シリーズ15回目です。
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2015年4月16日、ノルウェーのメッテ=マリット皇太子妃はデンマークのコペンハーゲンで開催されたマルグレーテ女王の75歳の誕生日を祝うレセプションで、Alexander McQueenのコートドレスを着用されました。約5ヶ月後の2015年9月27日、ヨルダンのラーニア王妃はニューヨークで開催された2015年ソーシャルグッドサミットで同じコートドレスを着用されました。
ラーニア王妃は白いベルトでウエストマーク。
同じ年の12月、メッテ=マリット皇太子妃はノーベル賞授賞式でも同じコートドレスを着用され、黒の細いベルトを合わせて着回しました。
2021年5月12日、オランダ王室のアレクシア王女(国王夫妻の次女)は母マキシマ王妃の50歳誕生日記念コンサートでmajeのドレスを着用されました。
2023年10月23日、ルイ・デュクリュエ(モナコのステファニー公女の長男、グレース・ケリーの孫、モナコ公アルベール2世の甥)の妻 マリー・デュクリュエはモナコのグリマルディ・フォーラムで開催されたSPORTEL Monaco 2023のSPORTELアワード授賞式で同じドレスを着用しました。
さらに色違いのブルーのドレスをベルギー王室のエレオノール王女(フィリップ国王の次女)が2021年の毎年恒例のクリスマスコンサートで着用され、その後も2024年のクリスマスカード等でも着用されています。
こうして3名の着用画像を並べてみるとそれぞれの年齢に応じて胸元の開きを調整されています。
2013年8月、デンマークのメアリー皇太子妃(当時)はデンマークのヘルシングエーアで開催されたINDEX賞授賞式2013にPRADAのVネックドレスを着用されました。このドレスはメアリー皇太子妃が2008年から着用されているもので、最近では2023年4月17日にイタリアのミラノ訪問中に黒いジャケットを羽織って着用されました。
2010年12月31日、 クリスティン・デイビスはラスベガスのコスモポリタン内のマーキー・ナイトクラブで、ジェイ・Zとコールドプレイとともに、ラスベガスのコスモポリタンのグランドオープニングと大晦日の祝賀パーティーで同じドレスを着用しました。
2023年6月13日、ベルギーのマティルド王妃はブリュッセルのボザール芸術センターで開催されたエリザベート王妃国際声楽コンクール2023の閉会コンサートでDRIES VAN NOTENのフローラルプリントマキシドレスを着用されました。このドレスは2017春夏コレクションのもので、2017年5月にも着用されています。
2016年12月27日、バルバドスでディナーの為にレストランを訪れたリアーナも同じドレスを着用していました。
2003年12月2日、フランスのパリでユネスコの親善大使に任命されたモナコのカロリーヌ公女はCHANELのジャケットを着用されていました。
2012年5月9日、ニューヨークで開催された世界子供財団USAシンポジウムに出席されたスウェーデンのシルヴィア王妃も同じジャケットを着用されていました。
その後、シルヴィア王妃の長女ヴィクトリア王女が2017年3月16日にスウェーデンのリディンゲにあるミレスゴーデン美術館で開催された「マリアンヌ・ベルナドッテ - スタイルアイコン」展で同じジャケットを着用されました。
さらに、2024年9月7日、シルヴィア王妃はウクライナのファーストレディが主催する第3回ファーストレディ・ジェントルマン・サミットにオンライン形式で参加され、同じジャケットを着用されました。
シルヴィア王妃から娘のヴィクトリア王女にCHANELのジャケットが譲られたのかと思いましたが、貸し出しだったようです。
シャルロット・カシラギは、2023年10月3日にフランスのパリ、グラン・パレ・エフェメールで開催されたCHANELの2024年春夏プレタポルテコレクションに出席し、CHANELのツイードスーツを着用。
