先月に記事展開した
ウルトラマン映画史【完全版】では、
最新作から最古作へと時間をさかのぼったが、
それだと50余年の歩みが把握できない。
↓時系列順に並べた、今回紹介するタイトル(抜粋)
〈東宝系Ⅰ〉
1967/7/22
同時上映
『キングコングの逆襲』
ポスターのスペシウム光線のBタイプ初代ウルトラマンは、
↓モノクロスチルを人口着彩。
〈東映系〉
1968/7/21
東映まんがパレード
- 太陽の王子 ホルスの大冒険(演出:高畑勲)
- ウルトラセブン(TV版#18「空間X脱出」ブローアップ版)
- 魔法使いサリー(TV版#77「小さな魔法使い」ブローアップ版)
- ゲゲゲの鬼太郎(TV版第1シリーズ#5・6「大海獣 前・後編」ブローアップ版)
東映ビデオの
によれば、
DVD版のデータは、
●「ウルトラセブン」(25分)【#18「空間X脱出」ブローアップ版】※TVマスター流用 スカイダイビング訓練中、アマギ隊員とソガ隊員が消息を絶ってしまう。2人はある森で目覚めるが、そこはベル星人が作り出した吸血植物や巨大蜘蛛が生息する「疑似空間」だったのだ。 脚本:金城哲夫 監督:円谷一 出演:中山昭二/森次浩司/菱見百合子/石井伊吉/阿知波信介/古谷敏
〈サークロラマ〉
1969/3/21
著作権の関係上、音楽は無関係のものが代用されています。
↓一画面のフルサイズは、一部ですが、この動画の5:50あたりからご覧になれます。
- ゾフィ改造の初代マンCタイプ
かなりのズングリ体形ですね。
↑本作の下地になったスーツ。
↓「モーレツ」本編の屋外撮影部分。
屋外撮影でも電飾がしっかり効いて(生きて)いた、
ホワイトラインのウルトラセブン。
↓「ウルトラファイト」(1970)に先駈けて、方形の凹みがゴールドに塗装されていた。
この時期のセブン造形はエキスプロだったらしい。
〈東宝系Ⅱ〉
東宝チャンピオンまつり
【1971年夏期】
1971/7/24
- ゴジラ対ヘドラ(新作)
- 帰ってきたウルトラマン(第5話・第6話の劇場版)
- いなかっぺ大将 猛獣の中にわれ一人だス、オオ!ミステークだス
- みなしごハッチ 傷だらけのバレリーナ
- 日本むかしばなし わらしべ長者
【1971年冬期】
1971/12/12
- ゴジラ・モスラ・キングギドラ 地球最大の決戦(『三大怪獣 地球最大の決戦』の短縮再編集版リバイバル作品)
- 帰ってきたウルトラマン 竜巻怪獣の恐怖(第13・14話)の劇場版
- いなかっぺ大将 猫も歩けば雀に当たるだス、当たるも当たらぬも時の運だス
- みなしごハッチ 忘れな草に願いをこめて
- マッチ売りの少女
【1972年春期】
1972/3/12
- 地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン(新作)
- ミラーマン
- 帰ってきたウルトラマン 次郎くん怪獣にのる(第29話の劇場版)
- 樫の木モック
- みなしごハッチ ママにだかれて
- 天才バカボン 夜まわりはこわいのだ
【1973年夏期】
1973/8/1
- 怪獣島の決戦 ゴジラの息子(短縮再編集版リバイバル)
- レインボーマン 殺人プロフェッショナル
- ウルトラマンタロウ ウルトラの母は太陽のように(第1話の劇場版)
- 科学忍者隊ガッチャマン 火の鳥対人喰い竜
- おもちゃ屋ケンちゃん よそではいい子
- 山ねずみロッキーチャック ロッキーとポリー
なぜか東宝のウルトラマン映画(テレビ版の劇場上映)は、
『コングの逆襲』と併映なのが奇妙な縁。
【1974年春期】
1974/3/21
- ゴジラ対メカゴジラ(新作)
- ハロー!フィンガー5
- 新造人間キャシャーン 不死身の挑戦者
- ウルトラマンタロウ 血を吸う花は少女の精(テレビ第11話)
- 侍ジャイアンツ 殺生河原の決闘
- アルプスの少女ハイジ
〈松竹系Ⅰ〉
1979/3/17
一部地域で同時上映
- マザーマント(仮)外側がシルバーで裏地がレッド。
↑※劇中にはこの場面はありません。
↓後年とは、マント内外の色が反転。
『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』
東京地区で同時上映
1979/4/28
1974/11/29
『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』タイ公開
白猿ハヌマーンについては、
1979/4/28
『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』(後述)の東京での単独上映はゴールデンウィークの1979/4/28公開だった。
これについては、
てんたくる氏からコメントが。
てんたくる
今回はツッコミ所もありません。
お疲れ様でした。
実相寺昭雄監督作品『ウルトラマン』は
悲しい思い出がありまして
都内の劇場で見たのですが
同時上映と思って期待していた
『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』が
都内では、やっていなかった・・・・・
上映してないクセにパンフレットだけは
売ってやがったんで、それだけ買って
見たつもりになっていました。
1979/7/21
- 追加撮影用の初代マン
- ウルトラマンジョーニアス
- 「80」の妄想セブンに再利用されたセブンのスーツ
↓妄想セブン(敵)のくせに、80や父とバルタンをリンチしている。
同時上映
ウルトラマンレオ かなしみのさすらい怪獣(TV第10話)
1984/3/17
- 本作用のゾフィースーツ
同時上映
↓「オール・ザット・タロウ」2刷より。
- ビュースターの初代マンCタイプ
- 本作のみの完全独自仕様の母
- 子ども時代のタロウ(コタロウ)
↓ウルトラマンコタロウ(子供時代・左) 1984/7/14
↑少年時代(ギンガ客演・右) 2013/8/14
- スーパーウルトラマンタロウ
同時上映 『アニメちゃん』
本作はこれまで一度もソフト化されていない。
ここで再び、てんたくる氏のコメント。
『ウルトラマンZOFFY』も、お粗末な再編集映画だったんで
完全に萎えてしまった為
新撮が多い『ウルトラマン物語』を見逃してしまった・・
当時、新しいウルトラ映像を見たがりのガキだったんで
編集の妙とか、実相寺とか、どうでもよかった。
今回の記事でそんなことを思い出しました。