ウルトラマン映画史【完全版A】2020-3-1 | アディクトリポート

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先月に記事展開した

ウルトラマン映画史【完全版】では、

最新作から最古作へと時間をさかのぼったが、

それだと50余年の歩みが把握できない。

そこで今月は時系列順に戻して、
1967年の第1作からに並べ替えることにしよう。
 

↓時系列順に並べた、今回紹介するタイトル(抜粋)

 

〈東宝系Ⅰ〉

 

1967/7/22

長篇怪獣映画『ウルトラマン』


同時上映

『キングコングの逆襲』

 

ポスターのスペシウム光線のBタイプ初代ウルトラマンは、

↓モノクロスチルを人口着彩。

 

 

〈東映系〉

1968/7/21
東映まんがパレード

  • 太陽の王子 ホルスの大冒険(演出:高畑勲)
  • ウルトラセブン(TV版#18「空間X脱出」ブローアップ版)
  • 魔法使いサリー(TV版#77「小さな魔法使い」ブローアップ版)
  • ゲゲゲの鬼太郎(TV版第1シリーズ#5・6「大海獣 前・後編」ブローアップ版)


 

東映ビデオの

復刻!東映まんがまつり 1968年夏

によれば、

DVD版のデータは、

 

●「ウルトラセブン」(25分)【#18「空間X脱出」ブローアップ版】※TVマスター流用 スカイダイビング訓練中、アマギ隊員とソガ隊員が消息を絶ってしまう。2人はある森で目覚めるが、そこはベル星人が作り出した吸血植物や巨大蜘蛛が生息する「疑似空間」だったのだ。 脚本:金城哲夫 監督:円谷一 出演:中山昭二/森次浩司/菱見百合子/石井伊吉/阿知波信介/古谷敏

 

〈サークロラマ〉

1969/3/21

『ウルトラマン・ウルトラセブン モーレツ大怪獣戦』

 

著作権の関係上、音楽は無関係のものが代用されています。

↓一画面のフルサイズは、一部ですが、この動画の5:50あたりからご覧になれます。

  • ゾフィ改造の初代マンCタイプ

詳細はこちらで。ヤマダマサミ氏のブログなら他にこちらも

 

かなりのズングリ体形ですね。

↑本作の下地になったスーツ。

↓「モーレツ」本編の屋外撮影部分。

 

屋外撮影でも電飾がしっかり効いて(生きて)いた、

らえれ

ホワイトラインのウルトラセブン。

↓「ウルトラファイト」(1970)に先駈けて、方形の凹みがゴールドに塗装されていた。

この時期のセブン造形はエキスプロだったらしい。

 

〈東宝系Ⅱ〉

『帰ってきたウルトラマン』

東宝チャンピオンまつり

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【1971年夏期

1971/7/24

  • ゴジラ対ヘドラ(新作)
  • 帰ってきたウルトラマン(第5話・第6話の劇場版)
  • いなかっぺ大将 猛獣の中にわれ一人だス、オオ!ミステークだス
  • みなしごハッチ 傷だらけのバレリーナ
  • 日本むかしばなし わらしべ長者

【1971年冬期

1971/12/12

  • ゴジラ・モスラ・キングギドラ 地球最大の決戦(『三大怪獣 地球最大の決戦』の短縮再編集版リバイバル作品)
  • 帰ってきたウルトラマン 竜巻怪獣の恐怖(第13・14話)の劇場版
  • いなかっぺ大将 猫も歩けば雀に当たるだス、当たるも当たらぬも時の運だス
  • みなしごハッチ 忘れな草に願いをこめて
  • マッチ売りの少女

【1972年春期

1972/3/12

 

東宝チャンピオンまつり

『ウルトラマンタロウ』

$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-たろう

 

