<追記>

 

今夜の上弦の月(正確には昨夜が上弦の月だった)を撮影した。

 

20181216  22:54~55

 

朧月(おぼろづき)だ。

 

もう少し待とう。

 

出た !! 美しい半月である。

 

 

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区立図書館から借りて読んだ。

 

東野圭吾 短編集

「素敵な日本人」

光文社単行本(ソフトカバー)2017年3月刊行

Amazonで購入

 

 

ソフトカバーの装丁デザイン

(装幀:泉沢光雄、装画:チカツタケオ)に引用された---

TINCTURE OF RHUBARB

マンドラゴラとして知られている「大黄チンキ」

HERBERT SAUNDERS,

ハーバート・サンダース

Dispensing Chemist,

薬品・薬物の調剤師

MARKET HILL, COGGE SHALL

住所



■ セールストーク

登場する人物がどこか知人に似ていたり、あなた自身にも経験のあるトラブルだったり、つい思い浮かべてしまう妄想の具現化だったり、読み心地は様々。


豊饒で多彩な短編ミステリーが、日常の倦怠を解(ほぐ)す。
 

意外性と機知に富み、日本の四季折々の風物を織り込んだ、極上の九編。

 

 

[日本の風物詩 (行事)]

 

①正月の決意・・・1月の初詣

②十年目のバレンタインデー・・・2月のバレンタインデー

③今夜は一人で雛祭り・・・3月の雛祭り

⑧クリスマリミステリ・・・12月のクリスマス

 

 

[日本人の好きな誕生石 (宝石)]

 

⑨水晶の数珠・・・4月の水晶(ダイヤモンド)

⑤レンタルベビー・・・6月のパール

⑦サファイアの奇跡・・・9月のサファイア

 

 

[日本の強味]

 

②今夜は一人で雛祭り・・・料亭・和食

④君の瞳に乾杯・・・アニメ

⑤レンタルベビー・・・ロボット、長寿

⑥壊れた時計・・・時計

 

 

*



■ 各編のあらすじ、キーセンテンス

 
□「正月の決意」

初出:「宝石ザ・ミステリー 小説宝石特別編集」2011年12月正月ミステリ改題。

お正月の朝、地元の神社へ初詣に行った老夫婦の前島達之・康代は、その町の町長が下着姿で賽銭箱の前に倒れているのを発見、困惑しながら警察に通報する。
が、所轄の刑事は元旦に殺人未遂かよとヤル気のない様子。
一命を取り留め意識が戻ったが、鈍器のような物で後頭部を殴られたと思われ、その衝撃で記憶喪失となった被害者の町長。
神社の神主。駆けつける警察。
町長と教育長が1人の女性を巡って争った挙句、開門と同時に本殿を目指して走り年男の栄冠を勝ち取る西宮神社の行事で、勝負することにした。
町長は「絶対に女は俺のものだ」と気合い入れて裸で走るのだが、先着したものの頭に大きな鈴が落下して気絶、恥ずかしいから記憶喪失のフリ。

前島夫妻は会社経営が行き詰っていて、借金を返せそうにないので初詣に行った後に自殺するつもりであった。
しかし、この一件は意外な結末を迎え、そのことが達之と康代の運命を大きく変えることになる。
しかし町長や教育長の馬鹿らしい行動や警察の適当な捜査を見て、こんな人たちが威張って生きているのに真面目な自分たちが死ぬなんて馬鹿らしいと思い、夫婦の決意を変え自殺を思い止まる。


□「十年目のバレンタインデー」

初出:「小説野性時代」2014年1月号の別冊付録。

売れっ子小説家の峰岸は、何の前触れもなく元カノの津田知理子から連絡をもらいデートに誘われる。
10年前に知里子のほうから突然別れを告げられ、それ以来会うことはなかったが、別れた後も彼女のことを峰岸は忘れたことがなかった。
だが或る日、ファンレターの中に彼女の名前を見つけ、バレンタインデーの日に会いたいというのだから、胸の高鳴りが止まらない。

しかし、この再会は、峰岸にとって決して喜ぶべきものではなかった。
バレンタインデーで幸せ絶頂な気分になっていた峰岸が、一気に絶望の淵に落ちる。
実は彼は知理子の親友・藤村絵美が書いた小説を盗んで発表していた。更にその親友を事故に見せかけて殺害していた。
峰岸の売れた作品は全て、その親友からの盗作によるものだった。
刑事になっていた知理子はその時の証拠を見つけて峰岸を呼び出し逮捕された。


