アトリエ・ポレポレのブログ -35ページ目

活動の意義を考える機会に:2023年6月10日

6月10日のポレポレの様子をお伝えします。

 

前日には、サイモンさんのところに、

長年ポレポレの活動を支えてきた

太田好泰さんから電話があったとのこと。

 

NPO法人を設立されてから1年が過ぎ、

お忙しく活動されているそうです。

太田さんの活動にも

ぜひ注目していただければうれしいです。

 

太田さんが代表理事を務める

特定非営利活動法人新しい住まい方研究所

のホームページはこちら

 

 

この日は土曜日恒例の

雨の予報も出ていたようですが、

幸いにも活動中には

雨に降られることはありませんでした。


そんなこの日のテーマは……。

 

 

「あつくなったね」

 

メンバーの作品を見てみましょう。

 

 

 

当日はそこまで暑くはなかったのですが、

テーマを聞くとこんな作品が登場しました。

心の声が表現されていますね。

 

 

熱中症つながりで

こんな作品も登場しました。

こまめに水分補給が必要ですね。

 

 

水分補給の作品を描いたのは

麻子さんでした。

 

自画像ではないそうですが、

似ているな……と思ったのは

私だけでしょうか?

 

 

 

制汗剤や日傘など、

夏を乗り切るためのアイテムが

たくさん登場していました。

 

 

 

 

力さんは前回の続きの作品を

黙々と描いていました。

 

 

コンビニエンスストアの店員さんの

お部屋とのことです。

すっきりしたお部屋で涼しそうですね。

 

 

 

 

芳賀さんも以前の作品の続きですが、

背景の色彩をたくさん塗ることができて

満足そうでした。

 

裕也さんと一緒に参加する

秋のコンサートの予定について

お互いに話していました。

みなさんお忙しいようですね。

 

 

 

 

最初は「砂浜を描く!」と

言っていた美名子さん。

背景に金色を塗ると、水を染み込ませて

雑巾で拭いていました。

 

 

話をよく聞いていくと、砂浜ではなく、

「ハワイのボルケーノを描く!」とのこと。

 

コラージュの手法も取り入れながら、

火山が噴き上げる様子を表現していました。

 

 

ボルケーノの続きは次回に持ち越しで、

最後に余った時間で、

次の作品の背景を塗っていました。

 

「ジェラシックパークを描く!」と

言っていましたが、本当に描くのかは、

次回以降のお楽しみです。

 

 

 

 

「今日のテーマ、何にする?」と

サイモンさんに聞かれると

返事を断っていた裕士さん。

 

サイモンさんから出されたテーマを聞くと、

すぐに描き始めていました。

 

 

夏の昆虫を描いていました。

セミの抜け殻が光っていますね。

 

 

終わった後には描いたのは、

室内の様子のようですが……。

 

 

背景の色を、いろいろと混色して

つくりあげていました。

 

 

エアコンのデザインが旧式なのは、

裕士さんが子どもの頃をイメージして

描いたからなんだそうです。

 

 

 


この日はご自身でもポレポレのような

場所を立ち上げて活動されている方が

ボランティアに来られました。

 

また、大学院生の方が見学に来られるなど、

いろいろな話を聞く場面があり、

ポレポレという活動の意義を

考える機会になりました。

ありがとうございました。
 

ゲストの方々から

「居心地がよかった」という

言葉をいただき、

ポレポレから帰るときの

メンバーのみなさんの表情も
印象に残ったようでした。

 

アトリエなので

描くことは活動の中心ですが、
場所に関わる人たちが
のびのびと過ごせる時間があること、
それぞれの形で
自分を出せる機会があることが大きいし、
それを支えられるような
環境が大切なのかな、と改めて思いました。
 
 

金銭的な評価を得られるかについては

私にはわかりませんが、

充実した時間を経ているからこそ、

ポレポレで生まれた作品は

触れた人を惹きつけるようなものが
多いんじゃないかな、と
個人的には思っています。

 

それぞれの人が、

自分に合った場所を見つけて、

自分を出せる機会が
少しでも増えるといいし、
ポレポレがこれからもそんな場所の
ひとつであれたらな、と願っています。

移転後初の晴天:2023年5月27日

5月27日のポレポレの様子をお伝えします。

 

 

引っ越しの日を除けば、

泉岳寺に移ってから、

ポレポレの開催日には

毎回のように雨が降っていたのですが、

この日は晴天に恵まれました。

 

ちょうどポレポレに縁のある方の

お誕生日でもあったので、

それを祝福していたのかもしれません。

 

