二度の人工授精失敗を受けて、体外受精を行うこととなりました。まずは採卵です。
そのクリニックで採卵を行うには、一回当たりおよそ20,000シンガポールドルかかると先生から説明を受けました。公立の病院ではもう少し安く（15,000シンガポールドル）受けられるようなので、相場よりは高めの金額ではないかと思います。
当初、値段を聞いた時には驚きましたが、確率の高い方法であることから体外受精を行うことを決意しました。
採卵には色々な方法（ショート法、ロング法等）があると思いますが、私がどの方法であったのかは分かりません。というのも、採卵することが決まってからは先生から方法に対する説明がないままに、自己注射のスケジュールが決まったからです。ご参考までですが、私の自己注射は採卵周期の前周期のＤ２１から採卵日前まで続きました。採卵日辺りにはゴナールＦの自己注射が加わりました。
採卵はそのクリニックが入っている病院の施設を借りて行いました。余談ですが、これはシンガポールの病院ではよくあることで、クリニックは基本的に病院のテナントのようなもので、超音波等の小型の機械しか持っていないことが多いです。レントゲンや内視鏡などの専用の大型の機械を使うような検査や手術は病院の設備を借りることとなります。
採卵当日は、クリニックが入っている病院の日帰り病室を使いました。その病室から手術室に運ばれ、採卵後はまたその病室に戻って休むという流れです。
採卵は麻酔を使ったものでした。先生の話ぶりでは、そのクリニックでは全ての患者さんに麻酔をつかうようでした。採卵している間は眠ってしまっているため痛みはありませんでしたが、目が覚めた直後から生理痛の酷いような痛みがあり、痛み止めをもらいました。
ベッドで3時間ほど休み、クリニックへ処方された薬を取りに行ってその日は無事に終わりました。