奨学金のご支援、ありがとうございます!
みなさま、こんにちは
フィリピン事務局のまきです
7月も半分が過ぎてしまいましたね
こちらに来てからは毎日が夏なので、
季節の感覚を忘れてしまいそうになりますが、
日本ではそろそろ梅雨明けが近い頃でしょうか
さて、先月新学期が始まったことをお伝えしましたが、
ACTIONでは今年度から、
Growing People's Will(GPW)という
奨学金支援を行っている団体を通じて、
6人のストリートチルドレンの奨学支援が始まりました
今回はその6人の奨学生とGPWの活動について
ご紹介させていただきます
GPWは、スタッフのみなさまが
Thanks(感謝)・Growth(成長)・Peace(平和)の
3つの想いを込めて立ち上げ、
2009年より活動を行っているNGO団体です
オリジナルTシャツの売上の一部を使って、
現在、パキスタン・ミャンマー・フィリピンの子どもたちに対して、
学校へ行けるように支援をしてくださっています
GPWのHPはこちら→http://www.gpw39.net/index.html
ACTIONとも縁があり、今年度から
TATAGが支援を行っている
地域やストリートの中から
6人の子どもたちが選ばれ、
支援していただけることになりました
選ばれた6人の子どもたち
Precious(プレシャス) QM(キューエム)
Jorunalyn(ジョルナリン) Cristy(クリスティ)
Carlota(カルロータ) Rowenalyn(ロウェナリン)
スカベンジャー(ゴミの中から使えるものを拾って換金し、
そのお金で生活をしている人々)が多く住む地域で生活をしている、
兄弟が多いなど、どの子の家庭も貧しい状態にあります
そのため、今回の奨学支援の話が決まったときには、
子どもたちはもちろんですが、
説明を受けたお母さんたちもとっても嬉しそうな、
そしてちょっと安心したような表情を
見せていたのが印象的でした
説明を聞きにきたジョルナリンと彼女のご両親
そして、新学期が始まる前にはこの6人の子どもたちにも
学用品・バッグ・制服などが配られました
また、通学用の靴は自分の足に合ったものでないといけないので、
みんなでマーケットの近くの靴屋さんに買いに行きました
いつになく真剣な表情のQM
好きなデザインを選んだ後は試着して自分に合ったサイズを選びます
ジャスミンに試着を手伝ってもらうクリスティ
買い物をするときって性格が出ますよね
この日、誰よりも早く決めていたのはQM
何事も直感で決めるタイプなのでしょうか・・・
逆に最後まで悩んでいたのはプレシャスとクリスティ
付き添いのジャスミンに最後はカウントダウンされていました(笑)
フィリピンは雨季にたくさんの雨が降るため、
歩いて通う子どもたちにとっては傘も必需品
雨季と同時に始まった新学期ですが、
傘があるおかげで安心して通学ができます
「学校にきちんと行けるように支援してくださり、ありがとうございます」
「学校の文房具ももらえるので、これからは心配しなくてすみます」
「買ってもらったものを大切に使います」
「家族のために、将来の夢を叶えられるように頑張ります」
これらは、子どもたちからスポンサーの方々へのメッセージです
子どもたちの夢やメッセージはGPWのHPでも紹介されています
ぜひ、こちらのURLからご覧ください→http://www.gpw39.net/students.html
受け取った制服を着て記念撮影傘もしっかり持っています
GPWのスタッフのみなさま、
スポンサーのみなさまのおかげで、
この6人の子どもたちは自分の夢に挑戦するためのチャンス、
それも大きなチャンスを手にすることができました
このチャンスをどう自分の人生に生かすかは自分次第です
まずは、学校にきちんと通い、
クラスメートと一緒にたくさんのことを学び、
成長していってほしいと思います
GPWのスタッフのみなさま、スポンサーのみなさま、
温かいご支援をありがとうございます
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします
フィリピン事務局
戸塚 真希
ニニョスっ子たちの高校
みなさんこんにちわ
先日のブログで、こちらに来てもう5カ月経つとお伝えしましたが、
そろそろ日本食が恋しくなったユイです
土日は割と料理をしているのですが、それでも最近はキノコ類、豆腐、
そしてラーメンが恋しいです
日本では、2日に1回は必ずラーメンを食べていた程のラーメン通です
さて、今回は、シャーウィン、アラン、リチャード、ジュリアン、MJ、メリッサの通う
高校へお邪魔してきたときのことをお伝えしたいと思います
左から、リチャード、ジュリアン、MJ
彼女たちは、オロンガポにあるパブリックマーケットから、歩いて10分程の