 
□「今夜は1人で雛祭り」

初出:「宝石ザ・ミステリー3 小説宝石特別編集」2013年12月。

三郎は、娘の真穂が地方の資産家の木田修介と結婚することになり、渋々、相手の家族と挨拶を交わす。
名家の仕来たりの厳しさが、修介の両親からも醸し出されていた。 そんな家に嫁げば、真穂はきっと苦労するに違いないと心配だった。
三郎は亡くなった自分の妻・加奈子のことを思い出した。
三郎の母も非常に厳しい人であり、妻に非常に厳しく接していたのを見て来たからだ。
加奈子は、何一つ文句を言わなかったが、きっと大変な苦労をしたに違いない。
娘には名家などに嫁いで同じ思いをさせたくないと思った。

或る日、自分の心配を真穂に告げると、真穂は「お父さん、何もわかっていなかったんだね。お母さんは我慢なんてしていなかったよ」と言った。
そして、家で飾っていた雛祭りを見れば分かると三郎に告げる。
実は三郎の妻は姑との生活の中でもひそかに楽しみを見つけて暮らしていたことを娘の真穂から聞かされる。

 
□「君の瞳に乾杯」

初出:「宝石ザ・ミステリー2014夏 小説宝石特別編集」2014年8月。

内村は或る日、大学時代の友人・柳田から、合コンのメンバーが1人欠けたので、内村に参加してほしいと言って来た。
相手がモデルだと聞いて、内村は喜んで参加することにした。
合コンに参加して同じアニメ好きののキャバ嬢・モモカと出会う。
しかも彼女は黒目を大きく見せるカラーコンタクトがよく似合っていて、まるでアニメの美少女キャラクターのようだった。
モモカと意気投合して付き合うようなったが、深い仲にはなれないままであった。

デートを繰り返すうち、遂に内村は勇気を持って告白する。
すると、モモカは自分がカラーコンタクトをつけておりこれを外すと幻滅するはずだと言う。
どうしても素顔を見たいという内村に圧され、渋々、カラーコンタクトを外した。
指名手配犯を検挙する専門刑事の内村は、モモカこと山川美紀の素顔を見て愕然とする。

p117
「警視庁捜査共助課に所属し、見当たり捜査に従事している。見当たり捜査とは、指名手配されている犯人の特徴を記憶し、街中を行き来する人々の中から見つけ出すというものだ」


□「レンタルベビー」

初出:「SF宝石 小説宝石特別編集」2013年8月。

エリーは会社の長期休暇を利用して、子育てを疑似体験するために、フィアンセのアキラとともに本物の赤ちゃんそっくりのロボットのレンタルベビーを育てることにする。
名前をパールに決め、アキラとも同棲することになる。
しかし彼は仕事人間であることが次第に判明。
子育ての負担はほとんどエリー1人に圧し掛かる。
赤ちゃんロボットは本物と同じように夜泣きはするしウンチもするし風邪を引いたりもする。
苦戦して育児ノイローゼに成り掛けもしたが、頑張って取り組むと子育てにも慣れて来て、レンタルベビーに愛情さえ感じるようになる。

そして、いよいよレンタル期間の終了の日を迎え、母親に向いてますよとレンタル店の蓄積データから褒められる。
実はフィアンセのアキラもお店からレンタルした男性で、エリーは60歳だった。

p145
「彼はレンタルベビー店と契約しているプロの仮想ダディだった。疑似子育てを体験したいが現在付き合っている相手がいないという女性のため、店側が用意してくれる男性だ」
p147
「凍結卵子を保存してあるから、相手さえ見つかればいつだって受精できる。人工子宮の技術だって確立されてる」「私は可能性があるかぎり迷い続けるつもり。だってまだ六十歳。平均寿命の半分しか生きてないんですからね」


□「壊れた時計」

初出:「宝石ザ・ミステリーRed 小説宝石特別編集」2016年8月。

仕事をクビになった男は、2年前に知り合った闇サイト業者のAからの電話に出てしまい、金に困っていた主人公の男は、依頼人の怪しい仕事を引き受ける。
仕事内容は、指定された或るマンションの一室から彫像を盗んで来ること、依頼人のアリバイ作りのため犯行日時を特定する手掛かりを残すこと。
Aから受け取った鍵で部屋に忍び込んで彫像を探し回る。
すると帰って来た住人と鉢合わせて、咄嗟(とっさ)にタックルし倒した弾みで殺してしまう。

主人公はAに電話で指令を仰ぐと、Aは被害者の死体があれば犯行時刻は特定できるので、余計な小細工はしないでいいと指示する。
電話を切り部屋を出ようとした際に、彼は被害者の腕時計にヒビが入り、針が殺害時刻を指して止まっていることに気付く。
壊れた時計をどうするか悩んだ挙句に取った行動が、主人公の運命を左右する。
明らかなアリバイを残せば返って疑われるのではないかと不安を覚える。
そして壊れた時計を盗んで帰り時計店でその時計を修理してその人物の腕に戻したのであった。
実は時計は帰宅前に壊れていたことを掴んだ警察。


