祇園祭が今年から2回ってなんで? | 秘すればハナ、、、

祇園祭が今年から2回ってなんで?

先日、京阪電車の中吊り広告を見ていると祇園祭の広告が。

今年から祇園祭は2回ってどういうこと?
これっていつ決まったんでしょう、全然知りませんでした。

今日から宵山、祇園祭のメインイベントが始まりましたね。京都で生まれ育
った私にとって祇園祭は、京都を離れた今も、やはり大切な行事の一つです。

実際メインイベントは7月14-16日の宵山と17日の山鉾巡行の4日間
で、観光客もこれに合わせて訪れます。今年はこれが全て平日、私も今年は
訪れるのは無理だなぁと思っておりました。でもこれが今年から2回、
2回と言っても一週間ずれるだけなんで、曜日的には全く同じ曜日の日程と
なります。でも今年は21日の月曜日が海の日で休みなんで、この日の宵山
(宵々々山)にでも行ってこようかと考えています。

私の中での「祇園祭」は夕立のイメージ、宵山を浴衣姿で歩いていると、ザ
ァーと雨が降ってくるのが祇園祭なのです。もっと詳しく言えばその雨の降
ってきそうな匂い、雨が降ってきた匂い、その「匂い」が私にとっての「祇
園祭」のイメージなんです。そして祇園祭のメインの4日間の終了とともに
梅雨が明けるのです。なので「祇園祭」は梅雨明けのイメージでもあります。

それが今年から後祭が再開するとのことなので、もう「梅雨明け」のイメー
ジでもなくなってしまうのかなぁ、とすこし複雑な気持ちです。でも2回に
分けて行うのはいいと思います。あの混雑が少しは分散されて緩和されるの
ではないかと思えるからです。

そして京都への観光客の集客アップにも少なからずは貢献するのではないか
と思うからです。なので今年のように全部平日なら、後祭りも平日になって
しまうので1週間ではなくて10日ぐらいずらせばいいのに、そうすれば
どちらかは週末に必ずあたるはずなのに、と思ってみたものの歴史的な背景
があるなら、それもちょっと無理ですね。

実際、後祭りが廃止されて一本化されたのが1966年からということなの
で、最後の後祭りは1965年ということになります。当然私の記憶には
ありません。なので後祭りの存在自体、先日初めて知りました。単純な疑問
だが毎年超セレブなお坊ちゃまから選らばれる長刀鉾のお稚児さんは、前祭
と後祭とで別々に選ばれるのだろうか?

あと大阪の天神祭りは毎年7月の24・25日で開催されます。私は大阪に
住んで10年以上経ちますが、まだ天神祭りには行ったことがないのです。
今年から祇園祭の後祭があるので、その山鉾巡行は24日です。山鉾巡行は
午前中なのでそれを見た後、天神祭りへ繰り出すことが可能になるのです。
ということはこの時期、3~4日関西に滞在すれば京都の祇園祭の宵山から
山鉾巡行、そして大阪の天神祭りまですべて堪能できてしまうことになるん
です。

梅雨が明けている後祭(まぁ暑いだろうが)、そのまま天神祭りにも行けて
日本三大祭りの2つを一気に楽しめる後祭のほうが、これからは人出が多く
なっていくのではないでしょうかね。具体的には23日~25日の滞在で
祇園祭後祭宵山-祇園祭後祭山鉾巡行-天神祭宵宮-天神祭本宮とすべて
体験できてしまうのです。まぁ地元民にとっては毎年のことなので変わり
ませんが、よその地方から来る人にとっては格好の日程ですよね、夏休みに
も入っているし。

祇園祭というと、私はどうしても24年前の祇園祭を思い出してしまいます
。あの年も今年と同じようにドイツ(西ドイツ)がアルゼンチンに勝って
ワールドカップに優勝した後の祇園祭でした。24年前の祇園祭での出来事
を書いています。↓よかったらお読みください。
< ありえない偶然、、、



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