愛は言葉の壁を越えるのか -9ページ目

義理の両親が素敵すぎる件

彼のお父さんはもうすぐ80
若い頃めちゃめちゃ力持ちだったらしく
今も衰えていません

ATVで悪路をガンガン運転するし
ちょっと歩いてくるとか言って5キロや10キロの雪の山道平気だし
おまけに頭が良くてそのうえお茶目で
ジーンズとセーターが似合う
本当に素敵なお義父さんです

お義母さんも70過ぎてますが
天気がいいとすぐスキーに行っちゃうし
キルティングクラブの集まりとかで
ミシン持って100キロくらい離れた都市まで1人で出かけたりするし
ささっと着替えて口紅とアクセサリーを着けると
わー、ナンパされないよう気をつけて…と言いたくなる綺麗さ

ちなみにお義母さんの髪型は
映画「サウンド・オブ・ミュージック」のヒロインに憧れて以来という
ジュリー・アンドリュース似のショートヘア
ピアスがこれまたよく似合う

でも一番すごいと思うのは
どちらもわたしたちがいま住んでいる山の一軒家まで
クロスカントリースキーで軽々と来ちゃうこと

冬場は雪で車が通れなくなる道なので
わたしたちが下山するときは
ATV(スノーバギー的なオフロード車)で30分くらいかかる
アップダウンの多い道のりを
クロカン1時間程度であっさり行ったり来たりするのって
いくらスキー王国とはいえすごすぎる…

バックパックを軽々と背負った
ニットキャップ&サングラス姿は
どう見ても70代には見えません

余談ですが
そんな素敵すぎる両親を持つ彼は
一見オタク風の運動音痴に見えますが
(そして今は実際にほとんど運動しない)
子供の頃や若い頃にはスキー、スケートはもちろん
家の近くの斜面にジャンプ台を作ってスキージャンプして遊んだそうです

あの辺りからジャンプしたら
あっちの淵まで飛んじゃって向こう側に落っこちたよね


などと指差す方向を見ると
飛距離はざっと100m以上

ノルウェー人はスキーを履いて生まれてくるとか言いますけど
実際のところこの国では
スキーしない人いないんじゃないかな…と思いました

夜の散歩

週に1回買い出しに出かける以外は
どこへも行かないので
運動不足解消のためなるべく散歩をするようにしています

遅い朝食のあと
陽があるうちがベストなのはわかっているんですけど
屋内の照明がやたらと暗めの北欧
片付けや掃除も陽があるうちにやりたい

少し休憩してふと気づくともう夕方…

そんなわけで
夜になってから外を散歩することもあります

外は真っ暗で街灯もないし
危ないと彼に反対されるかと思いきや

歩くの?いいね!いってらっしゃい!

と元気に送り出される…

確かに
強盗とか痴漢とかの人的被害はまず皆無だし
動物もそうそう危険なのはいないので
せいぜい道に迷わないように気をつけるくらい

冬は雪の上にくっきりと付く
自分の足跡をたどって帰ればいいので
(自分の足跡と動物の足跡しかない)
迷う心配もほぼありません

ヘッドライトを付けて
真っ暗な雪道をひとりでザクザク歩くというのは
かなり孤独な感じがしますけれど
あちこちにある動物の足跡を見ると
ひとりじゃないなーと思うから不思議

ヘッドライトの光の輪の中を鹿が横切れば
邪魔してごめんね、優しい気持ちになったり

晴れた日には
見上げると星や月が見えて
日頃の不満やストレスがどうでもいいように思えたり

なので

夜になってから
むしゃくしゃして
でも近くにすぐ会いに行ける友達がいるわけでも
気晴らしにTSUTAYAへDVDを借りに行けるわけでも
ましてやちょっと飲みに行く場所があるわけでもなくて

行き場のない気持ちを持て余したら

森を歩こうかな、という考えが頭をよぎります

特に
彼に対して腹を立てているときには
歩いてそのままふもとまで降りちゃおうかな、と考えたり

でも
雪が続く日だと
スノーウエアに着替えて
登山靴用の分厚い靴下履いてスノーシューも装着して
予備のヘッドライトも準備してポールも持って…

と準備を想像するだけでなんだか疲れてしまって
結局面倒くさいけど彼と話し合う方を選ぶことに

車のキーと携帯とサイフをひっつかんで
5秒で家出できていた時代が懐かしいです















ウーマン・パワー

彼の近しい友人には
以前旅行で来た時にだいたい会っていましたが
引越してきてからは
ご近所さんと会う機会が増えました

村でただ一軒のお店を切り盛りしている女性
地域のコミュニティの有力者
それから大地主さん

みんなそろって女性というのがすごい
年齢はわたしと同じくらいかほんの少し上ですけれど
話し方や態度がすごくパワフルです

そして
彼に人望があるのか
単に日本人妻に興味があるのかわかりませんが
やたらと家に招いてくれたり
地域興進のプロジェクトに参加するよう積極的に誘ってくれたり

人里離れた山奥での
ひっそりとした暮らしが気に入っているわたしは
ちょっとビビり気味

でも地主さんの奥さんという人に町でバッタリ会って
少し立ち話をしたら
なんだか気が楽になりました
(注※地主さんは女性ですが奥さんがいます 👉マイノリティー妻)

想像していたのとは全然違う
すごくスリムでソフトでフェミニンな感じの人だったので

ノルウェーは女性の社会進出が進んでいるせいか
彼の昔のガールフレンドたちの話のせいか
あるいはちょっと太っている人が多いせいか
わたしの中ではなんとなく
強い女性像ができかけていたんですけど

地主さんの奥さんみたいな人もいるとわかって
ちょっとホッとしました