X-MEN: アポカリプス | アディクトリポート

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真実をリポート Addictoe Report

4月から55歳なので、イオンシネマならいつでも1100円。

とりあえず、8月13日の土曜日に、2D通常版を鑑賞。

X-MEN: アポカリプス
fffff

今回ばかりは、予告も見ず、
2ヶ月前に公開されたアメリカのレビュー動画も、
つぶさに見なくて正解だった。

11111

予告には、本編を見る前に見てはいけない(知らない方がいい)ストーリー展開の一部が映ってるし、日本で公開直前に流れたテレビスポットだって、「そこを見せるのはルール違反じゃないか」って気がした。

すと^ぉ

それに加えて、
レビューの方はどのみち、わかってなくて、的外れなものが大半だ。

ダメ監督の見本、ザック・スナイダーの『バットマン vs スーパーマン』を、
いks
どこかしらでも評価する声には、
「つくづくわかってないな」
と感じたが、
『X-MEN: アポカリプス』の評価が低い層には、
「映画のどこを見て評価しとんねん」
と、果たして批評や評論をよそさまに見ていただく価値があるのかすら疑問に感じる。

さすがに、『GODZILLA』


『フォースの覚醒』


『バットマン vs スーパーマン』

に見受けた、
RANT(ひたすらダメ出し)、SUCKS(サイテー)動画は見かけないので、
わざわざ我こそはとYouTubeに動画をアップするだけのことはある。

だが一方で、
動画レビュー以前の文章主体のレビューを生業なりわいとしていた、
プロのはずの批評家(評論家とは言わない)がブレまくってて、ひどい。

『バットマン vs スーパーマン』の時は、
あああ
一般が「わかってないな」で、
批評家が「見抜いてんじゃん」だったが、
今回は、
はいぽ
一般に輪をかけて、批評家の方が
「なにもわかっとらんじゃないか」
とガクゼン。

自分で批評家と名乗ればそれで成立、
ネット時代前は、相手を評するだけで、
自分の批評眼を問われることはなかったからね。

娯楽映画の世界は、真実を伝えようとしない場合もあって、
商売優先で、色々と小細工をしてくるが、
そういう作り手の欺瞞にひとたび気づけば、
呑気にダマされていた頃に意識が戻るはずがない。

だけどそこに行き着くまでには、
相当の年数がかかるし、
作り手の視点を身につけない限り、
見抜けずに終わる場合だってある。

というあたりまで、
55歳にしてさすがに行き着いた自分としては、
ハンガー・ゲーム』は全作、心があったし、
ゆみ
猿の惑星:創世記(ジェネシス) 』(2011)も、
れいぞうこ
猿の惑星:新世紀(ライジング)』(2014)も、
ffff
ノア 約束の舟』(2014)も、
っっっっx
世評の低さなんて、どうでもいい。
私の中では名作だし、
トロン:レガシー』(2010)も、
ふう
に
いち
ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015)
はんこう
けっぱ
も、しっかり感動したよ。

『X−MEN』シリーズは、
『ウルヴァリン: SAMURAI』(2013)だけ未見。

再起動の『X-MEN ファースト・ジェネレーション』(2011)
erikku
kuro
misutexi0-ku

X-MEN: フューチャー&パスト』(2014)
suynr
なzg

——の2本には、ひたすら満足、納得、感心だったため、
公開されれば必ず観ると決めていた、
この『アポカリプス』
さて、私の感想は?

じーん

いやー、満足満足、大満足。
ひさしぶりに、自然に笑って存分に楽しみ、
納得して映画館を出ましたよ。

くいっく

評価ポイント
心がある。

なんか、そろそろシリーズの次でもやるか
って感じで、
必然性もないのに、むりやり作ってる映画が多すぎる。

堅調のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)だって、
不発のやつもけっこうあるし、
成功作、ヒット作でも、個人的にはさっぱり感心しないものもある。

MCUっていやあ、エンドクレジットの後の
おまけ映像が雑だよね。

「アベンジャーズ」と、『ウルトロン』(未見)のラストに出て来た、
サノスとかいうやつ、いつ本編に出て来るんだよ!


日本でも、『海猿 ウミザル』の1作目(2004)ラストで、
東京湾の深夜の客船だかの事故が出て来たけど、
2作目『LIMIT OF LOVE 海猿』(2006)のフェリー事故は関係なかった。

もっとも、『フューチャー&パスト』のラストについてた、
『アポカリプス』につながるチラ見せのアポカリプスはてっきり女性だと思ってたし※
ブレンダン・ペダー(Brendan Pedder)という、当時18歳の、カナダ、モントリオール在住の男性俳優だった。
てっきり
※黙示録の四騎士も、いざ本編では、馬に乗ってはいなかった。

『スター・ウォーズ』が4・5・6話を先にやって、
1・2・3話と続けたみたいに、
単に前日談を埋めていく作業だと思ってたので、
なんで唐突に、これまでの話の流れと無縁なものを入れてくんねん?
と思い、それは本編冒頭でも疑問だったが、
映画を見終われば、「そのためだったのか」となるほど納得。

つまり、『ファースト・ジェネレーション』からの3作は、
単に『X-メン』(2000)
2000
『X-MEN2』(2003)
2dayo
につなげる中埋めではなく、
シリーズの基礎を築いたブライアン・シンガー監督が、
スーパーマン リターンズ』(2006)に浮気している間に、
was
『X-MEN: ファイナル ディシジョン』(2006)で、
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ブレット・ラトナー監督によって、
勝手に店じまいされ、
主要キャラで超能力を維持しているのがウルヴァリンだけになってしまい、
おかげで『ウルヴァリン: X-MEN ZERO 』(X-Men Origins: Wolverine) (2009)
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ライアン・レイノルズが演じるデッドプール
=ウェポンイレブン/ウェイド・ウィルソンは、本作が初出。今年2016年のX-MENシリーズ累計9作目の『デッドプール』(これも未見)も、同役を同じ俳優が演じているが、両者は別キャラらしい。