【1973年夏期

1973/8/1

  • 怪獣島の決戦 ゴジラの息子(短縮再編集版リバイバル)
  • レインボーマン 殺人プロフェッショナル
  • ウルトラマンタロウ ウルトラの母は太陽のように(第1話の劇場版)
  • 科学忍者隊ガッチャマン 火の鳥対人喰い竜
  • おもちゃ屋ケンちゃん よそではいい子
  • 山ねずみロッキーチャック ロッキーとポリー
「ウルトラマンタロウ」Blu-ray Boxに収録されている「劇場公開版の第1話」では、

ウルトラの母が「仮バージョン」から差し替えられている

テレビ原版

↓差し替え版

taiyou

解説書(氷川竜介氏が担当)から一部引用、紹介します。この商品が初収録です。‬

 

なぜか東宝のウルトラマン映画(テレビ版の劇場上映)は、

『コングの逆襲』と併映なのが奇妙な縁。

 

【1974年春期

1974/3/21

 

〈松竹系Ⅰ〉

1979/3/17

実相寺昭雄監督作品『ウルトラマン』

 

一部地域で同時上映

1979/3/17

『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』

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  • マザーマント(仮)外側がシルバーで裏地がレッド。

↑※劇中にはこの場面はありません。

↓後年とは、マント内外の色が反転。

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『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』

 

東京地区で同時上映

1979/4/28

ウルトラマンレオ レオ兄弟対怪獣兄弟(TV第22話)

 

1974/11/29

てっれ

『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』タイ公開

はぬま

本作については様々な因縁があり

白猿ハヌマーンについては、

触れない方が無難らしい。

 

1979/4/28

ろく

『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』(後述)の東京での単独上映はゴールデンウィークの1979/4/28公開だった。

 

これについては、

てんたくる氏からコメントが。

 

てんたくる

 

お疲れ様です。
お見事なリストです。
今回はツッコミ所もありません。
お疲れ様でした。

実相寺昭雄監督作品『ウルトラマン』は
悲しい思い出がありまして

都内の劇場で見たのですが
同時上映と思って期待していた
『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』が
都内では、やっていなかった・・・・・

上映してないクセにパンフレットだけは
売ってやがったんで、それだけ買って
見たつもりになっていました。
 

1979/7/21

『ウルトラマン怪獣大決戦』

  • 追加撮影用の初代マン
  • ウルトラマンジョーニアス
  • 「80」の妄想セブンに再利用されたセブンのスーツ

↓妄想セブン(敵)のくせに、80や父とバルタンをリンチしている。

 

同時上映

ウルトラマンレオ かなしみのさすらい怪獣(TV第10話)

 

1984/3/17

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『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』

画像はこちらより

  • 本作用のゾフィースーツ

 

同時上映

『ウルトラマンキッズ M7.8星のゆかいな仲間』

 

1984/7/14

『ウルトラマン物語ストーリー

↓「オール・ザット・タロウ」2刷より。

 

  • ビュースターの初代マンCタイプ
ひひひ
  • 本作のみの完全独自仕様の母
  • 子ども時代のタロウ(コタロウ)

↓ウルトラマンコタロウ(子供時代・左) 1984/7/14

↑少年時代(ギンガ客演・右) 2013/8/14

 

  • スーパーウルトラマンタロウ
——が劇中に新登場。


にめちゃ

同時上映 『アニメちゃん』

本作はこれまで一度もソフト化されていない。

 

 

ここで再び、てんたくる氏のコメント。

 
『ウルトラマン怪獣大決戦』も
『ウルトラマンZOFFY』も、お粗末な再編集映画だったんで
完全に萎えてしまった為
新撮が多い『ウルトラマン物語』を見逃してしまった・・

当時、新しいウルトラ映像を見たがりのガキだったんで
編集の妙とか、実相寺とか、どうでもよかった。

今回の記事でそんなことを思い出しました。
 
貴重な生の体験談をありがとうございます!
 
次回(ウルトラマン映画史【完全版B】2020-3-2)もお楽しみに!