Yウイングのルーツを探る〈その1〉 | アディクトリポート

アディクトリポート

真実をリポート Addictoe Report

テーマがSWなら、
次はバンダイプラモの〈その2〉で、
Xウイングに続いて、
dada
ダース・ベイダー専用タイのはずが、

スターウォーズ 1/72 タイ・アドバンストx1
バンダイ (2014-11-22)
売り上げランキング: 302

本日のお題は、なぜかYウイング。

1/72 スター・ウォーズ Y-ウィング
ファインモールド (2007-07-12)
売り上げランキング: 13,878

↓Yウイングって、
ぽぽぽ
↑この2つのトイビークル(乗物)を、ニコイチしたみたいですね。

この2つは何かというと、
ミクロマン1976年第2四半期(春)の、
スパイマジシャンのスパイカー、
マリンコンドル(右)とシースパイダー(左)で、
iuiu
マリンコンドルは提携先のミゴ(メゴ=Mego)社で、
ミクロマンの海外ブランド「マイクロノーツ」(Micronauts)商品、
アクアトロン(Aquatron)という名称で、
1976年に成型色替えで発売された。

Mego 8
Benjamin Halcomb
Twomorrows Pub
売り上げランキング: 1,098,082

では実際に、この2つのミクロマンメカが、
Yウイングに影響を与えたのかを探ってみよう。

Yウイングのデザイン発案者は、
コリン・キャントウェル。

↓2014年11月公開のインタビューによれば、

●キャントウェルをルーカスに引き合わせたのは、ハル・バーウッド
ラルフ・マクォーリーとほぼ同時期に、SWに参加。
●二人のデザイン作業は並行していて、マクォーリーが平面を、キャントウェルが立体検討モデルを同時に進行させた。
——とのこと。

ルーカスにYウイングのプロトタイプ(検討用モデル)を示している、
↓この写真と、
みっj
↑現存する検討モデルの実物では、
機首先端から取り払われているが、
↓完成直後の資料写真では、
さん
レーザーの砲身群が突き出していて、
↓同じ頃描かれた、マクォーリーのプロダクションペインティングでも同様。
すかうと

でもって、
↓このプロトタイプは、マリンコンドルにもシースパイダーにも、
うさ
機体の基本構造はともかく、ユニットごとの形状にほとんど類似性がない。

それもそのはず。
スパイマジシャンのスパイカー発売は、1976年の春
まじ

一方SWは、1976年の3月22日から撮影開始。
デザイン作業は1975年中には完成していた。

というわけで、1975年には存在しなかったスパイカーが、
キャントウェルの検討モデルに影響を与えるわけがない。

ただし、
↓ガンナーシート(砲座)を覆うドーム状キャノピーは、
sasa
↑ミクロマン支援ビークルの一つと、共通性がありまくり。
おまけに、コクピットモジュール後方には、X型の翼まで!
ekusu

もっともXウイングの発案者はジョージ・ルーカスだから、
翼の形が似ているのは、偶然に過ぎないが。
↓ルーカス直筆の、登場メカのデザイン案。
こんぽ
↑今年2014年11月のキャントウェルへのインタビューによれば、このスケッチはキャントウェルは見たことがないとのこと。



ではこのミクロマン支援ビークルは何?

ってところで、つづく。

↓予告映像。
sasa

ミクロマンクロニクル―SINCE 1974~2004
ミクロマン研究所
ジャイブ
売り上げランキング: 1,083,911