産後のいわゆる産褥期に、私が体験した体調面、精神面での変化をお伝えしたいと思います。
まずは体調面です。
自宅に戻ってすぐから産後三週間くらいまでは、常に喉が痛く、寒気もしており、風邪をひく直前の感覚がありました。
恐らく免疫力が落ちていたからだと思います。
家の中ではどうにか生活できたものの、産後三週間ごろに外出をした際には、体力が無さ過ぎて外出先で座り込んでしまいました。
何とか自分一人でタクシーを使って少しだけ外出できるようになったのは、産後一か月経ってからでした。
産後すぐに外出できるような気になっていましたが、想像以上に体へのダメージは大きいと感じました。
また、産後二週間くらいまでなぜか右足のみがとても浮腫んでしまいました。
足を高く上げたり、マッサージをすることで徐々に良くなりました。
産前に足が浮腫むのは聞いたことがありましたが、産後も浮腫むとは知らず驚きました。
有難いことに帝王切開の傷跡の痛みはありませんでしたが、傷の周りは痺れているような違和感が強くありました。
このしびれは産後3か月の今でも少しだけ残っています。
次に精神面ですが、自分でコントロールできない大きな気持ちの浮き沈みがありました。
いわゆる産後鬱ではないものの、産後一か月くらいまでは極端な以下のような思考に支配されていました。
- 少しの感情の動きですぐ涙が出てくる
- 夫に子供を取られるのではないか、私は必要ないのではないかという妄想
- 子供をちゃんと育て上げられるのだろうかという不安感
- 毎日のお世話をしっかりとしなければという極度の緊張感
産後はホルモンの急激な変化で、感情の起伏が激しくなると分かってはいたものの想像以上でした。
寝不足もあいまって、些細なことで何度も夫とぶつかりました。
今思えばあの時は異常だったと分かるのですが、コントロールすることは難しかったです。
これからご出産される方は、私のようなケースもあると知っていただいて
少しでも心の準備をしていただければと思います。