ついに『ブラック・パンサー』が公開！（2018/3/1）
※まだ見てません。
全米公開たちまち、
絶賛しか聞こえてこない、
掛け値なしの期待作。
同様に、
MCU（マーベルシネマティックユニバース）で、
公開当時、
絶賛しか聞こえて来なかった、
『ウィンター・ソルジャー』を、
ほぼ４年後の2018/2/28に、ようやく鑑賞。
公開当時は、
不倫だか浮気の取材でおしかけた（※うろ覚えです）取材陣に、
『ウィンター・ソルジャー』は面白かったと触れ回っていたのを覚えている。
アメリカでは
2014年4月3日木曜の深夜上映で
前作『キャプテン・アメリカ／ザ・ファースト・アベンジャー』の
２倍以上となる1020万ドルを売り上げ、
金曜日の公開初日は3690万ドル、
初週末3日間では9500万ドルを売り上げたが、
これは4月初日及び初週末記録を更新する額だった。
また初週末興行収入は前作を46%上回る額で、
週末興行収入は3週連続で１位となった。
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ところが日本ではたいして奮わず、
全国488スクリーンで2014年4月19日に公開され、
全国映画動員ランキング（興行通信社調べ）初登場４位、
公開初週の土日２日間の成績は動員14万2,236人、
興収1億9,836万800円を記録して（※どれも大したことない）、
あっという間に公開終了。
MCU作で、
見のがしている１本なので、
かなり期待して鑑賞。
『キャプテン・アメリカ／ウィンター・ソルジャー』吹替版
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その期待に違（たが）わぬ、
文句のつけようのない見事なできばえ。
ひたすらまじめに、
考え抜かれたアイディアを
知恵と工夫のかぎりを尽くして、
極上の映像にまとめている、
突き詰めた吟味と醸成の結晶。
これにケチをつけるのは、
どうかしていると思う。
あっとビックリ。ロバート・レッドフォードですよ。
『スニーカーズ』（1992）とか、
『アンカーウーマン』（1996）以来、久々に顔を見た！
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目つきの鋭い、世界安全保障委員会のメンバーは、
『2300年未来への旅』（1976）のジェニー・アガター。
歳に似合わぬ激しい格闘アクションは、ブラック・ウィドウの変装だった。
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資産の有効利用、リサイクルの観点から分析すると、
『マトリックス』（1999）や
『ターミネーター３』（2003）等からも、
設定やアイディアを拝借、
本家が不発気味だった要素を生かしている。
悪組織ヒドラは、
想定敵の未来予測に、
ブルース・バナー
ストレンジ
——が入っており、
続編への配慮も抜かりなし。
同じタイトルやシリーズを継承し、
立派に育てて、次作へと円滑につなぐ。
『ウィンター・ソルジャー』公開年の2014年までは、
こうしたジャンル映画の骨格はしっかりしており、
破綻がなく、安心して鑑賞できた。
こうした状況が劇変したのが、
翌2015年、
『スター・ウォーズ フォースの覚醒』の、
安直でお手軽な製作姿勢。
翌2016年の『ローグ・ワン』で、
かなり持ちなおしたが、
これでも手厳しかった批評は——
いつもＳＷ新作に辛辣（しんらつ）な、レッドレターメディアは、
この幼稚な『ローグ・ワン』レビュー動画で猛反発を喰らい、
あわてて自己弁護の追加動画を公表。
結局、ファンをおちょくっている姿勢が変わらないので、
批判は増すばかりだった。
——シリーズ物の基準値をMCUに置いているのではないか、
という気がしてきた。
たしかに『ローグ・ワン』は、
対『フォースの覚醒』の比較ではグンと評価を上げたが、
SWという「あきらめと悟りの境地」の括（くく）りを外して、
『ウィンター・ソルジャー』と比較すれば、
ガクンと見劣りがする。
つまり、『ウィンター・ソルジャー』を絶賛した人なら、
同じ評価基準で、