□「サファイアの奇跡」

初出:「SF宝石2015 小説宝石特別編集」2015年8月。

父を事故で亡くし、母と2人暮らしの未玖(みく)の家は裕福では無かった。
金の掛かる遊びはご法度で、そのために放課後も一人でいることが多かった。
働きづめの母を少しでも楽にさせてあげたかったから、未玖の願いはお金持ちになることだった。
小学生の頃、お金持ちになれるようにお願いするために行った神社で、未玖は一匹の薄茶色の野良猫を見つけた。
未玖は、マシュマロが好きなと分かった、その猫にイナリと名付け首輪も付けてあげる。
食べ物をあげるために毎日のようにその神社に通うようになった。
だが、或る日突然、未玖の前から猫のイナリは姿を消してしまう。
学校からの帰り道、ガードレールに括り付けられているイナリの首輪を見つける。
未玖は花を供えていたトラック運転手を見つける。
運転手は跳ねた猫を近くの動物病院に運んだことを話し、運転手に病院へと案内してもらう。
待合室で未玖はイナリの気配を感じたのだ。
探しながら、立ち入り禁止の張り紙がしてあるドアを開けると、奥にあるゲージの中を見て目を見張る。
すると白衣を着た医師らしき男性が未玖を捕まえ、そこで見たことを口止めされる。
待合室に戻ると、運転手からやはりイナリは助からなかったことを聞かされる。


高校を卒業しトリマーになった未玖は、再びイナリが死んだ病院を訪ねる。
未玖はイナリの気配を感じ、そこには鮮やかな青い毛の色をした珍しい猫サファイアがいた。

p204
『猫の全脳移植技術を確立 すでに数例で成功』「そのトリマーの子は、初めてサファイアを見た時、自分がかわいがっていた猫の気配を感じたんだそうです」
p205
「ほかの猫の脳と取り替えるのです。サファイアを救うには、それしかなかった」
p207
「最終目的は人間の脳移植なんです。猫の脳というのは形状がとても人間に近くてね、脳研究のモデルに適しているんです」


□「クリスマスミステリ」

初出:「宝石ザ・ミステリー2 小説宝石特別編集」2012年12月。

劇団の看板役者として有名俳優に成長した黒須は、クリスマスの日に殺害を計画していた。
その相手は日本屈指の女流脚本家・樅木(もみき)弥生。
7年前に売れるために年上の弥生と男女の仲になった黒瀬だが、若い女優と恋仲になった黒須。
売れた今となっては邪魔になった弥生の家を、クリスマスパーティーの前に訪ねて毒入りワインで殺すことにする。
使用する毒物は、弥生自身が所持していると明かしていたマンドラゴラを利用する。

p223
「マンドラゴラというのは植物よ。根が人間そっくりの形をしていて、引き抜くと悲鳴をあげるといわれているの。そしてその悲鳴を聞いた者は発狂して死ぬという伝説がある」
「その根には強力な毒が含まれているの。食べると幻覚が見え、幻聴が聞こえ、やがては死に至る。マンドラゴラの悲鳴というのは、その幻聴だろうといわれているわ」


マンドラゴラ [Mandragora、別名マンドレイク(Mandrake)]の関連サイト
「The Dance Of Life ~Mandrake, Tree Of Knowledge」
 

 

アリバイ工作をして、弥生に毒を飲ませることに成功したと思った黒瀬はその場を立ち去るが、その後のパーティーで何故か弥生が生きていることが判明する。

弥生から別れを告げられ、しかも彼女作品のドラマオファーの依頼を受ける。
毒が効かなかったことに感謝し、殺そうとしたことを後悔する。
ところが、服用した薬は少しづつ効いて行き、謎の死を遂げてしまう。

黒須<クロス>、樅木<モミノキ>、鹿野<トナカイ>、三田<サンタ>・・・クリスマスに因んだ名前を持つ登場人物たち。


□「水晶の数珠」

初出:「宝石ザ・ミステリー2016 小説宝石特別編集」2015年12月。

主人公の直樹は、地元の名家・度会家(わたらいけ)の一人息子。
直樹はハリウッド映画に出る夢に挑戦するため、父の反対を押し切って、父が会長を務める会社をわずか1年で辞めハリウッド俳優を目指して渡米てしまう。そのことを知った父は怒り、息子を勘当。
直樹はアメリカで売れない役者として頑張っていた。
数年後、姉から電話がかかってくる。父が末期の癌で最後の誕生日パーティーを行うから来てほしい。
直樹は大事なオーディションがあるから父の誕生日パーティーの翌朝の便で出発しなければならないが、父と会うチャンスはこれで最後だと思って日本に帰ることにした。

