2012年の更新2回目は、僕の使うツールの紹介です。


今日は僕の使っている道具の中から、
カッターナイフの紹介をしたいと思います。

そのまえにいきなりですが、カッターを使う前提となる話をさせてください。

僕たちラッピングコーディネーターは、包装紙を裁断するのにハサミではなくカッターを使います。
なぜかというと、カッターの方がまっすぐ手軽に切れるからです。

この動画は実際に僕が包装紙をカットしているところです。
ハサミより楽にカットできるのがわかると思います。



ですが、デパートや雑貨屋さんのラッピングを見ていて
カッターが登場する場面はめったにないですよね?

それは、デパートなんかでは、最初から複数のサイズの包装紙が用意されていて、
商品の大きさによって、それぞれのサイズの包装紙を使い分けているからです。

でも、自分でラッピングをしようとする場合には、
大きな包装紙を商品に合った大きさにカットしなければなりません。

この時にカッターが必要となります。

そして、普通に1回だけ使うなら、どんなカッターを使っても差はほとんどないと思いますが、
何度も使う場合にはどんなカッターを使うかで、
作業効率および、カッター使用時にかかるストレスが大きく変わってきます。
なので、できるだけ使いやすいカッターを使うようにしています。


さて、ここからがやっと本題。

僕が愛用しているのは、NTカッターのA-301Rというモデルです。
$たいせつなものをラッピングしました

こいつを愛用しているのは、色が気に入ったのと軽量であること、
なにより、刃の出し戻しがしやすいからです。

今僕の手元には、「NTカッター」と「OLFA」という2つのメーカーのカッターがあります。

それぞれ特徴的な部分があるので写真で見ていきましょう。
$たいせつなものをラッピングしました

上の3本がNTカッター、下の3本がOLFAのカッターです。

この写真をよ~く見ていただくと違いがわかると思います。

そうです!

カッターの刃をロックする溝の幅と深さが違いますよね。

これが刃の出し戻しのしやすさの差になります。

もうちょっと拡大してみましょう。

まずはNTカッター
$たいせつなものをラッピングしました

続いてOLFA
$たいせつなものをラッピングしました

NTカッターはOLFAのカッターと比べて、溝の幅が狭く、深さも浅いんです。
つまり、NTカッターの方がより少ない力でスライドさせることができるのです。

かなりわかりにくいのですが、
動画を見ていただければと思います。



まず2つのカッターでは刃を出し戻しする時の「手ごたえ」と「音」が違います。

OLFAは「カチッ、カチッ」としっかりと手ごたえがあるのに対し、
NTカッターは「カチカチカチカチ」と手ごたえがあまりなく、軽くスライドさせることができます。

僕はこの違いからNTカッターを使用しています。


自分の好みだったり、
使う目的だったり、
信頼性だったりと、
道具を選ぶ基準はたくさんありますが、

いろいろ使ってみて自分にあった道具を使うとラッピングももっと楽しくなると思います。

お気に入りの1品をぜひ見つけてみてください。

ではでは。