〇タイトル
track4 shakin' edges&smokin' barrels
第一巻 p109~127
〇分析
★p109
「死んでもらおうか」と言いながら鉄格子越しに、エルウッドの額に銃口を向けるスミス。
1コマ目をよく見ると、スミスの握っている拳銃、サイズ大きすぎる気がする。
★p110
扉絵。黒枠に白文字のタイトルと小さなコマが描かれている。このような扉絵のデザインはBLEACHの最終章でのFriends(1~4)の回でも採用されている。
★p111
3コマ目のエルウッドの顔において鼻が線で描かれていない。BLEACH破面編以降の久保は、キャラの顔を書く際に鼻を線で描く場合が多い。
4コマ目で「ボロッ」と吹き出しがあるが、久保はオノマトペの吹き出しでは手書きの文字を使う傾向にある。
★p112
エルウッドの手錠を銃弾で破壊したスミス。3コマ目でエルウッドと吹き出しの間に長い間があるが、久保はキャラと吹き出しの間隔を広くとる手法をよく用いる。
★p113~115
今までのは演技だったと話すスミスとガンマ。エルウッドは「(スミスは)ガンマを殺す勢いで攻撃していたじゃないか」と問いただすが、スミスは「ガンマを殺すつもりで攻撃していた」と語る。二人が互いを深く信頼していることがわかる。
★p116
1コマ目で、エルウッドの影が黒ベタで描かれている。久保は基本的に影を細い線で描くことが多い。
★p117~120
スミスの裏切りに気づき、スミスらに接近してきた敵を倒していくスミスとガンマ。ガンマが敵の生首を飛ばしているのを見てエルウッドがびっくりしているシーンがあるため、エルウッドはスミスとガンマの二人と違って殺人に慣れていないのだろう。
★p121
4、5コマ目のような露骨な説明文は本作以降の久保作品からはあまり見られなくなっていく。
★p122~123
振りむくことなく自身の後ろにいた敵を射撃し、瞬殺するスミス。エルウッドはスミスの戦闘力の高さを実感する。
★p124~125
拷問室で民間人の指を切断するなど、暴行を加える男が一人。男はフードを被っており、片手に刀を持っている。拷問の途中、部下の一人が「キャルダー様」と呼び出しをする。
★p126
キャルダーに「キャルダーの許可なくガンマを持ちかえって逃げられた」と報告するバックリィ。キャルダーはバックリィの不手際を責め、拳を握りしめながら「顔と腹どっちがいい」と問う。2コマ目ではキャルダーは刀を背中にしょっているのに、4コマ目のキャルダーの背中には刀が描かれていない。それはおそらくキャルダーが刀を背中から左手に持ち替えたためだろう。
★p127
(キャルダー様に殴られる)と思ったバックリィは、「(歯が折れたら嫌なんで)腹」と答えたが、キャルダーは腹を殴らず、腹を切り裂いた。
キャルダーはガンマに興味を示す。
★総評
タイトルの意味は「刀を振るい、銃身から硝煙を放っている」という意味。1998年のイギリス映画『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』に影響されたタイトルの可能性がある。どうやらキャルダーは窃盗団「アッシュ・ドウター」のリーダーのようだ。