空港から実家に向かう途中の東京駅に着いた頃、父から直樹に電話が掛かってきます。直樹は父から「やっと馬鹿な夢を諦めて日本にのこのこ帰って来たか。大事なオーディションの前に日本に帰ってくるようなやつが成功するわけがない。大人しく日本で就職しろ」などの挑発され、そのことで口論となり、父に会わずにそのままアメリカにとんぼ帰りする。
結局直樹はオーディションには合格しなかった。
その3週間後に、直樹は父の葬式で再び日本を訪れることになった。
母と姉から父の誕生日にどうして帰ってこなかったか訊かれ、父との電話でのやりとりを説明します。すると母と姉は、直樹が帰ってくることはサプライズにしていて、父にはもちろん誰も知らないはずだと言います。渡米後の直樹の電話番号も知っているのは姉だけで父は知らないはずだと。どのようにして父は直樹が帰ってくることを知り、携帯番号を知り、あれだけの挑発をしたのか?しかし何故父が直樹の電話番号を知っていたのか疑問が残る。

父は直樹だけへの遺言を残していた。遺言状には数珠の使い方が書かれていた。なんでもこの数珠は自分が望む日に1日だけ戻ることができ、直樹の家は先祖代々この数珠の力で繁栄をなしてきたというのだ。
例えばギャンブルの結果を知っていればその日に戻って大儲けをすることも可能になる。しかし生涯にこの力を使えるのは1回限りなので使いどころはよく考えるようにと書かれていた。

p269
「水晶の数珠を両手で握り、ある呪文を唱えれば、過去に戻れるのだ。現代風にいえば、タイムスリップということになる」
p271
「遺書の文末には、カタカナが十六文字並んでいた。それが呪文らしい」

その遺言で度会家に代々伝わる“水晶の数珠”の不思議な力を知った直樹は、なぜあの日、自分が実家に着く前に、父が電話を掛けてきて口論になるようなことをわざわざ言ったのか、遺言状には父も最も大事な時に数珠の力を使ったと書かれていた。直樹は父の一番大事な時はいつだったのだろうと考えた。
葬儀が終わり日本からアメリカに帰る日、直樹は父の誕生日パーティーの翌日に空港に向かう新幹線が動いていなかったことを知った。
つまり直樹は父の誕生日パーティーに出席していたら大事なオーディションに参加することが出来なかったのだ。


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■ 東野圭吾氏の主な著作(2013年以降)と私のブログ

 

ノンシリーズ「夢幻花」(PHP研究所2013年4月、PHP文芸文庫2016年4月)・・・柴田錬三郎賞
加賀恭一郎シリーズ「祈りの幕が下りる時」(講談社2013年9月、講談社文庫2016年9月)・・・吉川英治文学賞
スキー場シリーズ「疾風ロンド」(実業之日本社文庫2013年11月、実業之日本社2014年12月)
ノンシリーズ「虚ろな十字架」(光文社2014年5月、光文社文庫2017年5月)
マスカレードシリーズ「マスカレード・イブ」(集英社文庫2014年8月)
ラプラスの魔女シリーズ「ラプラスの魔女」(KADOKAWA2015年5月、角川文庫2018年2月)
ノンシリーズ「人魚の眠る家」(幻冬舎2015年11月、幻冬舎文庫2018年5月)
ノンシリーズ「危険なビーナス」(講談社2016年8月)
ノンシリーズ「恋のゴンドラ」(実業之日本社2016年11月) 未読 

スキー場シリーズ「雪煙チェイス」(実業之日本社文庫2016年11月) 未読 

短編集「素敵な日本人」(光文社2017年3月)
マスカレードシリーズ「マスカレード・ナイト」(集英社2017年9月) 未読

ラプラスの魔女シリーズ「魔力の胎動」(KADOKAWA2018年3月)
ガリレオシリーズ「沈黙のパレード」(文藝春秋社2018年10月) 未読 

 

 

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■ 東野圭吾氏の長編: 

主な訴求テーマ

 ガリレオシリーズ「探偵ガリレオ」(1998)「予知夢」(2000)「ガリレオの苦悩」(2008)「虚像の道化師 ガリレオ7」(2012)「禁断の魔術 ガリレオ8」(2012)
 ・・・超能力・超常現象のトリック。 


「秘密」(1998)「トキオ」(2002)⇒改題「時生」(2005)「パラドックス13」(2009)「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(2012)
 ・・・超能力・超常現象(タイムトラベル / タイムパラドックス)。


「天空の蜂」(1995)「夢幻花」(2013)・・・生命工学(バイオテクノロジー)・原子力工学の光と影。


「疾風ロンド」(2013)・・・新型感染症・生物兵器。


「虚ろな十字架」(2014)・・・犯罪被害者遺族・死刑制度。


「ラプラスの魔女」(2015)・・・予知能力・脳細胞移植。


「人魚の眠る家」(2015)・・・脳死・臓器提供。


「危険なビーナス」(2016)・・・後天性サヴァン症候群・動物実験。