インスタグラムで♂鹿が殺害された♀鹿の身体を前脚でカリカリしている動画をみました。
説明に「鹿が殺害されたパートナーを生き返らせようとする」と書かれています。
今までに、犬や鳥、豚たちが、亡くなった者の身体を鼻や嘴でつついたり、前脚でカリカリしたりしているのをみたことはありますが、鹿のその姿をみたのは初めてです。
★動画↓とても悲しい動画なのでSTS(Secondary Traumatic Stress)を発症されている方は動画を見ることに無理をしないでほしいなと思います。STSを発症していない方も無理はしないでほしいです。
https://www.instagram.com/p/CJREGMUpLen/
♂鹿さんはとても動揺している様子です。少し前の時間には共に行動をしていたパートナーが動かなくなったのですから・・・。脚でいくらカリカリしても反応がないのですから当然混乱しますよね・・・。パートナーの死を理解するにそれほど時間はかからないでしょう・・・。♂鹿さんの心中を想像するとおどろきやショックなどさまざまな感情があるのではと思います。悲しすぎます。
子どもや親、きょうだい、仲間、友だちが死んだ後、その場を離れようとしない人間以外の動物は多いです。
死んだ者の痛さや苦しみはもちろんのこと、残された者の痛くかなしすぎる姿をみると、わたしたちが鹿や猪、その他の動物種たちに行っている行為を見直し、改めることを考えざるをえないです。
わたしたちと同じ感情や感覚を持つ動物種たちのかなしみは、わたしたちが感じるそれと同じです。
感情や感覚を持つ者に対し、今わたしたちが行っている野生動物の殺害は人道的とは言えないですが、政府は特定の野生動物撲滅という方針です。今の時代に特定の者たちを撲滅しようとしていること自体、時代錯誤もはなはだしいです。
現在に生きるわたしたちは、他者の苦しみや痛み、その他の感情を知ろうとする気持ちを待たなくてはいけないと思います。
なぜなら、自分とは異なる他者を自分と完全に切り離して他者をみていたり、接したりしていると無関心の範囲が広がったり、他者を傷つけたりすることが増えるのではないかと思うからです。無関心が広がると側で誰かが困っていても暴力を受けていて何も感じないということにつながる恐れがあるので気をつけたいです。
わたしたちが感じるその感じ方は個人によって異なるのと同じで、他の動物種も、個人が感じる感じ方は個々によって異なります。
わたしたちは、個人の感情や感覚を視覚的、聴覚的(人間同士では言語も)で知る以外に想像することで個人が感じていることの一部を共有することができます。
人間以外の動物たちは、子どもや親、きょうだい、仲間、友だちが死んだり、困難な状況になったりしたとき、自分の身が危険になるまでその場を離れない者がほとんどで、見捨てることはしないのです。
みんな個々に自分なりの最大の行動をして家族や仲間、友だちの身の心配をし、守ろうとしています。動物たちのこのような行動は世界中の記録から十分にわかることです。
動物を殺すということは、殺された者たちひとりひとりの苦しみなどがその数あり、殺された者と関係がある者個人のかなしみや孤独などを生みだします。大切に思う者をなくした経験のある人はそのつらさをよくわかるのではないかと思います・・・。
残されたの者の心の痛さは相当なものだと思います。その心のつらさは薄れる時があったとしても、記憶にはしっかり残り忘れることはないでしょう。
他者に苦痛を与え、恐怖やかなしみ、孤独を生みだす暴力は暴力でしかないです。他者を苦しめ殺害する暴力は決してよいことと言えないです。
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