訃報・松本零士氏 | アディクトリポート

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白井美也子 
松本零士さんが2023年2月13日に亡くなったそうです。85歳、急性心不全。ご冥福をお祈りします。
未完の漫画が多かったような印象です。
ヤマト研究家のADDICTOE様は、きっと一言あるべしと思い、お知らせまで。
 
2023年2月20日は、
手術後の処置として退院間際に縫合した糸を抜くため病院へ。
摘出した患部の分析で、ステージ2だったと判明。
ただし不安因子が検出され、4人に一人が再発するため、
術後8週間以内に経口の抗がん剤を服用することに決まり。
 
というわけで命拾いをしたので、
通院後にイオンレイクタウンのイオンシネマで、
『アントマン&ワスプ クアントマニア 』を鑑賞。
 
鑑賞直前に、Facebookの海外松本零士作品ファンコーナーで、
 
メーテルのモデルとなったドイツ人女優とは…主演映画何度も見るほどほれ込んだ松本零士さん憧れの女性
「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」で知られる漫画家の松本零士(まつもと・れいじ、本名・晟=あきら)さんが13日午前11時、急性心不全のため都内の病院で死去した。85歳。福岡県出身。告別式は近親者で行った。喪主は妻で漫画家の牧美也子(まき・みやこ)さん。お別れの会を後日を開く予定。壮大なSF漫画を数多く手がけ、戦闘機などの詳細で独特な描写は海外のSF映画にも影響を与えた。
 
松本零士さんには生涯憧れた女性が2人いた。1人は幕末に来日したドイツの医師・博学者シーボルトの孫娘・楠本高子、もう1人はドイツ人女優・マリアンヌ・ホルトさん(94年死去)。このホルトさんは、「999」に登場するメーテルのモデルと言われる。ホルトさんが主演した独仏合作映画「わが青春のマリアンヌ」(55年)は何度も見るほど大好きな作品だった。  松本さんを40年以上担当した東映アニメーション元常務取締役で現在は顧問を務める清水慎治さん(70)は、「わが青春のマリアンヌ」のロケ地となった南ドイツを訪れた時のことを明かす。「本当に、うれしそうにしてましたね。自分でお城の写真を撮影して、部屋に飾ってありました」  清水さんによると、松本さんの創作活動は夜が中心で、朝は弱かった。午前中の待ち合わせはたいてい遅刻。そのため、スケジュール管理も大変だったという。日程の調整をして「分かった」と言っても、次の日には忘れていることも。ある時、ダブルブッキングをしてしまい、九州に行く予定だった松本さんが北海道に行き、代わりに清水さんが九州へ行ったこともある。「お客さんは松本さんが来ると思っていて…、私が来たら、帰ってしまいました」  2019年11月、松本さんがイタリア・トリノで倒れた時は、清水さんも滞在を延長して付き添った。「独特の感性」に振り回されたこともあったが、2人には仕事を超えた信頼関係があった。「少年が大人になったような方。鉄道と宇宙を壮大なスケールで描いて、国内外で多くの人の心を捉えたのでしょう」(久保 阿礼)
 
思えば

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』吹替版

を鑑賞した2023年1月18日、

わざわざ17〜18年ぶりに T・ジョイ SEIBU 大泉(旧名称:T・ジョイ大泉)で鑑賞したのが、

同じ大泉学園にお住まいだった松本零士先生の思い出に浸る予兆だったのかもしれない。

 

2012年?頃だったか、T・ジョイ大泉に向かう日中、

バイクで走る松本先生の姿をお見かけした。

 

私が松本先生のご自宅を訪問したのは都合4回。

 

初回は「フィギュア王」1999年6月号(22号)の取材で、

1999

 

 

 

 

担当編集の女性は、松本先生はスケジュール管理が苦手で、

頻繁に約束を破ると知っていて、この日の取材でもほっぽかされるのではとピリピリしていた。

 

その懸念は杞憂に終わり、

初対面の松本先生は住所と電話番号入りの名刺を渡してくださった。

 

当日の取材記事は、後日松本先生がモンキーパンチ先生らとネット中心のデジタル著作管理の新会社設立の際、パンフレットに転載許可を求められた。

 

2回目の訪問は、マーミットで1メートル宇宙戦艦ヤマトの模型化企画があり、細部の付き合わせのために再訪した。

 

同氏の会社、零時社というのは松本零士先生の個人事務所なので、打ち合わせ日程のために電話すると、先生ご本人が電話に出られ応対されるので驚いた。

 

3回目の訪問は、実写版キムタクヤマト鑑賞に来日した、アメリカ人の①ティム・エルドレッドと②オタクライターのパトリック・マシアス、③ウォルター・エイマス、オーストラリア人で日本勤務の④グウィン・キャンベル、ロシア人の⑤アントーン・ホロドフの5人を引き連れての取材となった。(2010年12月4日)

かべがみ

 

さいん1

 

さいん2

 

さいん3

xほうがい

あの

わかさ

kokoko

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ほろどふ

4回目の訪問は、松本零士氏をアメリカのコンベンションに招待したいという人たちを案内した。

 

結局、松本氏の海外招待の話はひとつも実現しなかったし、他にも色々な企画を提案しても実を結ぶことはなかった。

 

私の個人的な印象や感想は、外見の冴えない(短足・ガニ股)男が、なぜか絶世の美女と親密な間柄になるという、若い男性の妄想実現漫画のシチュエーションがとにかく強烈で、それこそが松本零士作品の真骨頂で、緻密なメカ描写とかはあくまでも副産物にすぎなかった。

 

命が尽きる前に、具体的に実現に結びつく行動を肝に銘ずるのであった。

 

松本先生、4回直接お目にかかれて幸せでした。

 

ありがとうございました。