2018/4/26 試写で鑑賞
いきなりですが、
このブログって、
いったいどれぐらい、
読者のためになってるのか?
いや、気に入って下さる方は多いんですが、
なにせ「こんな感じ」(笑)で済ませるような、
「広く浅い」ものでなく、
「狭く深い」こともあってか、
ピーク時615人だった読者数も、
613人
610人と
じわじわ減ってるし…。
最近、低迷気味だからなあ。
最高6位だった、
テーマ:映画レビューも、
ここ数週は、
20〜30位あたりをウロチョロ。
最新の5/21なんて、
サイテー記録の28位ですよ!
そんな状況で、
オススメ映画があっても、
それが実際の動員に結びつくかという疑問だが、
たとえば
九段下の昭和館だって、
どなたか行かれたのでしょうか?
映画じゃないけど…。
今週の土曜日、5/26から公開される映画『ゼニガタ』は、
独特の語り口と、予測不能の展開で面白く観はしたが、
そう言ったからとて、
どなたかご覧になられるのだろうか?
試写会って言うと、
『ゼニガタ』の、ではなく、
他の試写でもよく見かけるのが、
たんに時間つぶしにタダ先見できるから来てる人も多くて、
開映前の知りあい同士の「あれもみた、これもみた」
という、周りに聞こえるように大声の自慢大会が、なかなかにいたましい。
もうね、完全にこの吹聴(ふいちょう)がイベント化とか目的化してるんだけど、
本来の試写の意味合いからそれちゃってるわけよ。
ところであの人たちの映画評は、
いったいどこで読むのでしょうか?
かくいう私も、
この場しか映画評の手段はなくなったけど、
せっかく(なぜか)試写に呼ばれたんだから、
せめてものお勤めは果たさせて頂きます。
内容をざっと紹介
ゼニガタといっても、
売り上げランキング: 87,430
けれども、
お金がらみ、
犯罪がらみ、
警察がらみの話ではある。
【ストーリー】
ハードボイルドなダークヒーロー!表向きは居酒屋経営者、
しかし裏では10日で3割の超暴利で金を貸しつけ苛烈な取り立てで債務者を追い込む闇金屋。
客はパンチ一発1万円で用心棒を請け負う元ボクサー、
地方でくすぶるキャバクラ嬢や半ぐれ、
ヤクザなど、
金の魔力に取り憑かれたアウトローな連中たち。
返せるあてのない借金を抱え、最後の手段として居酒屋「銭形」を訪れた人々の運命は…。
意外性といえば、このストーリーから予想される、
ひたすら殺伐、陰湿、絶望系のようながら、
実際の本筋は、もう少し救いがある。
そのかわり、
ちょっと中途半端なところもあって、
色々と振り切れていない部分もある。
役者の顔ぶれ
主演の大谷亮平(銭形富男役)は、
EXILE(エグザイル)とかJSBの一員みたいな顔つきだが、
私にはまったくなじみがなく、
「誰?」って感じ。
なんでも海外で活躍した後、日本での活動を始めた逆輸入型俳優だとか。
韓国で活躍時代の
『神弓-KAMIYUMI-』(2011)
だけは観た。
この映画はほんとに面白かった!
だが、ノガミ役だった大谷亮平は、まったく覚えていない。
↓たぶん、この人では?
売り上げランキング: 129,780
↓「〜JP」では髪型で有村架純風を気取っていたが、
それでも美人とは言い切れないビミョーな顔つきと体型だが、
こちらが忘れた頃に断続的に映画に出演。
『蝉しぐれ』(2005)でデビュー。
売り上げランキング: 25,778
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(2007)
売り上げランキング: 60,443
『電人ザボーガー』(2011)
売り上げランキング: 65,396
——以来、7年ぶりに見かけたが、やはり演技はうまい。
この佐津川が女性陣の筆頭で「暴走」するため、
次に登場する安達祐実の先行きにはハラハラする。
その意味ではキャスティングも成功している。
エンドクレジットで、
山地まりが出演しているのを知った。
おそらくは、この場面の下側の女性。
磯ヶ谷剣(渋川清彦)の情婦役。
往年のアイドル歌手、
天地真理(あまち・まり)を連想させる
AbemaTVの常連で、
けっこうサバサバしてて注目してた。
だけど『ゼニガタ』本編を観ている間は気づかなかったくらい、
劇中ではほとんど素顔でアップにならない。
キャスト表にも見あたらないほどのチョイ役。
5/26からの公開は、
関東で5館、
中部・関西・中国で11館だが、
一味違った、変わり種の映画を求めている方なら、
タイクツはしないので、
ぜひどうぞ。