↑前回の記事の続きです。


2022年3月23日の夜、ウィリアム王子とキャサリン妃はジャマイカ総督がキングスハウスで主催した公式晩餐会に出席されました。





到着されたウィリアム王子とキャサリン妃を、ジャマイカのパトリック・アレン総督とパトリシア夫人が迎えました。








ウィリアム王子はブラックタイ、キャサリン妃はエメラルドグリーンのオフショルダードレスで華やかな装い。


過去の奴隷制度の問題、連邦から独立の問題もあり、難しい時期のロイヤルツアー、生まれながらの王子といえど、スピーチのプレッシャーは相当なものでしょう。大事なスピーチの前にウィリアム王子を優しく見つめるキャサリン妃。



ウィリアム王子は約7分間スピーチの中で、過去の奴隷制度について「忌まわしい」、「私たちの歴史の汚点」と表現しました。



「私は、昨年バルバドスで奴隷制の恐ろしい残虐行為が私たちの歴史を永遠に汚すと言った私の父、プリンス・オブ・ウェールズ(チャールズ皇太子)に強く同意します。 深い悲しみを表現したい。 奴隷制は忌まわしいものでした。」奴隷制度について、謝罪と賠償が求められていますが、謝罪はせず奴隷制度を非難し、遺憾の意を伝えるに留めました。





スピーチの中で、ウィリアム王子は自身と妻のキャサリン妃がジャマイカへの最初の公式訪問に「非常に満足している」と述べ、次のように付け加えました。 

 「すでにここでの短い時間の中で、キャサリンと私は、ボブ・マーリーが何年も前に説明したこと、つまりジャマイカが世界に与え、この国を特別なものにしている「Onelove」の精神を感じたことを嬉しく思います。」

「今夜、祖母のプラチナジュビリーの機会に、ジャマイカの女王からの最高の願いを伝えることができて、特に嬉しく思います。

女王がジャマイカに深い愛情を持っていることは周知の事実であり、1953年に私の祖父であるエディンバラ公と最初に訪問しています。」

「そして同様に、私は今日、老いも若きもジャマイカ人から、女王への愛情について聞いて感動しました。

彼女の連邦家族への献身、献身、そして義務感は深く賞賛されています。 彼女は私の本当の祖母かもしれませんが、誰もが彼女を祖母として考えています。 そして、私はそれで大丈夫です!」

「そしてもちろん、女王が王位に就いて70年を迎えるにあたり、独立60周年を祝うジャマイカにとって、今年は非常に特別な年でもあります。 今ではそれはパーティーの理由も2倍です!」

 


ウィリアム王子は、沈黙のボールルームでの7分間の演説の後、丁寧な拍手喝采を受けたそうです。



1953年に初めてジャマイカを訪れ、女王と故エディンバラ公がキングスハウスの中央階段を歩いた歴史的な瞬間を再現したようです。
エリザベス女王は、当時の知事であるヒューフット卿のゲストであったときに、君主としての最初の連邦ツアーでキングスハウスを訪れました。



キャサリン妃の新しいドレスはジェニー・パッカムのビスポークで、既製品のワンダーグリッターチュールマキシドレス($ 5025)に基づいてデザインされています。


Jenny Packham

Wonder Glitter Tulle Gown

$5,052(約617,900円)



キャサリン妃はエリザベス女王ののRoyal Family Order

と、ロイヤルビクトリア勲章(GCVO)の星を着用しました。今回はサッシュがないので、サッシュにつけるタイプの勲章は付けず、星型のタイプのみということでしょうか。

 

↑キャサリン妃のRoyal Family Orderと勲章については過去に詳しく紹介しています。




キャサリン妃が着用したイヤリングとブレスレットは、エリザベス女王所有のエメラルドタッセルパリュール(イヤリング、ネックレス、ブレスレット、リングの一致するセットで構成)の一部です。



エリザベス女王は、2011年オバマ大統領滞在中にロンドンで開催された米国大使公邸のウィンフィールドハウスでの夕食会でもこのエメラルドタッセルパリュールを着用されました。



プラチナジュビリーの機会に、エリザベス女王に代わってベリーズ、ジャマイカ、バハマを訪れる 8日間のツアーは3月26日まで続きます。



今回の記事の続き





人気の記事→ 
最近の記事→ 

キャサリン妃の記事一覧→


関連記事

イギリス王室 Diplomatic Reception(キャサリン妃の勲章を紹介) 







以上です。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。