【後篇】『ファンタビ』がハマる、あの落とし穴 | アディクトリポート

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これ(『ファンタビ』のはまる、あの落とし穴【前篇】)の続き。

 

以下に、

いただいたコメントを転載。

 

チャッP

アディクトさんが思い出すのは
「パイレーツ・オブ・カリビアン」じゃないですかねぇ?

3部作で完全に終わったのに、監督を変えて4作目、5作目を作ってしまったそうで。
ボク的には5作目が松竹系でなく、東宝系での上映だったのが疑問でした。

そういや松竹系でのディズニー映画上映は、
実写版の「ジャングル・ブック」(2016年)を最後に途絶えてるんですね。
チェーンマスター館の丸の内ピカデリーは、来年1スクリーンがドルビーシネマとして大改装するというし・・・。
厳しい状況は続きそうです。
 
『パイレーツ〜』は、私の考えていた正解ではないですが、
『ハリポ』と通じる部分が多々ありますね。
 
チャッPさんのご指摘どおり、
『パイカリ』が松竹系公開だったおかげで、
MOVIX(松竹系シネコン)のデジタル上映環境は整いました。
 
ディズニー系(実写タッチストーン/ピクサー)と言えば、
伝統的に東宝系が主流だったが、
一時期、松竹系に配給が流れていたのを、
やはりチャッPさんに『インクレディブル・ファミリー』の時に教えていただき、
ようやく気づきました。
 
ちなみに前作「Mr.インクレディブル」は丸の内ピカデリー系でしたが、
本作はTOHOシネマズ系列での上映なんですね。
14年間もピクサー作品が松竹のロードショー館で封切上映されてないとは(怒)。
 
ディズニー作品の東宝から松竹への配給切り替えは、
『ヘラクレス』(1997)が空前の不入りで、
その時勝ったのが、同じ東宝配給の『もののけ姫』だったことに起因する…のかも。
 
ジブリ作品のビデオ販売は、ずっとディズニー(ブエナビスタ)が担当なのに…。
 
——と書いて、
 
この記事(もう2人いる!/リアルタイプ・プリンセス〈3〉)で、
『ヘラクレス』(1997)の不入りと『もののけ姫』(1997)の大ヒットで、ジブリとディズニーの提携が始まった。
という旨を書いたが、
ジブリ作品のディズニーからのビデオ発売と海外公開という提携体制は、すでに前1996年から移行していた。
というご指摘をいただきました。

ってことは、「ヘラクレス」の不入りは、提携とは無関係だったわけですね。
勝手に勘違いしていたようです。

ここに訂正します。

ご指摘、ありがとうございました。

 
き、気を取り直して、
個人的にドルビーシネマには期待大ですが、
料金体系がずっとアナウンスされないのがコワイですね。
 
さて、私が
『ファンタビ』がハマる、あの落とし穴
として思い浮かべた過去の作品を言い当てたのは、
ウルトラマン関連記事にするどいコメントを下さる、
白井美也子さん。
 
白井美也子
連想するのはあのファンタジー映画
前日譚を後に製作したという点も同じ。
まあ、日本ではファンタジーは受けないというのが相場だから。(ハリポタはまだ売れたほうだろう)
私としては、この種の映画は原作のプロモーション以上の価値は認めていません。
.
日本でもLotRは 良くも悪くも 話題があって盛り上がり、原作本の売り上げに大変貢献しましたが、
Hobbitは映画化権でゴタゴタして製作が遅れているうちに、日本でのブームは速やかに去ってしまいました。
客をつかまえ損ねたのは、残念なことです。
 
『ロード・オブ・ザ・リング』の1作目『旅の仲間』を観たのは2001年。
鳴り物入りだったが、途中で寝た。
 
原作も冒頭の設定説明までで断念。
 
とはいえ、ガンダルフ(イアン・マッケラン)が 、
SWのオビ=ワン・ケノービ(アレック・ギネス)の元ネタだとは知り、
2作目の『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』(2002)では、
ゴラムにビックリ。

『ハリポ』のドビーが、すっかりかすんだ。

 
そういや、2005年の『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』の時、
ILMのロブ・コールマンに取材して