2024年4月10日、キルスティン・ダンストがトーク番組「ザ・レイト・ナイト・ウィズ・セス・マイヤーズ」出演のために訪れたニューヨークで同じスーツを着用していました。
2024年7月3日、韓国の 女優チョ・ボアもソウルの城東区アンダーソンで行われたシャネル・ココ・クラッシュ・ポップアップ・フォトコール イベントで同じスーツを着用しました。
ここからは、2021年9月4日にオーストリア ウィーンのショッテン教会で行われた リヒテンシュタインのマリア=アヌンチャータ候女の結婚式と披露宴に参列されたゲストの衣装です。
※マリア=アヌンチャータ候女(Princess Maria Anunciata of Lichtenstein ) の父方の祖父はリヒテンシュタイン候フランツ・ヨーゼフ2世(1906-1989)で、アロイス候世子とははとこ(いとこ同士の子供)の関係です。
また、母親はルクセンブルクのアンリ大公の妹マルガレータ大公女で、アンリ大公の姪でもあります。
この結婚式に参列したベルギーのアストリッド王女の三女レティシア=マリア王女はMajeのグリーンのドレスを着用。
同じドレスを後に従妹ベルギーのエリザベート王女が着用しました。2024年7月27日、エリザベート王女はベルギー王室を代表して、ドイツのボン大聖堂で執り行われたハプスブルク=ロレーヌ大公パール大公(オーストリア皇帝カール1世の子孫)の結婚式に出席。従姉レティシア=マリア王女と同じドレスを着用しました。
従姉妹関係での衣装かぶりでしたが、エリザベート王女は国王の娘であり、次期王位継承者。衣装はたくさんお持ちですし、従姉から譲られたわけでなく、偶然同じドレスをそれぞれお持ちなのだと思います。
そして、エリザベート王女の妹のエレオノール王女も色違いのmajeのドレスを持っています。2022年6月4日、母マティルダ王妃と出席したエリザベート王妃チェロコンクール2022で色違いのドレスを着用されていました。
ここからは披露宴に出席したゲストの衣装です。
ベアトリーチェ・カシラギ(ボロメオ)はフロントに大きなハートのフリルが付いたDiorの赤いチュールドレスを着用。このドレスは2021年秋冬コレクションで、他にも着用したセレブや有名人が多くいました。
ベアトリーチェ・カシラギよりも早い2021年7月17日、第74回カンヌ国際映画祭で『OSS 117: アフリカより愛をこめて』の最終上映会と閉会式に出席したロザムンド・パイクも同じドレスを着用していました。
他にもこのドレスを着用したセレブや有名人がいたのでまとめてみました。
(左上)ベアトリーチェ・カシラギ
(右上)アンジェラ・ベイビー
(左下)ロザムンド・パイク
(下中央)2021年10月3日、スペインのマドリードにあるIFEMAで開催された2021年プラティーノ映画賞授賞式で、フアナ・アコスタもDiorの赤いドレスを着用。
(右下)2011年11月3日、チュニジアのモデル兼女優のリム・サイディがカタールのドーハにあるカタール国立博物館で開催されたファッション・トラスト・アラビア賞授賞式で同じドレスを着用。
最後に、ゲストの中に少し前に本ブログでもご紹介したデンマーク王室の新年レセプション(2回目と3回目)でメアリー王妃が着用されていたドレスを着用された方が!
オーストリア=エステ大公妃の儀礼称号を持つマリー・アストリッド大公女(ルクセンブルク大公女、アンリ大公の姉、オーストリア=エステ大公カール・クリスチャンの妻)は、結婚式の後に行われた披露宴でTERI JONの金襴のドレスを着用されました。
メアリー王妃はシャツドレスの襟をカスタムメイド。マリー=アストリッド大公女はモデルと同じデザインです。メアリー王妃が初めてこのドレスを着用されたのは2024年7月でした。メアリー王妃よりも早い2021年にマリー・アストリッド大公女が着用されていました。マリー=アストリッド大公女もとても良くお似合いです。メアリー王妃にとっても歳を重ねてからも長く着ることができるデザインということでしょうか。
⑯へ続きます
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