以前、生の鶏肉を使った親子丼を紹介しましたが、今回はさらにお手軽にチキン缶詰を使った親子丼を作ってみます。 山で作るなら、生肉よりも持込が楽だと思います。

材料:
やわらかチキン缶詰、白ネギ1本、玉子、どんぶりの素、ご飯はアウトドアならメスティンで炊きますが、今回は別に炊いておいたご飯を使います。
アウトドア料理研究室-鶏缶詰の親子丼

缶詰の汁も使いたいので、汁の量を量ってみたところ35gでした。

鶏缶詰の親子丼

 このレシピはネギ1本を丸ごと使うので、ネギからかなりの水分が出ます。 なので指定は100mlの水ですが、缶汁と同分量程度の水をいれ、約70ccの水で作ります。

鶏缶詰の親子丼

以前は深型のシェラカップを使いましたが、今回は一般的なスノピのシェラカップで作ってみます。 缶の中身全てと追加した水、どんぶりの素をいれて火にかけます。

鶏缶詰の親子丼

素が溶けたらネギを入れてフタをし、ネギに火を通します。 加減はお好みで。

鶏缶詰の親子丼

100均のラップになるシリコンフタですが、スノピのシェラカップにピッタリです
鶏缶詰の親子丼

この間に玉子とご飯を準備します。 玉子は空き缶を使うと便利です。

鶏缶詰の親子丼


こちらは100円ショップで購入した大型の取って付きボールなのですが、深型シェラカップを買う前はアウトドアの必需品でした。 本日はどんぶり茶碗として使ってみます。

鶏缶詰の親子丼

ネギに火が通り、ご飯の準備もOKなので、玉子を投入します。 フタをして10秒ほど火を通したら最後は余熱で好みの堅さに仕上げます。

鶏缶詰の親子丼

盛りつけて完成です。 空いたシェラカップにお湯を沸かし、松茸のお吸い物を添えてみました。 チキン缶はもも肉なのでパサパサしていなくて、とても美味しくいただきました。

鶏缶詰の親子丼

 ネギはお好みでタマネギに置き換えても良いです。 生肉と違い、缶詰は山への持込も楽だし火を通す心配もいらないので失敗知らずの簡単お手軽メニューだと思います。 もちろん丼なのでガッツリ感も十分です。

1人前の丼を作るのに、シェラカップはとても便利な調理器具です。 今回はゴボウを入れて食感をアップしたネギたっぷりの親子丼を作ってみます。

材料:
ヒガシマル親子丼の素、鶏モモ肉、白ネギ、ゴボウ、玉子
ご飯は別に炊いて準備しておきます。



 ゴボウは水で洗った後、ナイフの背で軽く皮をこすり落とし、水をいれたシェラカップなどに荒めのささがきにしてアク抜きをします。

 鶏肉はカットされている小間切れを使うと便利です。 ネギは小口切りにして切っておきます。 青い部分も中のとろりとした部分を取り除いて細めにカットして少量使います。 青い部分も入れると彩りが良くなりますし、風味もアップします。 ネギはなんと1本丸ごと使っちゃいます。

シェラカップに規定よりも少なめのお湯を沸かし親子丼の素をいれます。 自宅だとめん汁とみりんで作るのですが、山での調理を想定して持ち込みやすそうなインスタントスープを使います。 水を少なくするのはこの後ネギから水分が出てくるからです。

ゴボウと鶏肉を入れてフタをして火を通します。



鶏肉に粗方火が通ったらネギを入れます。 フタをしてネギに軽く火を通します


玉子を割りほぐします。 玉子は5回ほどかき混ぜる程度でOKです



ネギの上に卵を入れたら、空いたシェラカップにご飯を盛ります。 

卵を入れて10秒ほど火を通してご飯に盛りつければ完成です



空いたシェラカップにお湯沸かしてインスタントの味噌汁を作りました


自家製の一味唐辛子などふりかけて、美味しくいただきました。



 最近チキンライスは炒めて作る物よりも炊き込んで作るタイプの方を気に入ってます。 この方法は山でも炊いてから炒めるという2度手間も無く、便利で美味しい調理法だと思います。 玉子を持ち込むのが面倒ならチキンライスだけでも十分満足出来ると思います。



材料:
お米、ケチャップ、無塩トマトジュース、カットバター、コンソメの素、玉子2個、塩、コショウ



鶏肉は小間切れで売られている安価な物を準備しました。 手間がかからず便利です。



洗ったお米を水に30分ほどつけてザル揚げし、その状態で山に持ち込むとすぐに調理に取りかかれます。 メスティンに米、水で2倍に薄めたトマトジュース(残りは飲みましょう)、鶏肉、ケチャップ少々、塩コショウ少々、砕いた固形コンソメを入れて普通に炊飯します。



メスティンでの炊飯は調味料などを入れて炊く場合、白米の時よりも焦げ付きやすくなります。 対策として少し柔らかめ程度に炊きあげるべく水分量などを調節すると焦げ付きにくいです。 炊きあがったら混ぜて極力余分な水分を飛ばします。 これだけでも十分に美味いです。



玉子は炊飯と同時進行に作っておきます。 シェラカップに玉子を割りほぐします。 白身と黄身がしっかりと混ざるようによくかき混ぜます。



今回はエバニューのチタンフライパンを使ってオムレツを作ります。 なので火の当たり具合を均等にするべくバーナーパットは必須です。



フライパンを火にかけてカットバターを入れて溶かします。



本来まとめる必要はなく、柔らかいスクランブルエッグが出来たら、そのままメスティンの上に広げると良いです



チキンライスにのせて完成です。 



完熟ケチャップをかけて美味しくいただきました

いつも参考にさせていただいている缶つま倶楽部で拝見したレシピを山用にアレンジしてみました。

材料:
牛大和煮缶
玉子
乾燥ネギ
シェラカップ



シェラカップに牛大和煮缶を開けます。 空き缶に玉子を割りほぐしておきます。



乾燥ネギを肉の上に振りかけます。 水が有れば少量の水を乾燥ネギにかけて戻しておくと良いです。


シェラカップをバーナーにかけます



肉が暖まったら玉子を入れて、お好みの堅さにゆであげたら完成です。



ご飯にかけてもよし、このままおつまみにしても美味いです




 山でラーメンは多くの方が作られているかと思われます。 実際山に登るとカップラーメン率は高いようです。 カップラーメンはお湯を沸かすだけなので装備が少なくて便利ですが、ここはもう一踏ん張りしてチャンポンを作ってみましょう

材料:
・袋麺のチャンポン
・フランクフルト
・カット野菜
カット野菜は1人前程度で売っている物を入手、個別に揃えるよりも遙かに楽で便利です。 


 今回は豚肉の代用でフランクフルトを使いました。 コレはお好みで粗挽きソーセージやスパムなど、何でも良いと思いますが、何か肉系が有ると無いとでは大違いです。 カットしたフランクフルトをエバニューのチタンフライパンで炒めます。



 野菜を入れてさらに炒めます。 野菜はあまり火を通しすぎないように、シャキッと感が残る程度に炒めます。



そこへ水を入れて沸いたら麺を投入します。 山ではスープを捨てるわけには行かないので、水は少なめに加減して作ると良いです



コショウを振りかけて、美味しくいただきました