シンガポールでの出産費用(実際に払った金額) | シンガポールで不妊治療&妊娠、育児の記録

シンガポールで不妊治療&妊娠、育児の記録

2019年12月からシンガポールで不妊治療を始め、採卵2回、5回目の胚盤胞移植を経て2021年に妊娠することができました。

2022年7月に無事出産し、現在は慣れない育児に追われています。

私の経験が誰かのためになればと思い、ブログに記録を残すことにしました。

出産前の記事でシンガポールでの出産費用の概算をご紹介しましたが、

私が実際に支払った額が確定しましたのでご参考までにお伝えしたいと思います。

 

前提として、私は予定帝王切開(三泊四日)で出産、私立病院の個室を選択しました。

また、有難いことにお産は順調に進んだため、緊急での処置はありませんでした。

 

 

まずは病院に支払った額は、6844.47シンガポールドルでした。

これには、手術(帝王切開)、薬、処置にかかる料金と部屋代、食事代、そして付き添いの人にかかる代金(私の場合は夫が三泊四日同じ病室で寝泊まりしました)が含まれます。

 

この他に、主治医と麻酔医に支払った金額は、7704シンガポールドル(主治医:6313ドル、麻酔医:1391ドル)でした。

 

出産にかかわる費用は総額で14548.47シンガポールドルでした。

 

 

加えて、病院に支払った赤ちゃんに関わる費用は1970.25シンガポールドルで、

保育室の利用、薬、処置代、施設利用代、消耗品代(おむつ、ミルクなど)が含まれています。

これには黄疸の光線療法代も含まれています。

 

また、小児科医の先生へのお支払いは1070シンガポールドルでした。

 

赤ちゃんにかかわる費用は総額で3178.17ドルでした。

 

 

全てを合計すると、17726.64シンガポールとなりました。1シンガポールドルを101円とすると、約179万円です。

前回の見積もりでは、赤ちゃんに関わる費用の部分が抜けていたため、少し驚きの金額となりました....

費用自体も高額ですが、それ以上に円安にびっくりです。まだ80円の感覚が抜けないです。

 

 

今回のお産では、主治医の先生、麻酔医の先生、そして手術室の看護師さんの技術はとても素晴らしいもので、

安心してお産に臨めました。

 

ただ一方で、病室に戻ってからの対応についてはあまり満足できるものではありませんでした。

私が経験したことなので偏った意見かもしれませんが、

一番ストレスがたまったのは、看護師さん毎に指示が違うことでした。
例えば、ある看護師さんから積極的に歩いてね!と声を掛けられたため頑張ってトイレまで歩いたのですが、

その様子を見た他の看護師さんからはなぜ歩くときにナースコールをしないのかと酷く怒られました。

 

他にも、尿検査をするので尿を採取していてくださいと言われ、採取したものの、いつまでたっても集めに来ず、

結局トイレに放置されっぱなしという事がありました。

 

また、いつ赤ちゃんを保育室に戻さなければならないかも、看護師さん毎にいう事が違いました。

全体的に連絡が行き届いていないなという印象でした。

産後で細かなことが気になっていたのかもしれませんが、こういった行き違いがしばしばありました。

ただ、夫もこの対応にイライラしていたので、少なくとも私だけが感じたのではないようです。

 

 

もちろん産院はホテルではなく、看護師さん達もとても忙しいことは重々承知なのですが、

この費用でこの対応なのか…と正直思ってしまいました。