X-MEN ファースト・ジェネレーション | アディクトリポート

アディクトリポート

真実をリポート Addictoe Report

間もなく公開終了?お見逃しなく!
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-fa-suto
『X-MEN ファースト・ジェネレーション』(2011/原題"X-Men: First Class")

邦題の表記は1作目(2000)のみ『X-メン』(英字とカナ混在)で、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-2000

2作目以降は『X-MEN』(英字のみ)。
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-2dayo
『X-MEN2』(2003/原題"X2")

$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-kari
『X-MEN: ファイナル ディシジョン』(2006/原題" X-Men: The Last Stand")

$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-うる
ウルヴァリン: X-MEN ZERO』(2009/原題" X-Men Origins: Wolverine")
ウルヴァリン:X-MEN ZERO クアドリロジー ブルーレイBOX〔初回生産限定:デジタル・コピー付〕 [Blu-ray]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2010-01-22)
売り上げランキング: 16522


……まず、このこと(1作目のマヌケな邦題)で萎える。

英語は「XMEN」じゃ「クスメン」になっちゃうから、XとMENの間に-(ハイフン)が入ってるけど、
日本語はX(英字)とメン(カナ)で区別がつくから、間の「-」は、いらねえんだよ!

同様にX「-」ウイングとか
オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-やりえく
A「-」ウイングとかも、
オレにやらせろ! 作家浪人Addicto救出プロジェクト-Aちゃん
バッカじゃねえの?
1/72 STARWARS X-ウイング・ファイター
ファインモールド (2001-12-06)
売り上げランキング: 12356


それから、ウ「ィ」ングと、「ィ」を小文字にするのも、どれだけの意味があるのか?
翼を示す日本語は「ウイング」であって、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-ういんぐ
ウ「ィ」ングとやっても、Wingの発音に近づけるわけでもないし。

はっ……話がそれた、

本題の『X-MEN ファースト・ジェネレーション』
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-kuro
おもしろい!
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-erikku
すばらしい!
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-cha-ruzu
見逃さないでよかった。
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-てき
こういう映画こそ、ヒットせにゃいかんよ。
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-ichidou
おわり。
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-norimono
でもいいんだが、
どこが「おもしろく」どこが「すばらしかった」のか。
※以下ネタバレです。鑑賞後にお読みください。
1.思想と主張がしっかりある。
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-misutexi0-ku
ヒーローものの多くが、自分が他の人と異なること、異能者や変種であることに悩み、葛藤する過程を経て、そのことにケリをつけてから前へ踏み出す構造になっており、本作もしっかりそこに押さえが効いて(利いて?)いて、かなり感動。
マジで泣く。

これに比べると、『X-MEN: ファイナル ディシジョン』の結末って、ムチャクチャでしたよ。
プロフェッサーX,ジーン・グレイ、サイクロップスがお亡くなりに。
マグニートーとミスティークは無力化、
ローグはあろうことか、キュア(治療)という薬で、ただの人間に。
そんなのXメン(ミュータントもの)の精神に反するだろ!
ミュータントであることを否定してどうする?

そんなこんなで、本作で(製作陣として)復帰したブライアン・シンガーは、
今回の『ファースト・ジェネレーション』を、自分が監督した1作目と同じ、1944年のポーランドの収容所のシーンで始める一方、
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-ぽーらんど
1962年(キューバ危機)の時点でチャールズ(エグゼビア=プロフェッサーX)が半身不随になり、『ファイナル・ディシジョン』の冒頭、チャールズとエリック(マグニートー)が、二人仲良くジーン・グレイの少女期に面会に行く際に、まだ車いすでなく、自分の足で歩いているという部分が否定されている。

他にもビーストの風貌も若干異なり、
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-びーすと
とにかく『ファイナル・ ディシジョン』は、なかったことにされている。

2.「もし本当にヒーローがいたら」をまじめに考えている。
歴史上の重要な事件やお国の一大事に、ヒーローは何をしていたのか、という疑問に真摯に答え、ごまかさずにまじめに回答を示している。

その姿勢に好感を抱き、激しく同意。

さらに、ヒーローの存在が認知されていない時点では、政府(CIA)がその存在を丸抱えしなければならない、というのも、納得できる展開といえる。

3.そっくりショーに堕していない。

プロフェッサーXもマグニートーもミスティークも、後年を演じた役者とちっとも似ていないが、
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-ろうごく
映画を観ているうちに、そんなことはまるで気にならなくなる。
それだけドラマと俳優の演技に説得力があるということですな。
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-せりぶろ

「そっくりさんに堕さない」という点では、セットやコスチュームも、意図的に当時と当時の映画を再現しながら、レトロで時代遅れな感じに逃げず、当時カッコイイと信じてデザインされた意図通りに、ひたすらカッコイイ!

ところで本項を書く参考に、IMDB(インターネットムービーデータベース)のトリビアや「映画の間違い探し」を参照したが、いろいろ乱暴であてにならない記述が散見された。

たとえば、
*ロッキードSR-71は二人乗りで、それ以外の機体後部はすべてエンジンという構成。
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-きたい
とか、(本作のXジェット原型機は、ブラックバードSR-71の改造で、垂直上昇能力まである、別の機体)
*ブライアン・シンガー監督の『X2』とも矛盾する内容がある
とか、(ポリシーからも、そういうつくりには、なっていないのでは?)
かなり雑だよ。

※ネタバレおわり。

アメリカ本国ではまだ8位あたりなのに、日本ではベスト10圏外に脱落。
15日で終映のところも多いみたいなので、ぜひ間に合ってご覧ください。