以前の記事でシンガポールで産後に受けられるサービスをご紹介しましたが、
実際に私が産後に受けたサービスをお伝えしたいと思います。
まずは、Confinement Food(産後の回復食)の配達サービスです。
これは中華系の風習がベースになっており、産後すぐから二週間くらいまでの期間に利用されることが多いです。
具体的には、一日に一回、もしくは二回、体の回復を早める食材がふんだんに使われた食事を配達してくれます。
私はThomson Confinement Food Home Deliveryを利用しました。利用したコースはランチとディナーの一日二回で、一週間のコースにしました。
食事の内容としては、ご飯、メインのお料理、副菜(野菜が多かったです)、スープ、そしてデーツのお茶がついてきます。
とてもやさしい味付けの中華料理という感じでした。
値段は張りますが、このサービスを申し込んで本当に良かったと思っています。
産後は想像以上に体へのダメージが大きく、また、赤ちゃんのお世話でいっぱいいっぱいで、他のことがあまり考えられなくなりました。
その中で食事の準備もしなければならないとなると、かなりの負担だったと思います。
栄養バランスがとれた食事を、何も考えずに食べることができて有難かったです。
量は一人分にしては十分すぎる量で、夫と二人で食べて少し足りないかなという感じでした。
次に利用したのは、Prenatal Massage(産褥マッサージ)です。
これは、子宮の戻りを早めたり、悪露が出るのを促す効果が期待できるようです。
私はフリーランスの方に自宅に来ていただいてマッサージを五回受けました。
帝王切開だったため、傷口が完全にふさがった産後三週間から受け始めました。
始めに下腹部(子宮の辺り)をもみほぐし、その後は腕、肩、足、背中と合計一時間のマッサージでした。
初回と二回目は傷口の辺りを触られると、痛みとは違う違和感があり、少し気持ち悪い感じがしました。
セラピストの方曰く、これは帝王切開を経験するとよくあることだそうです。
これ以外はレモングラスのオイルの香りが心地よく、とてもリラックスできました。
効果ですが、産後三週間経っていたからか悪露の量に変化はありませんでしたが、マッサージの後は少し下腹部がすっきりしました。
血行が良くなったことで、マッサージ後は母乳がたくさん出るようになりました。
また、セラピストさんとお話しすることで、少しの間だけ自分だけの時間を持つことができてリフレッシュになりました。
私はこの二つしか利用しませんでしたが、両方とも満足しています。
特に、産褥アマさんを雇わずにシンガポールで出産される方には、Confinement foodはぜひお勧めしたいです。