説明しよう!/『帝国』の皇帝の変遷 | アディクトリポート

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それで?
だから?
って人が多いでしょうね。

本ブログで何回か取り上げてきた、
紹介1回目
紹介2回目
紹介3回目
紹介4回目
エディワンのRevisited(再訪)シリーズの問題は、
*改変点が細かすぎ、マニアックすぎて、わかりにくい。
*手際が良すぎて、どこをどう直したのか、元がどうだったのかが、わからない。
----と言ったところでしょうか。

で、このシーン、元々の1980年の『帝国の逆襲』(エピソード5)オリジナルバージョンがこちら。

皇帝初登場の場面はここだけだったので、3年後の『ジェダイの帰還(復讐)』のように、きちんとした俳優をあてがわず、仮置きの姿と声で切り抜けた。
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-くくく
見ようによってはゴーグルのようにも写る、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-ごーぐる
目の周りの肉ヒダの特殊メイクを施し、その目の部分に人間離れした不気味さを加えるために、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-ちんぷ
チンパンジーの目を合成している。

さて、この時の声を演じたのはクライヴ・レヴィルだが、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-れう゛ぃる
「カーシュナー監督から、 "A Fine Madness"(上質な狂気)というタイトルの仕事を依頼された。電話で彼が言うには、『こっちに来て、読んでもらいたいセリフがあるんだ』とのことで、その日ヒマだった私は、録音ステージに立ち寄った。短い映像をいくつか見せられて、力を込めて、気張った感じでセリフを言うようにと頼まれたから、セリフを読み通して、言われた通りにやってみた。それがいじくり回されて劇中の完成版になって……ファンレターをたくさんもらうことに繋がったんだ」
—— スター・ウォーズ・インサイダー49号 (2000年5-6月号)


姿(顔)を演じたのは、女性だと言うことは、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-bts
映画『帝国』(1980)公開当時から、とくに日本ではよく知られていた。

当時、「特撮」と呼ばれていた技法を、「SFX」と呼び変えた先駆者、中子真治氏が、たしか「ホットドッグプレス」かのコラムで発表していたから。

で、誰もが老女が演じていたと思ってたけど、実はメイクアップアーティストのリック・ベイカーの当時の奥さん、イレーヌ(エレイン)・ベイカー(Elaine Baker)だったと、この記事を書くために、ようやく知った。

この奥さん、ダンナの仕事をよくわかった、ノリのいい人だったみたい。
オレたちがやる! 作家集団Addictoeデビュープロジェクト-harouin
↑左がイレーヌ、右がリック・ベイカー。
詳しくはこちら

で、『ジェダイ』(1983)で皇帝役がイアン・マクダーミド(当時は「マクダイアミッド」表記)に決まり、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-ひとつ

16年後のシリーズ再開でも、マクダーミドが同じ役(前身のパルパティーン議員→議長)に決まったので、
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-ぱる
↑『エピソード1』(1999)
$作家集団Addictoe オフィシャルブログ-みせ
↑『エピソード2』(2002)
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-さん
↑『エピソード3』(2005)
2005年の最終作、『エピソード3 シスの復讐』で、
作家集団Addictoe オフィシャルブログ-くとう
銀河皇帝と同じ、奇怪な風貌になり果てるので、
撮影中に追加でこのシーンも撮り足し、
2004年のDVDから差し替えられた。

その際に、セリフも若干変更されている。

しかしこのパルパティーン、『ジェダイ』の面長から、かなり丸顔になった印象。

だからエディワンは、そこにこだわって直したわけで、こちらがその比較映像。


こうして並べると、ようやく違いがわかるんですけどね。

ご苦労様でした。

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