(以下転載・一部編集)
「宇宙戦艦ヤマト」33年ぶりTV新シリーズ放映
激戦日曜日で勝負
人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の新シリーズが33年ぶりにテレビで放送される。
4月からTBS系でスタートする「宇宙戦艦ヤマト2199」(日曜後5:00)で、1974年10月~75年3月に放送された「宇宙戦艦ヤマト」のリメイク。艦長の沖田十三、戦術長の古代進、船務長の森雪らおなじみのキャラクターに加え、女性パイロットや負傷したクルーの手当てを行う女性士官など新たな登場人物も多く出てくる。
「ヤマト」シリーズのプロデューサーを務めた故西崎義展氏を原作者に、イラストレーターの出渕裕氏を総監督としたスタッフが“平成版”としてイラストもストーリーも作成。昨年4月から全国10カ所の映画館で先行上映したところ、大きな反響があり、TBS系列でのテレビ放送が実現した。
お茶の間により楽しんでもらうため、新たなイラストを加えるなど検討している。制作担当者は「今回は今の時代を反映して、乗組員の過重労働にならないように仕事を交代するシーンや、それぞれのキャラクターが抱える生活や過去などを掘り下げています」と話している。
ヤマトのテレビアニメは74年の作品のほか、78年と80年に放送を開始した3シリーズがある。映画は77年に興収21億円のヒットとなった作品をはじめ、アニメが5本あり、10年にはSMAPの木村拓哉(40)と黒木メイサ(24)が出演した実写映画が公開され、話題となった。
新作ヤマトが新たに走り出すのはアニメが激戦の日曜日。フジテレビの「サザエさん」「ちびまる子ちゃん」、「ワンピース」、テレビ朝日系「プリキュア」シリーズなど人気作品がひしめく。
TBS系では08年4月の改編で、それまで土曜午後6時だったアニメ枠を移行しており、同局関係者は「日曜午後5時のアニメ枠の存在感を示したい。知名度抜群のヤマトで盛り上げたい」と期待している。
なるほどね。
そもそも「復活篇」とほぼ同時で企画が進行していた「2199」が、キムタク実写版にさえ追い越され、なのに昨年、いきなり具体化したのはなぜかというと、『機動戦士ガンダムAGE』の圧倒的な不振から、急遽これに代わる商売のコマが必要になったためとウワサされている。
結局「2199」は、OVAから限定劇場公開と次第に昇格していき、「AGE」の放送枠におさまる形に落ち着いたんだから、そのこと自体は喜ばしい。
それに4月からは毎週タダで見られるんなら、ことさら文句もないんじゃないでしょうかね。
それから、ここ半年あまり、諸事情で「ヤマト」から距離を置いてたために、
誤報がそのままになっているので、ついでにここで訂正。
この記事で、「2199」のデスラーにはモデルがいると報じたが、
キャラクターデザイン担当の結城信輝氏が、「偶然の一致」と、公式にこれを否定している。
※現在、この情報の英文元記事は抹消されています。
で、ここからは少し話が変わって、内容的にはこれの続き。
「ヤマト2199」を部分的にかいま見るにつけ、
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「なんだかなあ」と思わされるのは、
既存の部分の化粧直しはさすがに鮮やか、お見事だけど、
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新しく足した要素が、ことごとく思慮が足らずに、真実味や説得力に欠けること。
言葉を換えれば、
老朽化した木造か煉瓦造りの建物を解体して、
新しい鉄筋コンクリート製のビルに建て直すことになり、
それ自体は順調に行ったけれども、
付随して別館も隣に建てる必要が生じて、
急遽出来上がったその別館が、
いかにも安普請の掘っ立て小屋だった
----みたいな。
これは「ヱヴァ」でもちょっと感じたが、アニメや娯楽作品を免罪符に、現実社会と接点のない夢物語や絵空事で済ませられたのは、せいぜい3・11の前までで、ましてや「ヤマト」が扱うテーマは、大災厄や人類滅亡なんだから、今このご時世でこそ、もっと真に迫っていいはずなのに、どうにも白々しいこと、このうえない。
視点が明後日(あさって)の方を向いちゃってるし、深い洞察力なんてどこへやら、ヘタにいじくればいじくるほど、作り手の浅はかさが露呈してしまう。
長年その業界にいるってだけじゃ、適任だとは限らない。
というより、世間でそれぞれの役職に、本当にふさわしい人がその任に就いている例なんて、ほとんどないんじゃないの?
だからあちこち、ひび割れやほころびが生じまくりなのが、今の日本ではないかと思われ。
たとえば未来を描くなら、出てくるクルマのドアの開き方一つ取っても、見直さなければならない時代に、我々は生きている。
↑こちらの動画は、2011年11月10日に公開されたが、
いわゆる「業界」のメカデザイナーで、何人がこの情報を手にしているか?
さらに驚くべきは、
↓こちらの動画の公開日は、
2007年12月17日、つまり今から、まるまる5年以上も前なんである。
「わかった、わかった。
あんたはエライよ。
自分は5年も前から気づいてましたって、いばりたいだけなんだろ?」
と思われるかも知れないが、実はそうではなく、
私がこの新しいドアの開閉機構の動画を知ったのも、人づてだった。
当時はまだミクシィ全盛で、マイミクの一人が紹介してたんだけど、
それがなんと、
「エッ、どうしてこの人が?」
と、失礼ながら思わずにはいられない、私とほぼ同年代、2つか3つ年上だから、2007年当時は50歳少し手前の、一般家庭の主婦だった!
つまり情報や感性のアンテナの張り巡らせ方という一点においては、その家庭のオバハン(失礼)の方が、並み居るメカデザイナーよりも上手だったわけで、もしかしたらこの方面(インダストリアルデザイン)の適性が、その一主婦の中に眠ったままなのかも知れないわけなんですよ、奥さん!
願わくは、その人の適性にかなった仕事、その人にとっての天職に、誰もが就くことができる理想社会が訪れますように。