シンガポールでの出産費用 | シンガポールで不妊治療&妊娠、育児の記録

シンガポールで不妊治療&妊娠、育児の記録

2019年12月からシンガポールで不妊治療を始め、採卵2回、5回目の胚盤胞移植を経て2021年に妊娠することができました。

2022年7月に無事出産し、現在は慣れない育児に追われています。

私の経験が誰かのためになればと思い、ブログに記録を残すことにしました。

妊娠20週に入った頃、主治医に産院について聞いてみました。

日本では妊娠が確定したらなるべく早めに予約をしておくと聞いていたので、シンガポールではどうなのだろうと少し気になりました。

 

 

話を聞いたところ、私の主治医がお産を行える産院は2つで、どちらも自宅から車で15分以内の距離でした。特にこだわりはなかったため、以前に子宮鏡検査休日診療でお世話になった産院に決めました。

 

その旨を伝えると、主治医に支払う費用一覧と産院での出産費用の概算表を頂きました。

 

まず、主治医へのお支払いです。

出産そのものにかかる費用

  • 経腟分娩(Normal Vaginal Delivery)は3000シンガポールドル~、帝王切開(Cesarian Section)では4500シンガポールドル~
  • 無痛分娩を選択した場合の麻酔(Labor Epidual)は700シンガポールドル~、帝王切開の麻酔は1150シンガポールドル~

余談ですが、当初無痛分娩を選択して、その後緊急帝王切開になった場合は無痛分娩の麻酔に追加して帝王切開の麻酔の金額がかかるそうです(700+1150シンガポールドル)

また、緊急事態には状態に応じて追加で費用がかかります。

 

出産後~退院までにかかる費用

  • 診察毎に200シンガポールドル~
  • 小児科医(Paediatrician)の診察毎に300シンガポールドル~
無痛の経腟分娩を選択(シンガポールでは主流のようです)し、入院中に主治医が2回診察に来てくれた場合は、およそ4100シンガポールドルが主治医に支払う金額になります。
 
 
 
そして、これに加えて産院への支払いが別途あります。
  • 部屋代(Room Rate)は個室で588.5シンガポールドル、二人部屋で329.56シンガポールドル
  • 施設代 無痛の経腟分娩(Normal Delivery with Epidual)は4529.31シンガポールドル、帝王切開(Caesarean Section with Epidual)は6230.61シンガポールドルです。
  • シンガポールでは、経腟分娩の場合は二泊三日、帝王切開の場合は三泊四日の入院が主流です。
  • これとは別に、家族が病室に宿泊する場合は追加で費用が掛かります。

無痛の経腟分娩で、個室を選択した場合はおよそ5118シンガポールドルとなります。

 

 

主治医と産院への支払いトータルでは、9218ドル(1シンガポールドルが93.85円の場合、日本円で86万5109円)となる計算です。
 
これらの費用は私のクリニックでの概算ですので、公的な病院(KKウイメンズ・アンド・チルドレンズ・ホスピタル(KKH)やシンガポール総合病院(SGH))を選べば、費用は抑えられます。一方で、日本人の方の出産が多い私立の病院(マウントエリザベス、グレニーグルス)ではこの概算よりも費用が掛かります。
 
いずれにしても、日本と比べてしまうとかなり高いですよね。