著者:宮下奈都
読了日:2020年10月9日
この本が「調律師」の物語だということは、数年前に映画化されたことからも聞きかじって知っていたのだが......

タイトルに「羊」や「鋼」の文字が入っていることの意味を、知識不足の私は「ピアノ」と結びつけることはできずにいた

ピアノに羊の毛が使われていたなんてね


全体として主人公の成長物語なんだろうけど、フォーカスされていたのは調律師の仕事「そのもの」のように思う


読書中の印象は、一言で「静謐(せいひつ:静かで安らか)」


主人公「外村」の感情面やストーリー展開に起伏はない分、場面場面の表現に水辺の波紋のような静かさと繊細さが感じられる

一見平坦な日常の延長のような内容を、長編で読ませてしまうことができる「宮下奈都」は、本当にすごい


ページ数
243
読みやすさ
3(満点3)
わかりやすさ
2(満点3)
ストーリー
2(満点3)
テンポの良さ
3(満点3)
意外性
2(満点3)
私個人の好み
3(満点5)
合計
15(満点20)

2020年11作品目

つぶやき:
主人公「外村」の純朴さが、とても心地よく
どろどろと薄汚れてしまった40代のおっさん読者にとっては、心が洗われるように感じられました
 

NO.578
著者:綾辻行人 有栖川有栖 西澤保彦 貫井徳郎 法月綸太郎 東川篤哉
読了日:2020年10月7日
読む前に思っていた短編に対する「先入観」は、「期待薄」でした

そうは言っても

読んでみたいと思ったのは、綾辻氏を含め、名だたる作家さんたちのミステリー短編だったからです

6名それぞれ各1作品、想像以上の読み応えに感謝!

短編ならではの、最後の最後の数行での「どんでん落ち」に驚くこと必至です

私個人の好みは、綾辻行人「再生」と貫井徳郎「蝶番の問題」
理由は、読者の推理の方向性が的を得ていても、それがさらにもう一枚上手の最後、意外な「落ち」で終わるから、でしょうか

あと、自分にとって新しいと思った作品は、西澤保彦「アリバイ・ジ・アンビバレンス」、「探偵役」と「真犯人」が全く対峙しないまま結末を迎える作品です

短編をあまり好まない私でも、楽しめました

ページ数
268
読みやすさ
3(満点3)
わかりやすさ
2(満点3)
ストーリー
2(満点3)
テンポの良さ
2(満点3)
意外性
2(満点3)
私個人の好み
3(満点5)
合計
14(満点20)

2020年10作品目

つぶやき:
最近、プリン作りにはまっています
好みは、かため、濃厚系です
ブラックコーヒーと読書にあうんですよね~
 

NO.577
著者:倉知淳
読了日:2020年10月6日
クローズドサークルものです
間違いなく傑作ミステリー小説!

最後の最後に明かされる「探偵役」の名推理に度肝を抜かれること間違いない

面白かっただけに、内容を語りたくない
ぜひ読んでいない方は、読んでいただきたい

そして、また誰かに薦めてほしい作品です

でも......

この犯人を一発で言い当てられる人は、かなりひねくれていると思うけど

ページ数
343
読みやすさ
3(満点3)
わかりやすさ
2(満点3)
ストーリー
3(満点3)
テンポの良さ
3(満点3)
意外性
3(満点3)
私個人の好み
5(満点5)
合計
19(満点20)

2020年9作品目

つぶやき:
この作品を読むきっかけになったのは、こちら↓のYouTubeを視聴したからです

 

 

本当に、いい作品と出合えました
「あべしぃ」さん本当にありがとうございます