「ウルトラマンジード」最終25話の放送が、
12/23だったので。
早速まとめますよ。
と、尻上がりに良くなってきた、
テレ東ウルトラマン。
しかし最新作「ジード」が、
さすがにそうとは言い切れなかった。
凋落の前兆は、
ウルトラマン映画で最大ヒットだったらしい、
『劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』(2017)
世間は暖かく歓迎したが、
私的にはさっぱりで、
頂点をきわめたテレビ「オーブ」の後を受けて、
なんでよりによって、こんなにダメになる?
とひたすらガッカリ。
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これは次のテレビ(「ジード」)もアブナイなあと危惧していた。
キャストが発表されて、
クレナイ・ガイ役の石黒英雄が放送当時で27歳と、
けっこう歳を食っていたのに対し、
今回の濱田龍臣クンは、
その逆に歴代最年少の17歳と、10才も若いことで、
「なるほど、オーブの逆張りで行くんだな」
と察しがつき、
果たして全話を見終えてみれば、
どうやらそれは正解だったらしい。
メインキャラ、サブキャラの配置や、
共演ヒーロー、ウルトラマンゼロに、
自前のテレビドラマシリーズがなかったために、
ゆかりの怪獣、宇宙人は、
ペガッサ星人にせよ、
ペガッサ星人 ペガ(1話〜)
シャドー星人ゼナ(1話〜)
ピット星人、
ピット星人トリィ=ティプ(4話)
ゴドラ星人、
ゴドラ星人ゴドー=ウィン(16話)
ギエロン星獣にせよ、
20話
ゼロの父、
そういう基本方針は間違いないんだが、
明らかな準備不足で始めてしまい、
話数によって統一感がなく、
出来不出来に波があってザンネン。
ゼロビヨンド初登場回(8話)とか、
ゼロビヨンドの勇姿は、ウルフェス2017のライブステージ第二部、2017/8/9でお披露目。
最終25話などの押さえの回は、
さすがに迫力があったが、
シャドー星人クルトが主役の14話、
15話なんかは完全な中だるみで、
正直、この両話は何度見なおしても全編を見とおせない。
見なおしと言えば、
「ウルトラマン列伝」からずっと、
「ウルトラマン」シリーズは放送終了から次回までの1週間、
YouTubeで見逃し配信があるのも、
非常にありがたい。
この期間中に、
ファイルをダウンロードすれば、
ビデオソフトは不用なために、
「ジード」のブルーレイには、
テレビ未放送の特典映像がてんこ盛りらしい。
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動画ファイルのダウンロードっていえば、
Macの場合、
「ジード」放送期間中に、ビデオダウンロードヘルパーが頻繁に更新されて、
あせったね。
最終話の結末が、
「倒す」ではなく「赦(ゆる)す」だったのは、
秀逸で高く評価できよう。
続いて、ヘンなところを挙げておくと、
1話では、
ベリアルの超時空消滅爆弾の起動で宇宙が崩壊。
地球はこれをクライシス・インパクトと呼び、
1話のテレビは、ひねりチャンネル式の思い切り旧型で、
アンテナ受信で画像が歪んでいる。
↓劇中劇「爆裂戦記ドンシャイン」は、
3:4の縦横比で放送されているが、地デジではなくアンテナ受信のため、
これまた画像が不鮮明で歪んでいる。
時代設定があいまいで、
1話で見る限りは、ケータイのない時代のように描かれていたが、
ビル壁面の巨大モニターは地デジのワイド比率。
だったら、テレビのニュース番組は、
アンテナ接続でも上下に黒帯のワイド比率表示じゃないのか?
