堀川をちょっと紹介してみる | 秘すればハナ、、、

堀川をちょっと紹介してみる

< 祇園祭が今年から2回ってなんで?


3日前の祝日の月曜日、京都へ行ってきました。祝日の祇園祭(後祭だが)
宵山だというのに京阪電車はそれほど混んでいません。一番前の席に座り
ました


三条京阪で地下鉄に乗り換えて二条城前で降りた。エスカレーターで地上に
上がる途中で、「あれっ?」。

京都ってエスカレータの追い抜きは右側なんや。大阪は右側に寄って、
左側が追い抜きレーンなんで逆やな。隣どおしの県でも違うんや、関東っ
てどうやったかなぁ、覚えてないなぁ。


うっ、そうだった。エスカレーターに乗ると反対側に出るんだった(;_;)

お昼を両親と二条城前の全日空ホテルで待ち合わせていた。京都
全日空ホテルは堀川を挟んでちょうど二条城の向かいにあります。


ロビーの生け花がきれいでいつも「パチリっ」っと撮ってしまう


いつものランチバイキング、いまは全国ご当地グルメ特集らしい。


佐世保バーガー


甲府もつ煮


大阪串かつ


名古屋ひつまぶし


他に富士宮そば、帯広豚焼き、名古屋エビフライなどありました。


さて恒例のデザートは別腹。

トップバッターはかき氷。ビュッフェなんで自分で作ります。イチゴ
シロップに練乳をたっぷりかけます、定番ですね。今年の初かき氷です


食後の運動をかねて実家へは堀川遊歩道を私一人だけ歩いて
帰ることにしました

堀川の石垣の石、左右で大きさが違うのがわかるでしょうか?
左側(二条城側)は二条城の石垣の石がそのまま使われているそうで
大きな石なんです。なので石に歴史的な文字や記号が刻んであるものも
あります。これは二条城の北端の竹屋町通りまで続きます。


竹屋町を越えたところです。左側も右側と同じようにコンクリートで
固めた石になっています。

「堀川」は私の子供ころは、北は今出川通りから南は五条通りまで南北
4kmぐらいにわたって開渠部がりましたが、現在ではその雄姿を見ること
が出来るのは今出川から二条城の南端の押小路通りまで2kmぐらいで、
それより南は暗渠されてしまって今は見ることはできません。


小さいころは、こんなにきれいでオシャレな遊歩道はなく、ほんとドブ川
の様相でしたが、子供にとっては格好の遊び場でした。


丸太町(まるたまち)通りを上がったところあたりまで北上してきました。


思い出の椹木町(さわらぎちょう)橋です。このあたりが一番水が
溜まっていて汚かったところです。

小学生の頃、ここで爆竹遊びをしていて、爆竹を投げるのが一瞬遅れて耳元
で破裂、聴力障害になってしまいました。聴力障害といっても日常生活で
不便することはまったくなく、健康診断のとき狭い部屋に入ってヘッドホン
をつけて音を聞かされますよね、あの音のうち、右耳で「4000Hz」の
音がまったく聞こえないというだけです。社会人になるまで気がつきません
でしたが、毎年健康診断の時ごとに病院へ行くよういわれます。一度医者で
見てもらいましたが、もう治らないとお墨付きを頂いております。


下立売(しもだちゅうり)通りを飛ばして出水(でみず)通りです。

この出水橋はレンガ模様で他とは趣が違いますね。


下長者町(しもちょうじゃまち)通りです。たぶん私が生涯で一番回数を
多く渡っている橋のはずです。

御所へ遊びに行くときはいつもこの橋を渡って、蛤御門へと向かっていました。


下長者町の次は上長者町(かみちょうじゃまち)通りです。

堀川には面していませんが、あいだに中長者町という通りも存在している
ことから、このあたりは昔、長者さんがたくさん住んでいたのかもしれま
せんねぇ。


中立売(なかだちゅうり)通り

中立売通りは堀川から西は両面通行で市バスなども走る交通量の多い道と
なっており、突き当たりには北野天満宮があります。そして堀川にかかる
橋で、唯一ここだけは歩行者専用の橋が別途設けてあります。


ここは堀川通りと中立売通りが交差しているところなので、堀川中立売と
いいます。映画「堀川中立売」の、あの堀川中立売です。って言っても誰も
知らないか、そんな映画。
< 美味しいもの、教えていただきましたm(_ _)m


さて一条通、でも橋には「一条橋」ではなく「戻橋」とかかれています

なぜこの一条だけが通り名ではなく、「戻橋(もどりばし)」という名前が
ついているのでしょうか?由来はこちらの駒札をご覧ください。

こういった歴史的背景があるのでこの橋だけ通り名ではないのですね。
私が家族に聞いた話では、戦時中、召集された人たちが出兵の際、生きて
戻ってこられるようにと、この橋を渡りに来たそうです。


戻り橋を過ぎると幅がぐっと狭くなります。


そして地上と同じ高さになります。


一条をあがったあたりでちょうど、晴明神社が堀川通の西側に現れます。

堀川の遊歩道もこの辺りでなくなりますので、向かいの晴明神社を訪ねて
みることにしました。


先ほどの一条戻橋のミニチュアが置かれています。

先ほどくぐった実際の戻り橋は1995年に建て替えられたもので、
それまで実際に使われていた橋を材料に、このミニチュアは作られた
そうです。


ここが晴明神社の実際の入り口。

堀川通りより一本西側の「葭屋町(よしやまち)通り」にあります。この葭
屋町通りは南は丸太町通りから北はこの晴明神社のすぐ北の元誓願寺通りま
での約1kmの短い通りで、うちの実家もこの葭屋町通り沿いにあります。


本殿をお参りしました。

私も妹も生まれたとき、この晴明神社で名前をつけて頂きました。


この晴明神社、いまでこそ京都を代表する観光スポットになっていますが、
それはつい最近のことで、安倍晴明の陰陽師ブームからパワースポットと
して俄然注目を浴びるようになりましたね。それまでは地元の地味な神社
って感じでしたが。地元といっても氏神さんではないのです、このあたりの
氏神さんは今宮神社になります。

< あぶり餅


これが葭屋町通り、突き当りが元誓願寺通り。


右側の木が茂っているところが晴明神社の堀川側の参道で、この葭屋町通り
を越えて、晴明神社へ入っていくことになります。


帰りは堀川の遊歩道ではなく地上を歩いて帰りました。

一条戻り橋を地上から見たところ。普通の交差点です。この交差点を西に
30mぐらい行ったところに黒田官兵衛(黒田如水)の隠居宅跡があります。
< 京都なう


京都へきて二条城、晴明神社と観光地めぐりをするなら、二条城を見た後、
堀川の遊歩道を1.5kmぐらい散策しながら晴明神社に向かわれてはいか
がでしょうか?二条城へは京都駅からだと市バスで9号系統か50号系統で
二条城前下車、もしくは地下鉄で御池まで行き東西線に乗り換えて二条城前
下車です。


8月には「京の七夕」が毎年堀川で開催されます。

上記画像のように、光のトンネルができたり、川に京友禅を流したり、
いろいろとデコレーションが施されます。この時、遊歩道は北行き一方
通行となりますので、入口は二条城の前になり、上記の私の通った順番で
進んでいくようなイメージです。大文字の16日は観光客で京都はごった
がえしますが、それまでに京都を訪れる方はこういったもよしもあります
のでどうでしょうか?



このあと夜は祇園祭後祭宵山へ繰り出しました。
祇園祭編へ続く。

祇園祭 後祭 宵山 >



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