

コミュニケーションが苦手だったり、

社会性の習得が苦手になったりする。

 

想像力が困難なので、コミュニケーションが苦手になる。

そこで、分かりやすい具体物を使ってコミュニケーションができるようにしていく。

コミュニケーションによって社会性も育てていく。

 

自閉度とは、こだわり度である。

こだわりが強すぎて、反社会的行動が強く現れることで、自閉度が高まる。

反社会的ではない無害のこだわりは、個性として容認できるからだ。

問題なのは、反社会的こだわりである。

これを乗り越えていかないと社会性は育たない。

こだわりは、社会に適応できるこだわりに置き換えていく。

問題行動は、内面的な理由は肯定しながら、

外面的な行動の不適切な部分を適切な行動に置き換えていく。

例えば、盗み食いの食欲は肯定しながら、

食べ物を盗むのではなく、食べる回数を増やす手立てをする、などである。

社会性は、親子→家庭→学校→地域→市内→就労先→県内→国内へと広げていく。

家庭や学校での社会性が習得できなかったら、地域にも出ていけない。

 

想像力の障がいは、社会性やコミュニケーションの習得を困難にしている。

たとえ想像力が弱くても、経験と教育と療育と支援と、

支援グッズや発語プログラムなどで、社会性を補うことはできる。

 

自閉症は、無人島でなら誰にも迷惑を掛けずに自由気ままに生きていける。

いくら強いこだわりがあっても、誰も文句を言う人はいないので問題にならない。

自閉症のこだわりが問題視されるのは、社会性が未習得で、

周囲に迷惑を及ぼすからである。

人間は、社会の中で生きる生き物だから、

他人とうまく協調しながら生活する必要がある。

 

ゆえに、障がいとして問題視されるのは、

「社会性」と「コミュニケーション」と「こだわり」の3つである。

社会性の困難とコミュニケーションの困難は、想像力の障がいからきている。

こだわりは、感覚過敏からきている。

想像力の障がいからくるこだわりもある。

まとめると、

 

自閉症の障がい特性は、2つである。

 ①想像力の障がい(コミュニケーションの困難、社会性の困難)

 ②感覚過敏(こだわり)

症状は、5つ

 ①想像力の困難

 ②コミュニケーションの困難

 ③社会性の困難

 ④こだわり

 ⑤感覚過敏、感覚鈍麻

 

以上

 

 

 

 
 
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