2話以降にガラケーもスマホも登場。
仮想空間でも、時代は2017年らしい。
クライシス・インパクトは都市伝説として、
かろうじて残った記録からベリアルの仕業と気付く人もいて、
その時期は怪獣災害のあった6年前とも特定済み。
でもって、
ベリアルの息子、
ジード(朝倉リク)の誕生は、
その6年前か、それより後かと思ったら…。
父がベリアルなのはいいとして、
23話で、
「私の息子に勝てるとでも思ったのか」
行きがかり上のあくまでも「例え」であって、
彼女が母親というわけではなく、
ジードはストルム星人(
ウルトラカプセルを効率よく収集する目的で,
ベリアルの遺伝子をもとに作り上げた、
ウルトラマンに変身できる人工生命体で、
その誕生は19年前なんだとか。
ジード=朝倉リクに実母がいないのはわかるが、
ストルム星人は19年前から、
ベリアルへの対抗手段としてヒカリが開発した
ウルトラカプセルを使用している。
??????
全ての事件がベリアルでつながっているが、
●ベリアルのやんちゃ始まる(20年ほど前)
●対抗策としてのヒカリのウルトラカプセル開発(20年ほど前)
●ストルム星人がカプセル技術の転用でベリアルの遺伝子を操作し、ジード=リクが誕生(19年前)
●ベリアルが消滅爆弾を起動。全宇宙の崩壊をキングが身を挺して食い止めた(6年前)
——と、よくもまあ、
宇宙史を揺るがす全ての重大事件に、
ベリアル、ストルム星人、ジードが絡んでるよな。
こういうのを、ご都合主義というんじゃないのか。
まあ、そういうことを不審がるジジイが視聴対象じゃないんだろうが、
かといって、メインの視聴対象の子供にだって悪影響バリバリ、
後世にセブン12話『遊星より愛をこめて』よりも問題視されそうな、
リクがテレビのジード支持率を気にするって話も、
どうせ製作の電通がらみの操作だろうと、まったく感心できない。
今の日本の内閣支持率は、
あきらかにダメージのあった時に下げながら、
何もないときにジワジワ回復し、
絶対にダラ下がり急降下しないように不正操作されており、
不正選挙の裏打ちに悪用されている。
変身の口上、「融合 (You go)! アイゴー (I go)! 」
は、『バックドラフト』の“You go, we go.”が元ネタだと、いったい何人が知ることだろう。
では最後に、
ジードの全スタイルをまとめておきます。
ウルトラマンベリアルの力を借りて変身する。
ジード ソリッドバーニング 2017/7/22
ウルトラセブンと
ウルトラマンレオの力を借りて変身する。
ジード アクロスマッシャー 2017/8/5
ウルトラマンヒカリと
ウルトラマンコスモス ルナモードの力を借りて変身する。
専用武器ジードクロー 2017/8/12
↓どのタイプでも使えるところが新しい。
ジード マグニフィセント 2017/9/23
ウルトラマンゼロと
ウルトラの父の力を借りて変身する。
ジード ロイヤルメガマスター 2017/10/28
専用武器キングソード
ウルトラマンベリアルと
ウルトラマンキングの力を借りて変身する。
ジード トライスラッガー 2017/7/6
ウルトラマンベリアルと
ウルトラマンオーブ エメリウムスラッガーの力を借りて変身する。
ジード ムゲンクロッサー 2017/9/7
ウルトラマンティガ マルチタイプと
ルナミラクルゼロの力を借りて変身する。
ジード ブレイブチャレンジャー 2017/9/7
ウルトラマンメビウスと
ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオンの力を借りて変身する。
初代マンとティガマルチに、
オーブオリジンも「混入」してるわけで、
いったい何重構造なのか、
ダブりはないのかと、
余計な心配をしてしまう。
ジード リーオーバーフィスト 2017/11/2
アストラの力を借りて変身する。
ジード ファイヤーリーダー 2017/11/2
ウルトラマンメビウスと
ゾフィーの力を借りて変身する。
ジード マイティトレッカー 2017/11/30
ウルトラマンコスモス ルナモードの力を借りて変身する。
ゼロとベリアルの全スタイルは、
白抜き画像の館で、後日行う予定です。