「Olongapo City National High School (通称OCNHS)」
というところへ通っています
授業の時間は日によって午前と午後のときがあります
よく、パブリックマーケットからシティーモールというショッピングモールまで
歩いて散歩をするのですが、かなりの頻度で彼女たちと会います
一つ目の高校の校門(まだ校門はあるみたいですが、ここはメインの校門)
さあ、学校に潜入です
と、思いきや、まずは中にいる怖そうなガードマンさんたちに事情説明
すると、「入ることも、写真撮影もダメです」と、
入ることすら許してもらえませんでした
いくら説明してもわかってもらえず、私はもう諦めようと思ったのですが、
一緒に付き添ってくれたここの高校の卒業生の友達は、だいぶ不満そうでした
でも、安易に入れる高校のほうが怖いので、
みんながここに通えていることで少し安心しました
私たちが帰ろうとすると、学校に入ってくる一人の男性が…
彼は、この学校の警備全体をしている方のようで、もう一度この方に説明したところ、
「いいよでも、写真は、彼女たちのクラスの先生に
聞いてもらわないとわからないから、それは確認してみて」と言われ、
中に入ることができました
高校は、本当に広くて、方向音痴の方はすぐ迷うだろうなと思いました
教室は、高校というより大学並みにたくさんありました
そして、たどり着いたのは、特別クラスのようなところです
クラスメートは、30人ほどいました
ここのクラスの責任者の方がたまたま欠席だったので、副責任者の方と話したところ
「写真は撮っても大丈夫だと思うんだけど、上に聞かないといけないから、
責任者がいるときにもう一度来てくれる」と言われました
最初は、とっても堅苦しかった副責任者の方も、
こういう来客には警戒しているだけで、いろいろ世間話もしたら、
とても優しくて、子どもたちのことを第一に考えている先生でした
帰るときにはこの副責任者の方と本当に仲良くなり、
「今回はごめんねでも絶対戻ってきてね」とおっしゃってくださいました
今回は、校内や彼女たちの写真を撮ることはできませんでしたが、
今度はぜひこのクラスの責任者のかたとお話しをしたいと思いました
その方も、きっと優しさに溢れているような方なのだと思います
安易に入れなかったことや、写真を撮れなかったことは残念ですが、
私たちのような来客に対して厳しい対応をしたときは、
「しっかりしている高校だな」と感じましたし、何よりも仲良くなって話しをすると、
本当に子どもたちが大好きで、彼らを大切にしてくれていることが伝わりました
今回は撮影不可のせいで写真をお届けすることはできませんでしたが、
もし可能であれば、今度は真面目に、そして楽しそうに授業をしている
6人の姿をお伝えしたいと思います
みんな、これからも勉強頑張ってね
フィリピン事務局
赤石ゆい
ニニョスっ子の夜
みなさんこんにちわ
7月の半ばといったら、日本の学生さんはテストやレポートの真っただ中でしょうか
こちらは、8月から始まるキャンプやスタディーツアーに向けて、
着々と準備が進んでいます
まだまだ参加者募集中です
ぜひぜひ参加してみてください
さて、今回のブログは、夜のニニョスの風景をお伝えします
ニニョスへ久しぶりにお泊りさせていただいたのですが、
子どもたちは寝るのは早かったですし、次の日起きるのもとても早くて、
この生活を見習わなければいけないなと感じました
私は、子どもたちが夕食を終えたころにセンターへ着きました
ニニョス犬にエサをあげているシャーウィン
この写真では伝わらないかもしれないですが、
マークはMJをあおりながらお皿洗いをしていました
しかも、ものすごいスピードで
洗剤でお皿を洗った後、
それをポンポンMJの目の前にあるタライに投げていました
MJとマーク同様、それを後ろから見ていたニニョスっこたちも、大笑いでした
他の子どもたちはというと
大人の恋愛ドラマを見ていたエース
果たして内容はわかっていたのでしょうか
宿題をするシャーウィン(左)と、ジュリアン(右)
みんなが話しをしている中、アランも宿題をしていました
このように、宿題をしてる子もいれば、話しをしている子、すぐ寝てしまう子、
テレビを見ている子など、様々でした
みんな、明日も学校頑張ってね
最後に、朗報です
ニニョスのアイドルデニースが、少しづつですが、言葉を発するようになりました
「アテ」「バイバイ」など、まだまだ単語ばかりですが、
それでもこちらの言ってることは理解していますし、言葉を話しています
次行った時は、どんな言葉を話してくれるのか、
またもしかしたら会話もできるんじゃないかと、今からワクワクです
このように、日々子どもたちの成長を見ることができるのは、
本当に幸せなことだと思いました
これからも、みんなが元気に楽しく過ごせますように
フィリピン事務局
赤石ゆい