今回はキャサリン皇太子妃等イギリス王室の女性達も着用するBeulah London にスポットを当ててみました。
Beulah Londonは、2010 年にレディ・ナターシャ・ルーファス=アイザックスとラビニア・ブレナンによって設立された英国のファッション ブランドです。

Beulah Londonのドレスを着用するユージェニー王女、キャサリン妃、ソフィー妃、ベアトリス王女


Beulah Londonのドレスを着用するソフィー・ウィンクルマン、レディ・ガブリエラ・キングストン、オータム・フィリップス、ザラ・フィリップス

Beulah Londonは贅沢な生地の使用と、エシカルで持続可能な生産方法に重点を置いていることで知られています。特に人身売買や貧困の影響を受けている女性に雇用と訓練の機会を提供することで、女性に力を与える取り組みでも知られており、ブランドの顧客にはイギリス王室の女性達、ケイト・モス、シエナ・ミラー、サラ・ジェシカ・パーカー、ピッパ・ミドルトン等が含まれています。

また、「プリンセス達の衣装かぶり⑪」で紹介したように、デンマークのメアリー皇太子妃やノルウェーのメッテ=マリット皇太子妃、イヴァンカ・トランプも
Beulah Londonのドレスを着用しています。

最近では3日前にチャリティーポロ観戦でBeulah Londonのドレスを着用されたばかりですが、このドレスは2019年のロイヤルアスコットに関する記事 で掲載していました。




キャサリン皇太子妃よりも約4年早い2019年6月18日、ロイヤルアスコットの初日に出席するレディ・ナターシャ・ルーファス=アイザックスが同じドレスを着用していました。スカート丈に違いはあるものの、ネックラインからのタックやパフスリーブは一致しています。この女性はBeulah Londonの創設者の一人であり、キャサリン妃の友人でもあります。


このドレスは「11月6日より順次発送させていただきます。」と納期の注意書きを掲載して現在(2023年7月7日時点)も販売されている商品です。
定番商品で2019年から販売され続けているのか、この度丈を長くして復刻した商品なのか、レディ・ナターシャ・ルーファス=アイザックスがカスタムして着用したのかはわかりません。



レディ・ナターシャ・ルーファス=アイザックスとして旧姓で知られるレディ・ナターシャ・フィンチは、英国の貴族であり、社交界の名士であり、Beulah London の創設者でデザイナーです。



レディ・ナターシャ・ルーファス=アイザックス(以下ナターシャ)は、第4代レディング侯爵サイモン・ルーファス=アイザックスの第二子です。 彼女には、姉シビラ(1980年生まれ)と、弟のアーリー子爵ジュリアン(1986年生まれ)がおり、弟のジュリアンがレディング侯爵の称号の推定相続人です。ナターシャはイングランド南西部のグロスターシャーにあるウェストンバート・スクールに通いました。その後、オックスフォード・ブルックス大学で美術史の学位を取得しました。



2009年、ナターシャと幼なじみのラヴィニア・ブレナンは、性的人身売買の被害者に針仕事と英語を教えるためにインドを訪れ、売春宿やスラム街から救出された弱い立場にある少女たちをワークショップで2か月間指導しました。
そこでBeulah Londonが考案されました。 ナターシャとラヴィニアのアイデアは、救助された女性たちに生活賃金を支払い、街に戻るという経済的必要性から彼女たちを救う倫理的なファッション レーベルを立ち上げることでした。

ラヴィニア・ブレナン(左)とレディ・ナターシャ・ルーファス・アイザックス(右)2013年2月13日

2010年、ナターシャはラヴィニア・ブレナンとともにブランドBeulah Londonを設立しました。同ブランドの商品は女性が安全で充実した環境で働きながら経済的自立を達成できるよう支援することを目的として、世界中の複数のNGOパートナーと協力して作成されています。 これは、デリーへの旅行中にインスピレーションを得たもので、性売買から逃れてきた女性たちの生活が仕事によってどのように変わっていくのかをアフターケアホームで直接目にしました。 このブランドの美しいドレスは、コルカタのコミュニティで伝統的にブロックプリント法で作られ、バングラデシュで手刺繍が施されています。 

ラヴィニア・ブレナン(左)とレディ・ナターシャ・ルーファス・アイザックス(右)2018年



2012年5月2日、英国ロンドンのザ・リッツで開催されたタトラー・ジュビリー・パーティーに出席したルパート・フィンチとナターシャ・ルーファス=アイザックス。 


2013年6月8日、ナターシャはで弁護士のルパート・フィンチと結婚しました。 彼らには3人の子供がいます。



父親の第4代レディング侯爵サイモン・ルーファス・アイザックスとレディ・ナターシャ・ルーファス・アイザックス

レディング侯爵家の令嬢であるナターシャは、常に上流社会のコミュニティで活動しており、キャサリン妃だけでなく、ベアトリス王女、ジャック・ブルックスバンク(ユージェニー王女の夫)、レディ・キティ・スペンサーも友人です。 また、彼女の父親はチャールズ皇太子の親友であり、彼女はウィリアム王子とハリー王子の両方を子供の頃から知っていました。

ナターシャとルパートの結婚式にはユージェニー王女、ジャック・ブルックスバンク、クレシダ・ボナス、マイケル・オブ・ケント王子か出席。


 一方、夫のルパートは、キャサリン妃がウィリアム王子と出会う前、3人全員がセント・アンドリュースに在学していたときに、キャサリン妃と短期間付き合っていたと言われています。
ナターシャとルパートは数年後に交際を始め、2013年にサイレンセスターの洗礼者聖ヨハネ教会で挙式し、その後バサースト伯爵夫妻の邸宅であるサイレンセスター・ハウスで披露宴が行われました。 
ルパートとキャサリン妃は破局後も良好な関係を築き、ナターシャとルパートは2011年のウィリアム王子とキャサリン妃のロイヤルウェディングに出席。キャサリン妃の友人として招待客リストに記載されています。また、2013年のナターシャとルパートの結婚式にもウィリアム王子とキャサリン妃が出席されたと言われています。

2018年5月16日にロンドンで新しくオープンしてストアのオープニングに訪れたレディ・ガブリエラ・キングストン夫妻。


同じ日にベアトリス王女の姿も。




2018年ユージェニー王女の結婚式に出席したナターシャとルパート。


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↑メアリー皇太子妃、メッテ=マリット皇太子妃着用のBeulah Londonドレスを掲載






以上です。最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。