2023年6月15日、ノルウェーのハーラル5世国王とソニア王妃はデンマークを公式訪問しました。 この訪問は、デンマークとノルウェー、そして両王室の歴史的な結びつきと緊密な近隣関係を示すもので、デンマークとノルウェーの協力分野に焦点を当てたノルウェービジネス代表団を率いての訪問だと言われています 。
マルグレーテ2世女王とハーラル5世はデンマーク国王フレゼリク8世の曾孫同士で、はとこの関係にあります。お二人は両親と祖父母がすでに築いてきた強い友好関係を維持しています。マルグレーテ2世は 1972 年に父フレゼリク9世の跡を継ぎ、ハーラル5世は 1991年に父オーラヴ 5 世の跡を継ぎ国王に即位しました。ハーラル5世が王位に就いて最初の国賓訪問は、隣国であり友好国でありはとこの国でもあるデンマークでした。
ノルウェー国王夫妻はロイヤルヨットでデンマークに到着。船はコペンハーゲン港に停泊し、はとこ同士の国王の再会は、かつて港の税関だった建物であるノルドレ・トルドボッドで行われました。この建物は現在、著名な賓客の到着・出発の場所として使われています。
ハーラル国王がレッドカーペットの向こう側で待っていたマルグレーテ女王に近づいたとき、国王はつまずいて女王の足元に手を付いてしまいました。
松葉杖を使って移動していたハーラル国王は、段差の端にある敷物の端につまずきましたが、 すぐにボディーガードのサポートを得て、国王は満面の笑みを浮かべてはとこのマルグレーテ女王と再会しました。
ハーラル 5 世国王(86)は、いくつかの健康上の問題により歩行が困難な様子で、松葉杖を使用されています。先月の建国記念日に公務を再開したばかりでした。ソニア王妃も3週間後に86歳の誕生日を迎える予定ですが、若々しく健康に見えます。83歳のマルグレーテ2世女王も、背中の手術を受けて以来、依然として可動性の問題を抱えているようで今回も杖を使っています。
アクシデントもあった再会の後、マルグレーテ女王とハラルド国王夫妻は、女王の専用車クローネ1(60年前のロールスロイス)に乗り、ロイヤルホースガードに警備されアマリエンボー宮殿に向かいました。
夕方にはデンマークのコペンハーゲンにあるクリスチャン7世のアマリエンボー宮殿で、デンマーク国王マルグレーテ2世女王がデンマークを国賓訪問中のノルウェー国王ハーラル5世とソニア王妃を歓迎する国賓晩餐会を主催しました。
ディナーにはフレデリック皇太子とメアリー皇太子妃も出席されました。
ノルウェーのハーラル国王とソニア王妃が2日間の日程でデンマークを公式訪問しています。
晩餐会終了後、ハーラル国王、ソニア王妃、フレデリック皇太子、メアリー皇太子妃はノルウェーのロイヤルヨット「ノルゲ」とデンマークのロイヤルヨット「ダンネブロッグ」でオーフスに向けて出航しました。