『沈黙のパレード』
2022/9/22 TOHOシネマズ上野 スクリーン3?
他の方のブログに、『沈黙のパレード』のタイトルがちらほら見受けられるようになり、
「そういや、もう(9月16日より)公開されてるんだ」と、
9月22日の木曜日に、品薄気味で近隣書店では見かけない、
スター・トレック アート&ヴィジュアル・エフェクツ
TOHOシネマズ上野で、
TOHOシネマズ上野は、東京都台東区上野3丁目24-6の上野フロンティアタワー内にある映画館。
2003年8月31日に閉館した上野東宝劇場・上野宝塚劇場及び2006年5月14日に閉館した上野セントラル、1990年3月1日に閉館した上野パーク劇場の後を継いだ東宝系列の映画館で上野地域での東宝系列の映画館は実に14年ぶりである。2017年8月31日完成。2017年11月4日開館。
ーー覚えている限り初観賞。
しかしてその出来栄えは?
皆様よくご存知のとおり、
本作は東野圭吾原作のシリーズもので、
フジテレビの『ガリレオ』に端を発する。
『ガリレオ』は、東野圭吾の連作推理小説ガリレオシリーズを原作としてフジテレビが製作した日本の映像化作品シリーズ。主演は福山雅治。
フジテレビ系「月9」枠で、第1作(第1シーズン)が2007年10月15日から12月17日まで、第2作(第2シーズン)が2013年4月15日から6月24日まで、各々毎週月曜日21時 - 21時54分に放送された。
1話完結のスペシャルドラマとして、2008年10月4日に連続ドラマ第1作の前日譚にあたる『ガリレオΦ』が、2013年6月22日に連続ドラマ第2作の前日譚にあたるドラマオリジナルのスピンオフ作品『ガリレオXX 』が放送された。また、2022年9月17日に後述の映画第3弾の4年前の事件を描く『ガリレオ 禁断の魔術』が放送された。
テレビドラマの劇場版として、映画『容疑者Xの献身』が2008年10月4日に、映画第2弾『真夏の方程式』が2013年6月29日に、映画第3弾『沈黙のパレード』が2022年9月16日にそれぞれ公開された。
テレビ第1シーズン(2007)は、時折つまみ食いした程度。
第2シーズン(2013)はほとんど見ていない。
映画は『容疑者Xの献身』(2008)は見たが、
『真夏の方程式』(2013)は
映画館でもテレビ放送版でも見ていない。
主演の湯川学役の福山雅治は出ずっぱりだが、
相棒役の内海薫(柴咲コウ)は、
第2シーズンで岸谷美砂(吉高由里子=事務所が福山と同じアミューズ)になぜか交代。
『真夏の方程式』も相手役は吉高だったんだそう。
今年、『沈黙のパレード』の予告編を映画館で頻繁に見かけて、
「ふぅん、柴崎コウが復帰するのか」と、交代劇(2013)が福山の結婚(2015)2年前で、柴崎の復帰(2022)が結婚7年後なところになんとなく納得しているし、そこらへんの経緯を詮索するのは「実に面白い」。
『永遠の0』(2013)の三浦春馬と吹石一恵
「女優・吹石一恵との婚姻届を2015年9月28日(吹石の33歳誕生日)に提出した」と2015年9月28日の株取引終了直後(15時過ぎ)に発表。株価への影響を出来るだけ小さくするため株取引終了直後に結婚発表したが、所属事務所アミューズの株価は翌29日に前日比500円(9.4%)安まで急落し2013年8月以来の値下がり率を記録、1日で時価総額が41億円減少(終値)した。また、早退・欠勤または家事など仕事が出来なくなる女性が続出し、「福山ショック」「ましゃロス」と報じられた。
ところで結婚後の福山人気の急落ぶりは凄まじく、映画出演作を見るのも久しぶり。
ここらへんに民放底辺まっしぐらのフジテレビ(フジTVは統一教会の放送局だった!筆頭株主は、フジTVの買収を狙ったホリエモンの実の母であり、文鮮明の妻である韓鶴子!)が、まさか一時期バブルだった三谷幸喜映画でしのぐわけにもいかず、
どうしても福山雅治と「ガリレオ」を再起用しなければならない緊急事態もひしひしと感じて観賞。
さて、フジテレビの瀕死ぶりはさておき、肝心の『沈黙のパレード』のできは?
後から振り返ると、若干筋だての粗はつきまとうものの、見ている間はドラマに引き込まれ、作者の思惑通りに翻弄された。
テレビ、映画の『ガリレオ』続きならばパターンの踏襲に期待する向きもあろうが、私はテレビシリーズ時代に湯川がひらめくたびに数式だか物理公式だかを黒板やホワイトボードに書き殴るのが疑問で、その行為や数式が事態解決にどう結びつくのかがさっぱり見当もつかず、「ウソくさいの、やめてもらっていいですか?」と、心の中でひろゆき口調になっていた。
それと、映画『HERO』(2007)の試写に東宝の試写室に出向いた時、
開映まで延々と、あのテレビのテーマ曲が流れ通しで、
15年後の今なら「しつこ過ぎるの、やめてもらっていいですか」と、ひろゆき口調で抗議するところだろうが、
当時はひたすら耐え忍ぶしかなかった。
そのトラウマもあるので、本作『沈黙のパレード』の上映中は、テレビ「ガリレオ」のテーマ曲をお願いだから流さないでくれよと祈っていたら、幸いその祈りは通じたらしい。
ネタバレってほどでもないが、いくつかのレビューで見かけたとおり、
本作の事実上の中心人物は、
福山でも柴崎でもなく、もう一人のレギュラー陣の草薙(北村一輝)であり、
彼の憔悴し打ちひしがれた演技は絶妙で、それにのめり込んでいるうちに映画が幕を閉じるといった感じである。
映画『沈黙のパレード』は、
失敗の許されない状況で放たれた映画が、
見事に責務を果たした好例と言え、
少しは『キャシアン・アンドー』にも、見習ってほしい。
ソフィ丸・La・ソーム
今回は以上です。
似た感想の方がおられて安心しました(^o^;)ホッ
感想動画を幾つか視聴すると………
ええ? 何かに忖度でもしてる?
と疑いたくなる 好評価 ばかりで。
私もなるべくどの作品でも貶したりしないようには意識していますが、
まだ三話とはいえあまりにも 退屈 で観てるのが苦痛におもった程です。
観る前から スピンオフ の スピンオフ はどちらかといえば反対派。
それでも肯定的な気持ちに切り替え観たんですけどねぇ……
しかし、今後はどうなるか?は未知数ですから、
否定的にならず観るつもりではいます^^;