ここ2年くらい不動かつ放置状態の私のR100RS、そろそろ乗らないと思い
昨年秋ごろから交換すべき部品を逐次調達、2016年12月から3月にかけて、実家に帰った際に友人の援助を頂きながら実質7日程度で、キャブレターOH、フロントフォークOH、フロントブレーキOH、タイヤ交換等を行いました。外観から判断した交換部品を交換しようとすと、他の部品が破損する等、次から次へと弱った部品が現れ、その度に英国のモーターワークスさんに部品を注文し交換しました。今年のゴールデンウィークには何とか車検にたどり着けそうです。
今回はキャブレターの分解整備について
車体からキャブレターを外します。R100RSは水平対向エンジンなのでキャブレターが車体の外側にあるのでとても簡単で外すことができます。
キャブ本体を取り外す前に、スロットルワイヤーとチョークワイヤーを外します。
上の写真が取り外した本体です。ガソリンを抜かず2年放置した結果、ガソリンがにじみでて本体が赤く汚れています。長く乗るために長期保管時は、キャブのフロートからガソリン抜いておくことの重要性を深く認識しました。
次いで、フロート室から分解します。
2年放置状態の汚れです。
ジェット類外しました。新旧並べてみました。右端に古いジェット類
次にチョークとダイヤフラムを外しますが、これらは先にバネを外します。
バネは弱いので力を入れるとすぐに曲がったり折れたりするので注意が必要です。
はい、折れました。
さらに1本、伸びてしまいました。(左)バネ類はすべて交換することにしました。
写真は、左が旧、右が新です。
ダイヤフラムの同様、左が旧、右が新です。長さが違いますが、手で伸ばしても元に戻ります。
次に部品をキャブクリーナーで漬け置きします。約1日
漬け置きのクリーナーは、信頼性の高いヤマハ製を使いました。
すっかり綺麗になりました。
では組み立てです。
チョークの組み立ては、左右向きが違うので、分解する前に写真を撮りましょう。
内部は4つの穴が下にくるように。
外側は、中央の部品のシャフトにポンチ跡があるので、その位置がチョーク本体の膨らみのある方に向くように。
次いで、ダイヤフラム、こちらもゴム部品は念のため交換しました。
取付は、本体に溝があるので、これに合わせて取り付けます。
次いで、バタフライの調整、バタフライのネジはカシメているので、外したネジは再利用できないことがあるので、あらかじめ購入が必要(私の場合は1本)
光に当てながら、隙間が少ない位置でネジを固定
完成したキャブレターを車体に取り付けます。
以外にこの取付、コツをしらないと苦労します。
ホースとエアクリーナー間に写真のゴム部品が覆っていますが、これにホースを入れようとせず、これを移動させながらホースとホースを繋ぎます。
このように、覆っているゴム部品を下げて、ホースとエアクリーナーの位置を合わせたら、覆っているゴム部品をずらして繋げます。
これで、分解、整備、取り付けは終了
次は負圧の調整です。