エピック ON 銀幕
スーパー戦隊の対決・共演ものとして、
いつもどおりのパターンで、
可もなく不可もなく。
東映の恒例季節路線は、
本来のテレビ番組を見ていない人は、
観客として想定されておらず、
見ても何が何だかさっぱりわからず、
のっぺりした仮面の芝居が延々と続くと、
いちじるしく興味をそがれ、
どうでもよくなって、半分くらい寝てしまいましたとさ。
だけど観客動員では、今週の３位、これより上は、
２位の「僕と妻の1778の物語」と、
１位の「ソーシャル・ネットワーク」だけ。
観客層を思い切り絞り込み、割安価格（大人一般1200円）で、超期間限定でもこれだけの動員を獲得できるとは、立派。
東映の貴重な稼ぎ組として機能している。
とはいえ、昨今のデジカメ撮影の過剰な色乗りと、実物とはたぶん異なる赤や肌の色とか。
意図的に選ばれてはいるにせよ、演者の顔つきが皆似たり寄ったりに「平準化」されていると、
これで本当にいいのか……という気がしないでもない。
まあ、戦隊シリーズという捨て駒を、立派な興行に昇格させたことに、「これ以上」を求めるべくもないってことは、わかってますけど。
しつこいけど、戦隊ものは、いつのまにか10年ぐらい前の作品になってしまった、これがやっぱりピークだったと思う。
『忍風戦隊ハリケンジャー シュシュッと THE MOVIE』（2002年8月17日公開）
だってテレビシリーズを全く見てなくても、この映画版はえらく気に入り、今でも印象に残ってるから。
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