 

参加者は少なめでしたが、

それぞれが広く場所を使って

ゆったり描くことができたようです。

 

そんなこの日のテーマは……。

 

「はじめる、おわる」

 

引っ越しが近付いた時期に

似たようなテーマが出たかもしれませんが、

改めてこのようなテーマが出ました。

メンバーの作品を見てみましょう。

 

 

 

この日は言葉数の少なかった裕士さん。

矢印が見られますが……。

 

 

時間をかけて丁寧に描かれた

こちらの作品は、

生き物の生涯を描いたものでした。

 

ドキッとさせられる描写もある一方で、

おじいさんの服の色などを見ていると、

裕士さんらしい作品だなと思いました。

 

 

その次の作品を描くときには、

「俺がガキの頃に……」と

つぶやいていました。

電車のようですが……。

 

 

千葉ー三鷹間を走る、

中央・総武線各駅停車の

絵を描いたそうです。

 

絵の中でもこの日のポレポレのように
晴天に恵まれていました。

 

今の車両の外観とは違っているのは、

裕士さんが子どもの頃に乗った

電車を描いたからなんだそうです。

 

 

 

 

こちらの方は、

まずは以前の作品の続きを

描いていたのですが、

その際に「季節外れになったから、

5月に描き終えます」と宣言していました。

 

続きの作品を宣言通り描き終えてから、

この日のテーマの絵を

描き始めたのですが……。

 

 

続きの作品が

小学校入学に関する絵だったので、

実はこの日のテーマ(「はじまる」)と

関係あると気付いたようで、

後から描く作品を、

対となる(「おわる」)ものに

しようと決めていました。

 

右のほうはまだ仕上がっていませんが、

高等学校卒業の場面を描いたそうで、

柔軟にテーマを反映させているところが

おもしろいな……と思いました。

 

 

 

 

力さんは、前回描こうと思っていた作品の

続きを描いていました。

 

 

前回と同じ家族を描いていました。

元々はこちらの絵のほうを

先に描いていたのですが、

この3人の関係性には

ストーリーがあるそうです。

 

 

 

 

遅くなってしまったことを

残念がっていた大河原さん。

心配せずにこれからも来てくださいね。

 

 

残念だったという気持ちも

反映されていたのかもしれませんが、

こちらの作品には、

「1日の早さ」という

タイトルが付けられていました。

 

 

こちらの作品では、

前の季節が終わって新しい季節が始まると、

咲く花も変わる様子を描いていました。

 

ポレポレ開催時点では、東京では

梅雨入りの宣言はされていませんが、

アジサイが咲き始めていますね。

 

 

 

 

完成はしませんでしたが、

萌さんもアジサイを描いていました。

 

演劇の練習を終えてから

来られたそうですが、

美術家の役をやるそうです。

まさにポレポレでの姿ですね。

 

裕也さんも、

一日用事があって大変だったようで、

色彩分割の作品では、

緑色を少しだけ塗っていました。

 

無理をなさらず、自分のペースで

描いてもらえたらうれしいです。

 

 

 

 

美名子さんは前回の続きで、

龍のうろこに色を付けていました。

 

 

サイモンさんたちと話をする中で、

龍の手の部分を変更することにしたそうで、

雑巾でこすっていました。

 

 

上から色を塗り重ねるなどして、

最終的にこのような作品になりました。

 

 

その次には、上野の不忍池で見た葦の絵を

描くことにしたそうです。

 

 

パステルで描いた後に、

筆でこすっていきました。

 

 

最終的にはこのような作品になりました。

次はどんな作品が生まれるか楽しみです。

 

 

 

 

こちらは板を建物の外に運ぶ場面ですが、

16:30を過ぎると、

このように皆で協力しながら

片付けを行っています。

 

晴天に恵まれたこともあり、

片付けも落ち着いて行うことができました。
これからもよろしくお願いします。

災い転じて福となす:2023年5月13日

5月13日のポレポレの様子をお伝えします。

 

 

泉岳寺でのポレポレの開催日には、

なぜか毎回のように雨が降っています。

止んでいる時間帯もありましたが、

この日もあいにくのお天気でした。

 

 

そんな天候の中でも、

メンバーのみなさんは

変わらずに来ていました。

 

 

この日、途中からポレポレに来た方は、

「あれっ? 看板が変わっている!」と

思ったかもしれません。

 

実は、この日は手違いがあって、

サイモンさんたちが持ち帰った

画用紙や続きの作品、看板が入った袋を

全部忘れて来てしまったそうです。

 