『フォースの覚醒』はもちろん、
『ローグ・ワン』だって、高く評価できるわけないんである。
言葉を変えれば、
ほぼ２年前に、『ウィンター・ソルジャー』を目にした観客が、
音楽も含め、ライバルDC系の『ダークナイト三部作』も参考に、
CGでも実景ロケにしか見えないVFXアクションの連続。
とても同列には扱えない、
『フォースの覚醒』や、
『ローグ・ワン』を観たって、
「観客ナメてんのか？」としか、思えないじゃないか。
同じ土俵で勝負しろよ
——ってハナシ。
MCU(2009〜)も
SW（2012〜）も、
今では同じディズニー資本なのに、
この差はどうして？
マーベルは元から優良資産だったので、
ディズニー資本になってからも、
製作方針は変わらない。
ところがSWは、
儲かる資産として転がり込んできたので、
とにかく金儲けの手段として、
投機目的でいじくられまくり——
ディズニーパーク内の「ギャラクシーズ・エッジ」は、2015年8月に行われたD23エキスポで、ウォルト・ディズニー・カンパニーのCEOボブ・アイガーによって「スター・ウォーズのテーマランド」として初めて発表された。
2012年の買収からわずか３年の早技。
マーベルのテーマパーク構想は、ディズニー買収前にユニバーサルスタジオでも計画があったが頓挫しており、
「スターツアーズ」の実績もあるＳＷに飛びついたらしい。
——肝心の創作環境は劣悪そのもの。
魔女キャスリーン・ケネディの気まぐれと責任転嫁で、
①ジョージ・ルーカス
③ギャレス・エドワーズ
⑤クリス・ミラー等々の、
真のクリエイター陣がこぞって脇にどかされ、
●ＪＪエイブラムズ
●ライアン・ジョンソン
等々の「たかり屋」に乗っ取られて、
作品の中身はもうグダグダ。
デジタル技術で、
アナログ特撮時代のSW（『エピソード４／５／６』）を現代に蘇らせることが主眼だったら、
『ウィンター・ソルジャー』レベルの『エピソード７／８／９』が出てきたはずが、
安直な妥協の産物が定期的にでっちあげられて、
観客は毎年、お代を搾り取られるハメに。
みんなそのカラクリに気づき始めて、
関連グッズはそっぽを向かれ、
とにかくおもちゃが売れない！
ＳＷ玩具が売れなくなって久しいが、
ＳＷに限らず、キャラ玩全体が売れないのではという声には、
↓こちらの動画をどうぞ。
他のキャラ玩は、動いてるみたいですよ。
『ウィンター・ソルジャー』作品評に話を戻せば、
翻訳がイマイチこなれない、
『ザ・ファースト・アベンジャー』に続き、
またしてもこりずに吹替版で観たんだが、
これがいけなかった。
ブラック・ウィドウ（スカーレット・ヨハンソン）の声は、
米倉涼子が吹き替え！
容姿にも役柄にも似つかわしくない声質で、
尺合わせが達者なだけで、声の演技がまるで成立していない。
ブラック・ウィドウ初登場の『アイアンマン２』（2010）は機内上映（字幕なし・オリジナル音声）で。
劇場吹き替えは佐古真弓。
それ以降、米倉に交代した『アベンジャーズ』（2012）も、
『シビル・ウォー』（2016）も、
ちょいとカメオ出演の
『マイティ・ソー バトルロイヤル』（2017）も、
字幕で見続けたので、
一声聞いて、
「しまった！」と思ったが、もう遅い。
真の役者なら、
『ガッチャマン さらば友よ』の船越英一郎みたいに、
声だけの演技でも、しっかりこなすよ。
字幕版をオススメします！
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それと、
『シビル・ウォー』（2016）を先に観ていたから、
ウィンター・ソルジャーと、
↓こいつです！
ファルコンの正体はわかっていたが、
知らなかったら、
もっと意外性が増していただろうけど、
それは言ってもしかたない。
なぜか今頃①『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー：リミックス』
なぜか今頃③『キャプテン・アメリカ／ザ・ファースト・アベンジャー』（2011）
なぜか今頃④『スター・ウォーズ ジェダイの帰還』（1983）
なぜか今頃⑤『最後のジェダイ』をグラフで読み解く →『スター・ウォーズ フォースの覚醒』