今回はコーラスの歌詞の読み方やアレンジの際の使い方について解説していきます。アカペラでのコーラス歌詞は様々なものがあり、間違った歌詞で歌われることもしばしばあります。この記事を通じて正しい知識を身につけましょう。
アカペラについて学びたい人は「練習方法、アレンジ(楽譜の作り方~字ハモなどコーラス・ベースアレンジ方法)、ボイパ、コード理論について学べるアカペラ・パーフェクト・ブック・シリーズ」と併用すると効果的です。
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コーラスの歌詞
歌詞は「シラブル」と呼ばれます。アカペラー中では「スキャット」という用語も頻繁に使われます。
スキャットは本来、楽器の音を声で即興的に模倣する技法ですが、現在では一般化されつつあるので、「シラブル」、「スキャット」どちらの用語も使用して構わないと思います。
正しい用語を使いたい方は「シラブル」を使ってください。
コーラスの歌詞の表記方法と発音方法
アカペラのコーラスの歌詞で一般的なものは以下の通りです。
特に「uh」を「アー」、「oo」を「オー」と間違える方が多いので注意しましょう。コーラスの歌詞はアレンジャーによってさまざまです。
自分が使いやすい、またはグループのメンバーに伝わりやすいものを選びましょう。
「ウー」・・・「Ooo」「oo」「uh」「woo」
「フー」・・・「hoo」「hu」「fu」
「アー」・・・「ah」
「オー」・・・「oh」
「ダー」・・・「da」
「ドゥ」・・・「do」「doo」「du」
「トゥ」・・・「tu」「to」
アカペラパーフェクトブックシリーズではコーラスやベースの歌詞の使い方について解説していますのでご参考ください。
使いどころ
コーラスの歌詞の使いどころは様々です。個人的に思うことをいくつかあげますので参考にしてください。
●最初は「oo」「oh」「ah」といった基本的な歌詞だけを使って曲を作るといい
●Aメロで「oo」を使い、サビで「ah」とすることにより、曲の表現力を高める効果がある
●終わりは「oo」で終わるものが多い
●やたら斬新な歌詞を一曲の中に導入するのでなく、決めの部分だけに使うのがいい
●「oh」より「ho(ホー)」の方が息が混ざって広がりがある
●「ダ行」「バ行」など濁点がつくとリズムが重くなり、コーラスに強さを与える
●「パ行」の半濁点がつくとリズムが軽くなり、コーラスに軽快さを与える
アカペラパーフェクトブックシリーズは、練習方法、楽譜のアレンジ方法、ボイパに至るまで、分かりやすく説明しています。
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