『ファースト・ジェネレーション』公開後でも、まさか
『フューチャー&パスト』で過去と現在がつながるなんて思いもよらず、
孤独路線を続けるしかなかった、
『ウルヴァリン: SAMURAI』 (The Wolverine) (2013)
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と、先細りで自然消滅していった。

フランチャイズ復活のカギは、
同じ過ちをくり返さないこと。

というわけで、『ファイナル ディシジョン』とつながらないように修復作業を行うべく、修正のための要因として、新キャラのアポカリプスが使われた。

ただ、3作目『ファイナル ディシジョン』の自滅展開は、
ブライアン・シンガー自身にも原因があるのでは、という疑惑もある。

サイクロップス役のジェームズ・マースデンを『スーパーマン リターンズ』に引き連れていった余波でスケジュール調整がつかず、
asasa
X-MENのリーダー、サイクロップスの登場シーンが大幅に減り、映画のストーリーにも大きな影響を与えた。

だが、シンガー監督としては、
ブラット・レトナーに忸怩じくじたる思いがあるらしく、
『アポカリプス』にも、そのくだりがしっかりとある。
ネタバレ(赤字部分)
じぇだい
『ジェダイの復讐』(当時邦題・1983)を見終えて映画館を出て来た学園の生徒たちの会話。
「やっぱ『帝国の逆襲』がベストだね」
「でも2作目は、偉大な1作目あってこそだろ」
「とにかくどのシリーズも、3作目はサイテーね」


結局、シリーズの軌道修正と完全修復には、
『ファイナル』の2006年から『アポカリプス』の2016年まで、
たっぷり10年かかったわけ。

『アポカリプス』の改変で、『ファイナル ディシジョン』のこのくだりは、
mini
根こそぎ、“なかったこと”になりました。


誰か一人がぶちこわしたものは、修復にとてつもない労力と時間がかかる。

どこかの国(北朝鮮ではない)の、狂人独裁者に言ってやりたいよ。

cyclops

そんなこんなで、『アポカリプス』には、
シリーズの存続と復活への意気込みや愛、心がひしひしと感じられ、
同じものは『ターミネーター:新起動/ジェニシス』にも『トロン:レガシー』にも、たしかにあった。

論旨が明確で、言いたいことがしっかり伝わる。

ろck

シリーズ物のネックは、過去作を観ていない層は観客として当て込めないことだが、全作みてたにしても、一度きりならつぶさに全てを覚えてるわけなんかなく、
かくいう自分も、CIAのモイラ(ローズ・バーン)については、
日テレ放映版で『ファースト・ジェネレーション』の2回目を見たから覚えてたが、
1回しか見てない『フューチャー&パスト』のクイックシルバーの血縁はすっかり忘れてた。

そこら辺をしっかり押さえて、
セリフやフラッシュバック(回想)できちんと盛り込み、
観客を突き放していない。

すとらいか

無駄なキャラがいない

まかぼい

どうやら『スーサイド・スクワッド』もダメダメらしいDCの低迷と、
マーベルの好調維持を際立たせるため、
『アベンジャーズ』も『X-MEN』もゴッチャに称賛する声もあるが、
それは混同も甚だしい。

かくひ

『アベンジャーズ』路線は、単独ヒーローの映画が濫発気味で、
個々の興行力が弱まったため、
セット売りでお得感を出しており、
いったんこれに手を染めると、
単独ヒーロー映画の力がさらに弱まる危険がある。

なのにDCも『ジャスティス・リーグ』構想に手を出して、
策におぼれて出だしからつまずきながら、
もう後戻りはできなくなった。

一方で「X-MEN」は、はじめから集団ヒーローものだし、
マーベルをディズニーが買収する以前からの、
フォックス製作、配給という体制を崩していない。

フォックスはスター・ウォーズの配給権もディズニーに持って行かれ、
もう一つのマーベル資産、『ファンタスティック4』も大コケし、
もはや「X-MEN」しか残ってない。

と言う事情も手伝い、
『アポカリプス』には無駄なキャラが見あたらず、
全員が待ちの構えでなく、
主体的に行動する。

採点:95点

あとは映画を見ていて気がついた、
そっくりさんを並べて結びとします。

チャールトン・へストンか!
heston
マグニートーがイアン・マッケランからマイケル・ファスベンダーに代わって何が一番大きな変化かと言えば、チャールズ・エグゼビア(ジェームズ・マカヴォイ)より、明らかにマグニートーの方が貫禄のある主役顔だと言うこと。
『アポカリプス』では、ますます往年の大俳優、チャールトン・へストンに風貌が似てきて、ストーリーも影響を受けないわけにはいかなかった。


梶芽衣子ですか?
かじめいこ
サイロックス役のオリヴィア・マンは、母親が中国人。学生時代の専攻は日本語で、日本でのモデル活動歴もあり。

アレク(川崎希の浮気夫)かっ!
aaa
コディ・スミット=マクフィーとか言う人が演じたナイトクローラーは、「仮面ライダーディケイド」(2009)でアマゾン役だった(坂本)エンリケ(2013年2月に「有吉反省会」で「ALEXANDER」=愛称アレクに改名)に通じる風貌。

salio
グロイザーXかっ!
ぐろいざ

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