アトリエ・ポレポレのブログ -70ページ目

想いあふれて:2020年9月12日

9月12日のポレポレの様子をお伝えします。

 

 

まだ日中は暑い日もありますが、

夜になってからは涼しい日もあり、虫の鳴き声も変わってくるなど、

秋の訪れを感じるこの頃ですね。

 

そんなこの日のテーマは……。




「ためる、たまる」

メンバーの作品を見てみましょう。




美名子さんが、大きな紙に下地を塗っています。
塗り進めるにつれて、墨のにおいが漂ってきました。



塗り終えてからは、白のパステルで描き始めました。

最近は写真をモチーフにして描くことがあるのですが、

今回は木のある風景を描くことにしたそうです。



パステルを終えると、筆で絵の具を塗っていきましたが、
大胆に絵の具を使うので、盛り上がりがすごいです。

絵の具が「たまって」いますが、

いつになったら乾くのでしょうか……。



その前までは全体が暗めの色彩でしたが、
レモンクリームのような色を上に塗り重ねていくことで、
画面の雰囲気が変わってきました。

 

「たのし〜い!」と言いながら、

木の部分に貼るコラージュの素材を準備したところで、
この日は終了となりました。

次回を楽しみにしたいと思います。

 



 

前回のポレポレの後に24時間テレビが放映されたということもあり、

「見ましたか?」とみなさんに尋ねていた大河原くん。

 

 

赤とんぼがたくさん「たまっている」という、

いかにも秋の訪れを感じさせる作品もありましたが……。




まだ暑い日もあるからか、こちらの作品には、
「あつさの中の人工の雨」というタイトルが付けられていました。

水が「たまっている」んですね。




この日の最後に、筆を三刀流にして描かれたこちらの作品。
タイトルは……。



これは……。

鬱屈とした思いが「たまっている」ということでしょうか……。

思わず、言葉を失ってしまいました……。

 

サイモンさんが「心で描く」という言葉を使うことがありますが、
大河原くんの作品はまさにそうだな……と考えさせられました。

 





こちらのテーブルのふたりは、最近早めに帰られていましたが、
後の予定がなかったということで、ゆっくり描くことができたようです。



裕也くんの作品では、
画面の左側のほうに色がだんだん塗られていきました。
今年中には完成できるでしょうか……?



萌さんのこちらの作品は、
最初はアジサイをイメージしていたようですが、
最終的には、「秋の流れ」というタイトルが付けられていました。

夕焼けがポイントとのことです。

 

 




動物の図鑑が好きで、よく眺めながら描いているゆうまくん。




下絵を終えた後には、カラフルな色彩が現れました。



熱帯にいるカバが、暑くて泳いでいる場面だと教えてもらいました。
写真を参考にしながらも、
そこから自分の作品に仕立て上げていくのがすごいですね。



今日は早めに仕上がったので、2枚目にも挑戦していました。



こちらは、アジアゾウがきれいなプールで泳いでいる場面とのこと。

共通点としては、どちらも「汗がたまる」ということなんだそうです。

そんな発想があるとは……。

同じテーマでも、考えるのは人それぞれなんだな……と改めて思いました。

 





「もうすぐ完成ですよ!」と声を掛けられたので見に行ったところ、
カラフルな画面が登場していました。



こちたは、以前のテーマ「のびる、ちぢむ」で描かれた作品の続きですが、
たくさんのキャラクターが「たまっている」とも言えますね。

 

 




おや? 何やら見覚えのある色の塗り方ですが……。

 

そうです! 

裕士くんが活動再開後、初めてポレポレに顔を出しました!


電車に乗って出掛けるのが好きなのに、
自分なりに自粛をして、

最小限の移動で我慢していることを伝えられました。

 

テーマを強く意識しながら描く裕士くん。
ポレポレで久しぶりに描いた作品は……。




ご自宅のお風呂にお湯が「たまる」場面とのことでした。



次の作品では、どこかで見覚えのあるような形が……。



なるほど! お金が「たまる」絵ですね!

今のポレポレに必要なテーマでもあります。


それにしても、

一番好きな500円玉のほうがたくさん「たまっている」のが、
裕士くんらしいですね。



描いているときに、裕士くんから、

「ポレポレがあってありがとう」とふと言われました。

 

つぶやくような小さな声でしたが、心に沁みる一言でした。

 

久々にポレポレに来られたからというのもあるのかな……?

これからもよろしくお願いします!

