『最後のジェダイ』支持率トラップ【歳末号外③】 | アディクトリポート

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昨日(【歳末号外②】『最後のジェダイ』をグラフで読み解く )の続き。

ついでに同記事は、

なんで今頃(6)『フォースの覚醒』

でもありました。

 

とくてん

『フォースの覚醒』(スター・ウォーズ エピソード7)は、

トマトメーター(作品支持率)で、

プロの評論家が93%、一般観客が89%と、おおむね高評価。

 

しかしオリジナル三部作のSW

『エピソード4 新たなる希望』(1977)

っっっj

『エピソード5 帝国の逆襲』(1980)

741

『エピソード6 ジェダイの帰還』(1983)なら、

jedai

何度見かえしても面白く興味が尽きない、

まさに“不朽の名作”なのに、

『フォースの覚醒』は昨今のアメリカTVドラマをまねて、

観客(視聴者)の興味関心を、

ひたすら次回作へと先送りしてしまった。

 

かように、

何度も見かえす“反芻(はんすう)”を全く考慮しないってことは、

映画を単なる消耗品(=一時期だけ有効な金儲けの手段)と割り切っている

としか思えない。

 

テレビ放送・吹替版の『フォースの覚醒』を見て、

ところどころ「まどろんだ」ことに、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-xz

※画像はイメージです。

「いよいよオレも老いの極みか」

とガクゼンとしたが、

12/18深夜→早朝に放送された

スピルバーグの『未知との遭遇 デジタル特別版』は、

画面に思わず見入ってしまい、

ひとときも眠くならなかったんだから、

やっぱり映画の方に原因があると思うよ。

 

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自分の『フォースの覚醒』への不適応は、

時代についていけなくなったからかと心配したが、

どっこい、

この作品の徹底したダメダメさには、多くの人が気付いていた

 

たとえば、YouTubeのレビュー動画で、

“SUCKS”(サイテー)“RANT”(酷評)タイトルがこぞって指摘していたのは、

『フォースの覚醒』は、

『新たなる希望』の

こらーじ

単純な焼き直しだと言うこと。

 

これからの連想で、

『最後のジェダイ』は『帝国の逆襲』の焼き直しになるのでは

と危惧されたが、

(以下プチネタバレ=赤字表示)

実際は『帝国』だけでなく、

すたいるb

『ジェダイの帰還』もたっぷり焼き直されていた。

かずひこ

 

日本では酷評動画というのはあまり見あたらず、

イロイロと問題ありの、
Yahoo!映画レビューの
『フォースの覚醒』低評価が、

ズバリと本質をついていた。

 

要約すると、

旧三部作で、

ルークをはじめ、反乱軍の多くが命をかけて、

悪の帝国から取り戻した自由を、

無駄にしてしまう失礼な筋立て。

 

これを読んだ時は、まさにそのとおりだと感じたし、

先日のテレビ放送での『ジェダイの帰還』再視聴でも、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-da

「こんなに苦悩したルークなのに、彼の苦労は『フォースの覚醒』ですっかり水の泡だよな」

と気の毒になった。

 

2012年にルーカスフィルムがディズニーに買収され、

ジョージ・ルーカスは創作顧問にとどまり、

新三部作(『エピソード7/8/9』)の原案を提出したが、

この案は新社長のキャスリーン・ケネディに却下され、

kenedexi

ジョージは新体制と袂(たもと)を別つことになった。

 

新体制は、

SW復活のファン熱望に応えたつもりが、

さほど支持を得られなかった新三部作(『エピソード1/2/3』)を
とり
くり返す愚は避けようと肝に銘じていた。

 

エピソード1〜3の問題は、

平時の小国(惑星ナブー)内の地域紛争が『1』

クローン戦争の勃発が『2』

『3』でようやく、戦時中を描くというまだるっこしさ。

 

ところがジョージは、

『7/8/9』でも、同じことをくり返すつもりだった。

 

「だからあいつはダメなんだ。

スターウォーズが戦時中を描かなくてどうする!」

と、『7』からすでに戦時中という強引でフシギな無理やり設定。

 

それでも『7』が好評だったのは、

「もう、エピソード1〜3の亀の歩みはまっぴら」

というファンの心理をスカッとさせたからかも。

 

ようやく『最後のジェダイ』に立ち帰ると、

『フォースの覚醒』の手抜き工事ぶりと比べれば、

工夫もたっぷり、サービス精神にあふれ、

力作なのは間違いないので、

トマトメーターのプロ評論家の高支持率93%は頷けるが、

なんで一般客の支持が56%なんて低いのか?

『フォースの覚醒』がプロ支持率93%、一般観客の89%

『ローグ・ワン』はプロが85%、一般が87%だったのに。

 

これはいわゆる、『ローグ・ワン』ショックというヤツで、

YouTube動画レビューでも、

『最後のジェダイ』を高評価(Aマイナス)の人は、

『ローグ・ワン』の評価が低く(B)、

反対に『ローグ・ワン』を絶賛(Awesometacular=オーサムタキュラー:最高位の新造語)だった人は、

『最後のジェダイ』は、あまりお気に召さなかったらしい。

 

そろそろかいつまんで、真相を暴露すれば、

前回記事で、

すっかりネット評の時代に様変わりし、

評論家に先に見せれば悪評フンプン、

興行に深刻な影響を与えかねないため、

あるいは、

新体制でのSW(2015年以降)に、

トマトメーターは敵ではない

——としたが、

ディズニーがそういう状況を意識操作、情報操作、印象操作するため、

プロ評論家を買収していたのではないか。

 

つまり、

悪評フンプンじゃ、

もろに客の入りに影響が出るなら、

逆に好評で埋め尽くせばいいじゃん。

 

『フォースの覚醒』以降のSWに、

トマトメーターが敵じゃない状態を維持すりゃいいじゃん。

という、実に薄汚く安直な発想である。

 

情報工作はそれだけにとどまらず、

さらにディズニー陣営の
in

↑マーベルアメコミ資産の宿敵、

↓DCアメコミ映画の低支持率も、

金で買っていたとしたら?

 

『バットマンvsスーパーマン』の27%
あああ

『スーサイド・スクワッド』の26%

あやしまれないように、

『ワンダーウーマン』で、さすがに92%まで盛りかえしながらも、

 

『ジャスティス・リーグ』で、

またしてもプロの支持率は40%と、DC組を失意のどん底に突き落とし、

これが功を奏して、

『ジャスティス・リーグ』の興行が不振に終わったとしたら?

 

 

というわけで、

私はトマトメーターのプロ評論家の支持率は、信用しなくなりました。

 

ディズニー、こわすぎ!

mikku

 

以上、真冬のホラーでした!

 

 

みにー