『ウルトラセブン Legend』 | アディクトリポート

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『ウルトラセブン Legend』

2023/11/23 TOHOシネマズ池袋 Screen 1 B-7

 

まずはこの記事(ゾフィー/矛盾まみれの肖像【その3】)へのコメントをここに再掲。

 

白井美也子

 

ゾフィーとは無関係な内容で申し訳ありませんが、
直近のウルトラマン・テーマがこの記事なので、ここに記します。

みんな大好きウルトラセブンが、今年も大スクリーンに帰ってきます!全国15劇場にて特別上映。11月25・26日に実施される「TSUBURAYA CONVENTION 2023(ツブコン)」との連動企画です。

◆円谷公式 > ニュース
円谷プロダクション創立60周年記念「円谷映画祭2023」開催決定(2023/10/30)

 
 
Part1:2023年11月17日(金)~11月30日(木)
庵野秀明セレクション 4K『ウルトラセブン』 102分
 第4話「マックス号応答せよ」 ゴドラ星人
 第8話「狙われた街」 メトロン星人
 第14話 「ウルトラ警備隊西へ 前編」 ペダン星人、キングジョー
 第15話 「ウルトラ警備隊西へ 後編」
 
Part2:2023年12月1日(金)~12月14日(木)
庵野秀明セレクション 『ウルトラマンタロウ』
 第1話「ウルトラの母は太陽のように」 アストロモンス、チグリスフラワー
 第18話「ゾフィが死んだ!タロウも死んだ!」 ケムジラ、バードン
 第33話「ウルトラの国 大爆発5秒前」 テンペラー星人、5兄弟客演
 第34話「ウルトラ6兄弟最後の日」

上映劇場 全15劇場(予定)
札 幌:札幌シネマフロンティア
宮 城:TOHOシネマズ仙台
東 京:TOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズ池袋、TOHOシネマズ錦糸町
神奈川:横浜ブルク13、川崎チネチッタ
愛 知:109シネマズ名古屋
大 阪:TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズなんば
兵 庫:OSシネマズ神戸ハーバーランド
京 都:TOHOシネマズ二条
広 島:広島バルト11
福 岡:T・ジョイ博多


◆シネマトゥデイ 庵野秀明 、押井守の“ウルトラセブン愛”を明かす「円谷映画祭 2023」Part1 公開記念トークイベント (8:11)

2023/11/18
 

2023/11/17
 
正直なところ、企画としてはいまいち感動が薄いです。
ラインナップは「庵野秀明セレクション」と銘打ったものの、セブンもタロウも、何の変哲も無い、客寄せに無難な著名回を選んだだけ(それに、セブンは昨年とカブらないという制約もあっただろう)。
Part2『タロウ』は今年(2023年)が50周年の割に、目立った取り上げ方はされていなかったから、ちょっとは配慮したのか。

昨年のセレクト上映会は5話126分あったのに対して、今回は4話102分だから、実質値上げじゃん。おまけに、当地の劇場は12月から料金改定で値上げされる。
でも私は今年からシニア料金で、曜日に関係なく安く見れるようになったから、『セブン』は見に行っとくかなあ。

来年もまたセレクションをやるだろうか?4Kセブンを売り込むために。
カップリングは師弟関係でレオ(2024年が50周年)か。親子関係のゼロも15周年だけど、映画が主でテレビシリーズが無いからやりにくいか。
いつもながら、 情報ありがとうございます!
「ウルトラマン映画史」もアップデートが必要ですね。
 
本記事には、
以下の上映作品情報もありました。
 
Part1:2023年11月17日(金)~11月30日(木)
【2】劇場版ドキュメンタリー作品『ウルトラセブン Legend』
55年経っても色褪せない『ウルトラセブン』の魅力を、当時のキャスト、スタッフ、関係者のインタビューで解き明かすドキュメンタリー作品(上映時間:約1時間40分)

 

せっかく白井さんから情報をいただいたのに、「セブンの4K上映ねえ、わざわざ観るまでもないかな」とみくびっており、たまたま『ゴジラ-1.0』〈ゴジラマイナスワン〉

『マーベルズ』

以後の新作上映作品を探り、

『セブン・レジェンド』って、なんやねん?