 

 

 

 

この日、ポレポレの隣の部屋では、「ほっこりぐらむ」という

子どもたちの笑顔を集めた写真展が開催されていました。

 

ポレポレでも多くの笑顔が見られましたが、

作品の中に描かれていたのは、

必ずしもうれしい気持ちということだけではありませんでした。

 

この日だけでは描ききれなかったということですが、

ご自身の数々の思い出が「たまっている」ということを

表現されていた方もいました。

 

それぞれの人の想いあふれていた、この日のポレポレ。

考えさせられることの多かった一日でした。

佐々木卓也「家族のカタチ vol.2」

メンバーの佐々木卓也さんが、個展を開催中です。

 

 

佐々木卓也「家族のカタチ vol.2」

ART FOR THOUGHT
2020/9/7(月)-9/19(土) 11:00-19:00

(日曜休、最終日17:00まで、作家在廊日 月水土 11:00-15:00)

詳しくはこちら

 

ポレポレの開催中止期間には、

もうひとつの美術館で、二人展「ふたり卓也」を開催されるなど、

変わらず精力的に活動されています。

 

こういう時期ではありますが、

ご本人が在廊する日もあるようですので、

お時間ある方は足を運んでみてくださいね。

夏休みの終わりの頃に:2020年8月22日

8月22日のポレポレの様子をお伝えします。

 

梅雨が明けてから、相変わらず暑い日が続いていますね。

サイモンさんのお住まいの地域では、

40℃以上になる日もあったとのことですが、

くれぐれも体調にはお気を付けくださいね。

 

 

ポレポレの参加者は前回と同じぐらいでしたが、

この日、会場のあるアーツ千代田3331では、

「夏の3331子ども芸術学校」が開催中だったので、

子どもたちの姿をよく見かけました。

 

今年は例年と異なり、9/1からではなく、

8/24から新学期というお子さんもいるかもしれませんね。

コミュニティスペースには、「3331夏のアート縁日」ということで、

アーティストの明和電機の姿も見かけました。

 

そんな夏休みの終わりの頃に開催された、この日のテーマは……。

 

 

「オープン・クローズ」

 

メンバーの作品を見てみましょう。

 

 

 

小さな紙に緑系の色が塗られていますが、塗ったのは……。

 

 

美名子さんでした。

前回の続きで、バッタをコラージュの技法で表現するとのこと。

 

 

コラージュによって、姿が浮かび上がってきましたね。

 

 

その後、バッタ以外の昆虫も描き加えることにしたそうです。

 

 

サイモンさんたちに作品を見てもらっていますが、

自分でも「いいじゃん!」と言っていました。

 

 

この日のテーマに合わせて、

昆虫たちは羽を「オープン」させているのかな?

 

 

 

 

こちらのテーブルの声に耳を傾けると。

本当にポレポレの「時間」を楽しんでいることがよくわかります。

 

ヘルパーさんが2名来られていて、

「いつ完成するんですか?」と励まされていた裕也くんは、

気合いを入れて色を塗っていましたよ。

 

 

萌さんは前の作品の手直しをした後で、

こちらの作品を描いていました。

菜の花を描いたそうです。

 

 

 

 

前回来られたときには、

「落窪物語」の一場面を描かれていましたが……。

 

 

テーマにちなんだ作品を考える中で、

ジャムのふたを「オープン」している場面を描くことにしたとのこと。

 

「せっかくなら、いろんなジャムを描いてみたら?」と声を掛けられると、

背後の棚が次第にカラフルになっていき、楽しい作品になりました。

 

すいかやメロンのジャムも登場していましたが、

いったいどんな味なんでしょうね……。

 

 

 

 

最近は早く来られている大河原くん。

ゆったりと描けているようでよかったです。

 

 

今の暑さを象徴するような、燦々と輝く太陽を描いたかと思えば……。

 

 

あまりに暑くて、秋の涼しさを求めたくなったのかはわかりませんが、

たくさんのトンボが羽を「オープン」している場面を描いていました。

 

 

こちらの作品には、

「ぶきみな世の中」というタイトルが付けられていました。

 

最近は自粛を求められるなど、「クローズ」な世界というか、

閉塞感のあることは否めませんが、

そんな状況を大河原くんが率直に表現していることに驚かされました。

 

 

 

 

大河原くんの描いた作品のような心情の方もいらっしゃるでしょうし、

無理はなさらないでいただけたらと思いますが、

引き続きポレポレは開催予定ですので、

来られる方はお待ちしていますね。