イナーシャブロック

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今日はちょっとストラトキャスターのシンクロナイズドトレモロの事に

触れてみます。
先ずは本家フェンダーのイナーシャブロック

これはスチール製で重量も280gあります。
 

次にブラス製

こちらもサイズも重量もほぼ同じです。


次にカラハム社
スチール製

更にウィルキンソン社
スチール製

次にMFA

これは重さが300gあるそうです。

 

最後に安価なギターに良く付いている物


と色々あります。
弦のピッチもフェンダー製は11.3mm
(アメスタシリーズは10.8mmかな!?)
最近ギターは10.5mmも多いです。

ついでに私のギターに付いているシンクロナイズドトレモロのブロックです。


これはかなり前に楽器店で買い占めたSuhrの物です。
現行品とは違うかもしれません。
製造はゴトー製のような感じです。
アーミングの幅を大きくとれるようにブロックに角度が付いています。
これは磁石ではくっつかないので亜鉛ダイキャストです。

次に

安価なパーツで組んだストラトのブロックです。
これは高さが36mmとボディの薄いスクワイヤーあたりに向けて製造したものです。
これも亜鉛ダイキャストでした。(近々スチール製に変更予定)

最後に

これはウイルキンソンのブロックです。
フェンダーと同じサイズで厚さが13mm
高さが42mmです。
スチール製で磁石でくっつきます。
本家と違って黒く塗装してあります。(錆防止?)

アンプを通さないで弾くと音は違うものです。
フェンダー系のギター(特にストラト)はそのまま生音で弾くと鳴りが違います。
ここで勘違いして欲しくないのはソリッドギターで大きな音が出ることが

鳴っていると勘違いしている輩が多い事。
レスポールを想像してください!
最近のチェンバー構造になっていない本当の意味でのレスポール、
これは生で弾いても鳴りません。
SGあたりでボディが軽い物に限定するとこれが鳴ります。

要するにソリッドギターは質量で音がボディに大きく共鳴するものが大きく

鳴ります。
なので安価なストラトにはレベルの低い材が使われていたり
薄っぺらくて小さい亜鉛ダイキャストのブロックを使っていると
生音の鳴りが大きく鳴ります。

これはギターが良く鳴くのとは違うと言う事です。
質量の重いスチール製のブロックに変えると逆に生音は小さくなります。
土台がしっかりしているので簡単には共鳴し辛くなっているわけです。

これはアンプを通して初めて分かることです。
私は使用したことがありませんが、ブラス製も良いと言う人もいます。
スチール製よりも高音が抑えられるらしいです。
好みですね!

私がフェンダー製を使わないのはアームの固定を原始的な構造でアームの

差し込み穴にスプリングを入れてでテンションをかけて落ち着かせています。
他の進んだメーカーはイモネジでアームにテンションをかけられるように

なっています。(位置をしっかり固定できます)

結論はセミアコやフルアコでは無くソリッドギターはアンプを通して初めて

出音が証明されるという事です。

今日はこの辺で!
次は少しだけギター内部の話をします。