会場の近くの文房具屋さんも

この日はお休みだったりしましたが、

何とか紙を用意して、

活動を行うことができました。

 

いつも使う紙とは違ったり、

続きが描けなかったりして

ご迷惑をお掛けしました。

 

いろいろあったこの日のテーマは……。

 

 

「ふとい、ほそい」

 

メンバーの作品を見てみましょう。

 

 

 

自分の作品に取り組む前に、

ポレポレの看板の文字を

最初に書いた美名子さん。

 

小さいサイズの紙に

下塗りをしていましたが……。

 

 

普段は大きなサイズの紙に

描いていることもあり、

4枚を組み合わせることにしたそうです。

龍をイメージしながら、

黒や白のクレヨンを使って

姿を浮かび上がらせていきました。

 

 

そこからモノクロームではない

色を加えていきました。

 

 

だんだん迫力が出てきましたね。

 

 

 

 

「テーマ通りに描きます!」と

言っていた麻子さん。

最初に描いたのは……。

 

 

のり巻きでした。

背景の色がその存在を引き立てていました。

 

 

次に描いたのは、ダックスフントと

フレンチブルドッグとのことでした。

 

 

こちらの作品は、小さいサイズの

紙を用いて生まれました。

 

 

 

 

人物の姿がたくさん見られますが……。

 

 

描いたのは、芳賀さんでした。

彩色の場面では

クレヨンを使うことが多いのですが、

この日は「たまには違うことしよう!」と

鉛筆の下絵の後で絵の具を塗っていました。

 

 

まずは人物に色を塗っていました。

家族で船に乗った思い出を描いたそうで、

「だいぶ進んだ!」と喜んでいました。

 

 

 

 

こちらの方々は、

前回の続きを描きたかったのですが、

続きの作品がなかったため、

新たな制作に取り組み始めました。

 

以前から自分たちの作品を組み合わせる

構想がよく出ていたのですが、

裕也さんのヘルパーさんと話す中で、

3人でコラボレーションしながら

描くことにしたそうです。

 

萌さんが描いたスカイツリーなどを、

裕也さんのヘルパーさんが切り、

裕也さんが色を塗って

組み合わせるとのこと。

 

 

この日は最後までいられるとのことで、

3人のやりとりがラジオのように最後まで

ポレポレの空間に響いていました。

 

この日は完成しませんでしたが、

楽しそうに取り組む姿が印象に残ったので、

次回の完成を楽しみにしたいと思います。

 

 

 

 

力さんも続きをやる予定でしたが、

新たに小さなサイズの紙に

作品を描いていました。

 

 

1枚の作品を描くのに

時間をかけることもありますが、

結果的に小さなサイズになったことで、

この日に完成することができました。

 

コンビニエンスストアの店員さんが

主人公ですが、

このふたりの間には物語があるそうです。

 

 

 

 

「迷わずに来られた」と

安心した様子だった大河原さん。

 

 

不思議な作品が登場しましたが、

こちらには「ほそい人 ふとい人」という

タイトルが付けられていました。

 

 

その後には、

あんこが好きとのことで、

よもぎのあん団子を描いたそうです。

 

「大・小だんごの日」という

タイトルが付けられていましたが、

食べ応えがありそうですね。

 

 

 

 

「木の根っこは太い」と

書かれていますが……。

 

 

枝との対比だと、

確かに違いがよくわかりますね。

次回に持ち越しとなることも多いですが、

この日に完成させることができました。

 


普段はもう1枚描いても

続きとして残すことがほとんどですが、

小さなサイズの紙を選んだこともあり、

もう1枚仕上げることができました。

どちらも好きな食べ物とのことでした。

 

 

同じテーブルで描いた裕士さんですが、

何やら画面に見覚えがあるものが……。

 

 

 

 

一部写真が光っていて申し訳ありません。

他の方の要素を取り入れつつも、

自分の色やモチーフを生かして

自分の作品を描いていました。

 

 

自分の近くにCDデッキを置いて、

音楽係をしている裕士さん。

次の作品では、泉岳寺ならではの

モチーフが登場していました。

 

 

泉岳寺でよく見かけるのは右の線香ですが、

蚊取線香のほうが見慣れているという方も

いるかもしれません。

 

ゴシック体の文字が

裕士さんらしいなと思いました。

 

 

「ポレポレには失敗がない」と

サイモンさんが言われたことがありますが、

紙を忘れたことで

いろいろな出来事が生まれ、

「災い転じて福となす」ということを

実感したこの日のポレポレでした。