モギーモータースで2回目の車検です。
2年前はモギさんのおかげで、格段に良くなったRS
今回は、若干歪んでいる模様のブレーキローターを交換
多分自分でホイールを交換した際に、ローターを乱暴に扱ったためと思料

車検の打ち合わせをしつつ、RSのあんなこんな話させていただき
今回も沢山モギさんからRSのメンテのことでいろいろ教えていただいた。
①充電ランプ(インジゲーター)の構造
◇充電ランプが点灯する仕組み
オルタネーターから電気が発生されていないときはバッテリーのみとなるので、充電ランプを介して
アースへ電気が流れるので点灯する。

◇充電ランプが消灯する仕組み
オルタネーターからの電気は、バッテリーと反対側の配線から流れるため、充電ランプは点灯しない。
これは、バッテリー電圧と同じ以上の電圧が発生した場合(下図は同じ電圧の状態)
バッテリーと同じ電圧の場合は、充電ランプが消灯していても充電はされていない。
(1500回転くらいの状態)

◇充電される状態
当然ながら、オルタネーターから発生する電圧がバッテリー電圧を超えると充電が始まる。
(1700回転くらいから)

②デフオイルのボルトについて
デフオイル本体のボルト穴は素材が柔らかいため、強く締め付けてはならない。
ボルトが止まってから手で少し増し締めする程度(ソケットレンチでの増し締めは危険)
また、オイル量を点検するための後方の小さなボルトは開けなくても規定量の350ccを入れればOK、余計なことしてネジ山壊さないように
③サスペンションについて
純正のサスは、前後硬さが均等であるため、純正がもっともバランスが良いとのこと。
④フェンダー及びサイドカバーの塗装の割れ等
フェンダー及びサイドカバーの素材は塗装が密着しにくい素材のためひび割れしやすい。
この特性を理解していない場合、塗装は失敗しやすい。塗装する場合、下地処理は重要
⑤キャブの同調について
キャブの同調はバキュームゲージだけの調整では絶対にうまくいかない。具体的なやり方の説明ななかったが、音を聞くということでしょう。
負圧ホースをつなげる部位のネジはしっかり締めること(2次エアが入らないように)
⑥ホーンの調子が悪い場合
この車種のホーンが調子わるくなる場合のほとんどは、ホーンの配線が原因、コネクタと配線の接触している部位が腐食して電気が流れなくなっている。
⑦RSの車体の特性
RSのタイヤは前後ずれている。ピッタリセンターではない。このため車検場によってはタイヤを左右から機械で挟む型式ものは車体が傾くため、光軸検査に影響することがある。
⑧バッテリーの充電
ネットを検索するとRSでバッテリーを充電する際は、アース線を外して実施しないとダイナモに負担がかかるというが、普段もバッテリーからの電気が流れているので影響がでることはない。
結論、車体につけたまま充電可能
今回もいろいろ教えていただきました。
現在、世界のコロナ景気対策で円安な日本(ポンドは150円超え)、部品輸入はいつもより高くなっている。 今回交換するブレーキローターは以前より1枚7000円も高くなっている。(ショック)
【追記】
令和3年4月29日(水)
車検整備が完了し、引き取りに行った際、教えてもらったこと。
①キャブレターの同調
ほとんどの人は同調がとれていない。
負圧ゲージは、両方の針が同時に動き始めるかを見るだけ。アイドリングは音で調整
また、停止した状態で調整するときは、エンジンンに風邪をあてること。(扇風機等)
アイドリング状態で、片方のスロットルケーブルを静かに引いて音を確認する。
左右の音が均等であること。不均等の場合ドッドッドという音のテンポが遅い
タンクの脱着の際、スロットルケーブルとの接触がないように取り付け。
ケーブルを噛むと同調が変わる。つねにケーブルにストレスがないように
②オイルの点検
1000Kmに1回必ず点検、1000Kmで1ℓの消費は許容範囲
1ℓ超えるようであればオーバーホールの時期
オイルパンの構造
ゲージはオイルパンの下まで到達していない。ゲージにオイルがつかなくても完全にオイルがないとは限らない。
オイルを吸い込む装置は、オイルパンの下まで到達している。

オイルが少ない場合、急ブレーキをかけると、オイルが前方へ移動し、エンジンにエアが混入
この時にオイルランプが点灯する。

オイルランプが点灯したらそれは、すでに危険な状態(20分でなくなる可能性)
すぐにエンジンを停止、オイルを補充
このまま走行すると、内部の部品が損傷→オーバーホール又はエンジン交換