齢を重ねても資産らしい資産は増えた感はありませんが、確実に増えているのが病院の診察券と薬の種類。

今週も又1枚増えてしまいました。

今回は病気と言うよりケガ。実は10日ほど前、作業中に頭に落下物、別に出血も外傷もなかったんですが、1週間過ぎても頭がクラクラする。実は私、昔「慢性硬膜下血腫」というのになったことがあります。この病気は外傷性のもので打撲等で内出血が起こり、それが拡大して発症します。特徴は打撲の直後はなんともなく、2~3ヶ月後に発症(頭痛等)、CT等で割合簡単に診断できます。私も前回の時、頭痛ってことで最初、内科に行って頭痛薬の処方を受けましたが全然改善しないので脳外科を紹介されて行ったらCTで即判明。即入院となりました。結局、穿孔手術で血腫を取り除けばそれで完治。後遺症等予後の心配も無く、脳外科の「業界」では盲腸みたいな扱いらしい。ただそれ以来、私は頭をぶつけるとかいうことに人一倍ナーバスになっていて、作業時は帽子は勿論、ヘルメットも多用しています。前回の入院以来20年以上経ってますし、その間にも頭の打撲はしょっちゅうありました。その都度、今回は大丈夫か、と気になるのですが、幸い何事もなく今日に至ってます。ただ今回(10日前)のそれはいつもより強烈でした。前回にしても、そんな強烈な打撲でもないのに(そもそもいつの打撲か分からない)なってしまったので、今回は「これは診察を受けるレベル」と判断。今週も予定が埋まってましたが17日の月曜は社内の予定、これを半ば強制的に変更して、一日空けて診察を受けることに。さて、どこの病院に行くか。実は前回診てもらった病院の診察券が残ってました。やはりこういうときは前回診てもらったところが良いかな、と思いネットで調べると・・・脳外科は今もあるにはあるのですが週2回だけ。つまり外部から先生が来て診ているって感じでした。あー、ここは脳外科は主流ではなくなったな、と、別の所を検索。そうすると浅草に個人の脳外科専門クリニックが。あっここが良いってことで行ってみました。

開院時刻とほぼ同時に入ります。一日潰れるくらいに想定していたのですが午前中でケリは付きました。CTの写真を見せられ、解説を受けます。自分でもある程度分かるのですが、大体この歳なら、小さい梗塞があっても不思議じゃないのですがそれもなくきれいなものでした。先生曰く「ご存知の通り、慢性硬膜下血腫は2~3ヶ月経たないと発症しないので今の段階ではなんとも言えません。でも、9割方心配ないですよ。それにあれ(慢性硬膜下血腫)は命に関わる物ではないですから、もし具合悪くなったらその時またいらっしゃい」ということで処方薬を出されることもなく「無罪放免」。内心「即入院」なんてのを覚悟していただけに脱力したというかなんというか。ちなみに先生との会話で「今、気になる症状はないですか?」と言われたので、

「そういえば物忘れが・・・」と言ったら「あっ、それ関係ないから」って一蹴されました。

いずれにしても取りあえず無事。今週もお客様との約束も有るし、母校の会合もある。入院回避、めでたしめでたし。

 

先日、車を運転中に電話が・・・

基本、運転中の電話はスルー、落ち着いたところで掛け直すというのが定石ですが(実は運転中でも電話に出れるブルートゥースのイヤホンがあるのですが使い方が今一わからずお蔵入りしてます)、今回は2回続けて掛かってくる。これは緊急性を要する電話だ、と信号で停車したときに発信元番号を見ると下4桁が0110

。0110ってのは警察じゃないか。どきっ!これはただ事ではない。はて、警察から掛かってくる心当たりは・・・・・あの件か?いやあれか?それともあれか、いやあれは誰も知らないはず(爆!)なんて心当たり有り過ぎ!これは一度車停めて掛け直すしかない、ってことで掛けてみたら・・・・

「管理されている民泊で何か問題ありませんか?」という内容。

実は当社は「住宅宿泊管理業」という国交省系の登録業者になっていたんです。経緯は知り合いが民泊関連事業をやるってことで当社が委託先管理業者として登録して欲しいと依頼を受けたからでした。住宅宿泊管理業は大体、宅建業者か住宅サービス関連業者が多く登録しており、当社も流れとしては受託可能なので引き受けた次第、ところがこの知り合いが結局頓挫し、当社は登録受けただけで梯子外された状態になったのです。だから登録業者ではあるけど実質休眠状態なのですが警察は全業者にチェックを入れているということなんでしょう。まあ、こちらは善良な市民ですから何もやましいことはない、って言いながらさっきの狼狽はなんだったのか・・・・

まあ何事でもなく、ほっとした次第です。

 