デジタルヨーダの話題になり、
『エピソード2 クローンの攻撃』(2002)より改善され、
CG像とは見破られない工夫を加えたとのこと。
 
その話の引き合いに、
「ゴラムみたいに?」と問いかけると、
ゴラムはライバルVFXスタジオ、
ニュージーランドのWETA製なため、
「ドビーみたいにね」と自社ILM製クリーチャーに置き換えられた。
 
自分の中の『ロード・オブ』熱は、3作目の『王の帰還』(2003)で最高潮。
 
にわかファンになって、
長尺版のDVDも全巻揃えた。
 
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『旅の仲間』延長版のスタッフクレジットがいつまでも続く事にビックリ。
 
浴室掃除を片付けて戻って来ても、
パソコンで再生中の
エンドロールがまだ続いていた。
 
世間の熱狂も、
『パイレーツ〜』や『ハリポ』よりも大盛り上がりだったが、
その後の急速な盛り下がりようったら、ありゃしない。
 
ピーター・ジャクソン監督は凱旋気分で
『キングコング』(2005)を公開するも、
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これにはさほど感心できず。
 
うんと後になるが、
キングコング: 髑髏島の巨神』(2017・ジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督)の方が気に入った。
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ジャクソン監督に、原作なしの完全オリジナル作品は期待できないものか?
 
すると、『ロード・オブ』の前日譚にあたる『ホビットの冒険』が、同じく三部作の『ホビットシリーズ』として、2012年から2014年にかけて公開された。
んだけど、いつの間にか公開され、
いつの間にか終わっていて、
1本も見ていない。
 
世界各国では、
 
『思いがけない冒険』

2013年3月9日時点で全世界で10億149万5997ドルを売り上げている。

アメリカ合衆国とカナダでは2012年12月14日に4000館以上で封切られ、初日深夜に1300万ドル、初日全体で3750万ドルを売り上げ、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』の3450万ドルという12月の初日興行収入記録を塗り替えた。初週末3日間では8460万ドルを売上げ、『アイ・アム・レジェンド』(7720万ドル)を超えて、12月公開作品としては歴代最高の初動成績となった。

 

※日本の興行記録の記述なし

 

『竜に奪われた王国』

2013年12月18日時点で北アメリカでは9099万8253ドル、北アメリカ外で1億3540万ドル、全世界で2億2639万8253ドルを売り上げている。

北アメリカ
初日深夜上映では880万ドルを売り上げたが、これは12月公開作品としては『思いがけない冒険』に次ぐ記録である。初週末は3日間では『思いがけない冒険』より約1100万ドル少ない7364万5197ドルを売り上げた。
北アメリカ外
初週末では1億3540万ドルを売り上げ、そのうちドイツでは1900万ドル、イギリスでは1520万ドル、フランスでは1340万ドルであった。
日本
日本では丸の内ピカデリー1他全国681スクリーンで上映され、2014年3月1日・2日の初週土日2日間で動員24万4,577人、興行収入3億1,326万6,550円で週末の全国映画動員ランキング1位、初日の2月28日(金曜日)を合わせた3日間では累計動員30万5,676人、興収3億9,642万5,150円となった。

 

『決戦のゆくえ』

※Wiki日本版に興行の記録なし

 

さらに、『思いがけない冒険』では新上映方式もあった

 

上映されている劇場が限られていて、お住まいの地域で見られるかどうかはわかりませんが(公式ホームページの《上映劇場》ページで確認できます)、新方式のHFR(ハイ・フレーム・レート)3Dを大プッシュします。
字幕版のみなのですが、3D特有の画面の暗さがなく、2時間半越えでも眼が疲れませんでした。
通常の3D版とも見比べましたが、あまりに鮮やか過ぎて、逆にフィルム感がゼロって感じでした。

とにかく『ホビット』三部作については、
その動向がさっぱり伝わってこず、
たまたま私が門外漢だっただけなのか、
それとも日本だけ、世間の冷めようがハンパなかったのか?
 
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なにしろ、『ファンタスティック・ビースト』シリーズには、
『ホビット』シリーズと同じニオイがするんだよね。
 
いや、私だけの勘違いならいいんだけどさ。