新しいクリニックで再出発(採卵日当日) | シンガポールで不妊治療&妊娠、育児の記録

シンガポールで不妊治療&妊娠、育児の記録

2019年12月からシンガポールで不妊治療を始め、採卵2回、5回目の胚盤胞移植を経て2021年に妊娠することができました。

2022年7月に無事出産し、現在は慣れない育児に追われています。

私の経験が誰かのためになればと思い、ブログに記録を残すことにしました。

D13の超音波スキャンの結果によって、採卵日はD15に決まりました。D13に排卵を促すためのオビドレル注射を打てば、あとは採卵当日まで注射は無しです。

 

採卵は朝の9時15分開始で、8時15分までにクリニック集合です。到着すると、書類へのサインや夫が採取した精子のサンプル提出等がありました。その後、8時半くらいには休息室に案内され、採卵までの時間を過ごします。

 

以前に通っていたクリニックと違い、このクリニックでは全ての設備が完備されているため、採卵までの流れはとてもスムーズでした。

以前のクリニックでの採卵の様子はこちらで記載した通りなのですが、全ての設備をテナントとして入っている病院から借りなければならないため、集合時間も施術の2時間前と早く、また、別途設備を借りている病院への支払いをしなければなりませんでした(採卵後に休むベット代等)。

これからシンガポールで不妊治療を考えている方がいらっしゃいましたら、クリニックに設備が整っているかどうかが一つの判断基準になるのではないかと思います。

 

 

8時45分くらいに呼ばれ、いよいよ手術室に入りました。ここからの流れは以前の採卵と同じで、静脈麻酔で眠っている間に処置が進みます。

私はこの静脈麻酔がとても苦手で、毎回かなりの痛みを伴います。が、どれだけ痛がっても、まな板の上の鯉状態のため、ただ耐えるしかないのですが。。。。案の定、今回も痛みに耐えていました。麻酔を開始してから10秒ほどして、私は意識を失いました。

目を覚ました時には回復室に既に移された後で、かなりぼんやりとした

状態でした。そこで、10分程度休んだ後、朝に案内された休息室へと運ばれて行きました。

 

驚くことに、採卵後には全く痛みを感じませんでした。これは、前回よりも採卵数が少なかったからなのか、先生の腕が良かったからなのかは分かりませんが、前回の採卵で感じた刺し込むような痛みは全くなく、生理痛かな?くらいの重苦しさ程度でした。

休息室で30分くらい休んだ後、ミロとビスケットを頂きました。余談ですが、シンガポールではなぜか体調が悪いときはミロを飲むというのが一般的です。糖分が取れるからなのでしょうか。。。アメリカでは風邪の時にはコーラを飲むように言われました。お国柄ですかね。

 

さらにそこから30分程度休み、血圧と酸素量のチェックがあった後、帰宅となりました。

全体的には流れはとてもスムーズで、心配事もなく安心して施術を受けることができました。クリニックのスタッフ全員に感謝です。

 

避けては通れないお金の話ですが、

今回の採卵にはパッケージ価格が適用され、Surgeon Feeと顕微授精そして10個以下の卵胞の場合に適用される7599ドルがかかりました。

この他に、私はTime Lapseのオプションを付けたので、プラス1000ドルとなりました。

この他に採卵前の注射代等々がかかりますが、これにはかなりの個人差があると思います。ご参考までに、私の場合は2694ドルでした。

 

正直なところ、日本と比べてしまうとかなり高いと思います。ですが、前のクリニックよりは2割程度安い印象でした。