ほっとしたところで「腹減った」と半開きの口の井之頭五郎さんをカメラが三段階で引いていく・・・・わかる人はわかる、そう「孤独のグルメ」のお約束シーンです。原作の久住氏の存在を知ったのは80年代、漫画雑誌ガロでした。あのときは作画者と合同の泉昌之の名義でいくつかの作品を発表していました。一見ハードボイルドなんですが、実は他愛もない心理描写をシュールに描くという、この振り幅が特徴。大体食べ物を中心にした話が多く、それが孤独のグルメに繋がったのでしょう。中でも一番覚えているのが単行本巻頭の「夜行」という作品。夜行列車を舞台にした一見ハードボイルド。訳ありな一人の男が夜行列車で旅をしている。さてどんな展開になるのかと読み進めると・・・実は買った駅弁をどのように食すかという、ただそれだけの内容。ご飯とおかずをいかにバランスよく食べ進めるかとか、その間の心理描写、葛藤などある意味どうでも良いことで一話を構成してしまう。このシュールさがはまる人にははまる。同じ巻のスキヤキをテーマにした一話も覚えています。鍋を囲む人間模様、主人公の心理描写が秀逸です。

時を経て90年代に扶桑社の雑誌で作画者を変えて「孤独のグルメ」が登場した次第。画風は違えど、どこかで読んだテイストだな、と思ってたら原作が同じ久住氏だったわけです

それが更に時を経て2012年に実写化されたのが皆さんご存知テレビ東京「孤独のグルメ」です。制作は共同テレビで当初フジテレビに企画が持ち込まれたそうですが幹部が一蹴、それをテレ東が拾った経緯があります。また主役も松重氏ではない人が候補だったようですが久住氏が難色、久住氏の指名で松重氏になったようです。松重氏曰く「こんなの誰が見るんだ」が、その後シーズン10まで制作されるというテレ東を代表するコンテンツになりました。リアルタイムではシーズン10以降制作されてませんが、現在夕方の時間に全作再放送されています。しかもシーズン10まで放送されるとそれでおしまいではなく、また初期の作品から再放送される、言わばエンドレス状態になってます。実際、同じ回を何回も見ることになるのですが、結局面白い番組は何回見ても面白い。冒頭で、その後の展開や料理がわかっていても見入ってしまう。テレ東さん、今後も永久にエンドレスでやってください。それにしても低予算で滅茶苦茶資本効率の良い資産(コンテンツ)を得ましたね、テレ東さん。

 

 

一ヶ月以上あいてしまいました。別に忙しかった訳ではありませんが(汗)

さて、たばこは百害あって一利なしとかクソミソに言われてますけど酒に関してはまだまだ寛容な面がありますね。結局それに乗じて調子に乗ってるのが酒飲みの常ではあります。私も記憶が飛んだり二日酔いになったりする度に「反省」はしておりますが、反省だけなら猿でも出来るで翌日になれば元通り。医者の言うこともどこ吹く風。でも先日ふと「実際、禁酒してみたらどうなるか」と思いました。基本「友人の誘い、会合・飲み会は断らない」という原則だけ設定、それ以外、つまり家飲み(晩酌)はしない、という実験をしてみました。では代わりに何を飲むか。下戸な人の場合、定番はウーロン茶ってところですが、どうも物足りない。かと言ってノンアルコールビールはこれもやはり物足りないし、そもそも禁酒の主旨にそぐわない気もする。そこで辿り着いたのがカルピスの炭酸割り。市販のカルピスソーダでも良いけどカルピスの原液を炭酸で割る。いわゆる「サワー」系飲料を飲んでる気になります。丁度、飲み会も友の誘いもなく1週間ほどの実験が出来ました。そこで分かったことがいくつかあります。

1,体調が特に良くなったという実感はない。ただ検査はしてないけど諸々の数値は改善しているかも知れない

2,飲み過ぎによる「失敗」を回避できる(家飲みでも記憶が飛ぶとか、たまにあったので)

3,酒に弱くなった

 

この3番目が大きい。約1週間の実験を経て、当ブログの常連、兄弟分のYTと新小岩で飲んだときのこと。約1週間ぶりの「解禁」。

瓶ビールをコップに注いで乾杯、そして最初の感想・・・あれ?いつもの「感動」がない!最初、一週間ぶりの一杯はさぞや美味しいだろう、と思っていたのにそんなでもない。以前なら、一週間どころか一日ぶりでも「この一杯のために今日も頑張った」という感動があったのにそれがない。しかもコップで2~3杯飲んだあたりでなんと効いてきました。普段なら瓶で2本飲んでもなんともないのに、なんなんだこれは!!2軒目も行ったようなんですが覚えてません。考えようによっては少量で効くようになったのだからコスパが良いし、身体にも良いだろうとも言えるのですが、どうもモヤモヤが消えない。そこで得た結論・・・酒は毎日飲んで良し。但し、上限を決め、週に一度は完全禁酒。これだけ守れば良いかな?

酒飲みの言い訳でしょうか。

 

後日談

先日定期検診で医者に診てもらったときのこと。

「先生、言われたとおり禁酒しましたよ。カルピスで我慢してました」と言ったら「カルピスは糖質過多だね」と言われました。「じゃ、ビールの方が良いんですね」と言ったら困った顔をしてました。