と色々調べてみた。

 

その結果、

近隣では、

  • TOHOシネマズ日比谷
  • TOHOシネマズ新宿
  • TOHOシネマズ池袋
  • OHOシネマズ錦糸町

の4館しか上映されておらず、しかも1日たったの2回上映。

「これは見逃せないぞ」と、久々の池袋へ。

池袋グランドシネマサンシャインではなく、

TOHOシネマズ池袋での鑑賞は、

『流浪の月』以来、

2022/6/1 TOHOシネマズ池袋 スクリーン1 D列-8番

1年以上ぶり。

 

11/23勤労感謝の日の木曜日に着いてみると、

『セブン・レジェンド』の上映回数は1回にまで減っていた。

 

上映まで4時間ほどあったが、焦って公開初日に観るまでもなさそうな、

新作の北野武監督作品『首』だとか、

『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』とか

やたらと人気の

『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』とかには目もくれず、

さりとて『ゴジラ-1.0』〈ゴジラマイナスワン〉の未体験別鑑賞方式、

4DX SCREEN (池袋グランドシネマサンシャイン)

だとか、ドルビーアトモスや

爆音上映(TOHOシネマズ)

にも都合がつかず、

結局は『セブン・レジェンド』ただ一本を鑑賞することに。

 

でもって100分(1時間40分)の上映時間を見ての感想は?

 

いや、これは絶対見逃し厳禁です!

 

なぜかyahoo!のレビューには掲載されず、

「十分な評価数がありません」表示続き。

鑑賞後に評価を試みるも、なぜか書き込みできず。

 

いくら4Kだろうと、何度も見て、

画質にこだわらなければいつでもサブスク視聴ができる「ウルトラセブン」なんかより、

よほど見ておくべき作品です。

 

途中から涙が止まらず、

円谷英二氏の元に集まった、

当時の平均年齢、わずか22歳のスタッフの才能と熱意が結集。

「ウルトラ」シリーズ最高峰が、

「ウルトラQ」1966/1/2
33
「ウルトラマン」1966/7/10

わずか3タイトル目で早々完成。

「ウルトラセブン」 1967/10/1
 

その後現在の「ブレーザー」まで続きながら、

どの作品も、決して「セブン」の水準を超えられない。

こんなとんでもない作品が55年前にできた秘訣はなんだったのか?

 

「レジェンド」は存命中の関係者の証言を元に、

本年・昨年の「4K上映」作品も絶妙に絡めながら、

  • 第7話「宇宙囚人303」
  • 第26話「超兵器R1号」
  • 第37話「盗まれたウルトラ・アイ」
  • 第48話「史上最大の侵略」(前編)
  • 第49話「史上最大の侵略」(後編)
過去の類似作で「それはもう知ってるから」の繰り返しをできる限り避け、
セブンの究極到達点は、
  1. 「ウルトラマン」を原型に、一層の洗練と先鋭化を図り見事に成功。
  2. 脚本の金城哲夫、演出の実相寺昭雄、満田(みつた・かずほ)「かずほ」の名は正しくは「(のぎへん)」に「」()と書くが、コンピュータ上で表記できる文字コードに含まれないため、項目名および本文では漢字の「穧」または平仮名による表記で代用する。実際の表記は下記の画像を参照のこと。ネット上では満田穧という代用表記も見られる。 デザインの成田亨、造形の佐々木明、高山良策、俳優の石井伊吉(いしい いよし)=毒蝮三太夫、古谷敏等の「マン」続投組に加え、音楽の冬木透、デザインの池谷仙克(いけや・のりよし)、美術の山口修(しゅう)、脚本の市川森一、田口成光(しげみつ)、俳優の森次浩司(現:晃嗣)、菱美百合子(現:ひし美ゆり子)等々の新規組が前任と遜色ないか、凌駕する仕事ぶりを発揮した。
  3. 総括役の円谷一と、なんといっても総監修の円谷英二の、子供向け番組でも決して子供だましではなく、幾度もの鑑賞にも色褪せず、大人の鑑賞にも耐えうる作品を生み出しながら、ポリシー「子供たちに夢を与える」を貫き通した
  4. 円谷英二はウォルト・ディズニーと同い年で、1968年の目標に遊園地(テーマパーク)構想をあげていた。
からこそであると、『レジェンド』鑑賞は改めて再認識してくれて、私も久しく忘れていた大切な何かを思い出させてもらい、深い感慨で大満足に鑑賞を終えた。
 
いずれ配信等に鑑賞の機会を譲るかもしれないが、『ウルトラセブン Legend』は絶対に見逃すべきではない作品なので、今さら告知が遅くて申し訳ないが、都合が合えばぜひぜひご覧ください!