こんにちは。
現在お休み中のこのブログですが、誤解を解くために、補足の記事を書かせていただきます。
これまで、宮島のシカたちについて、いくつかお問い合わせをいただいてきました。
その際、わたしは「環境収容力を超えているため、給餌は必要である」とお伝えしてきました。
しかし、この「環境収容力」という言葉が、わたしの意図とは異なる形で受け取られているように感じています。
そこで、ここで少し補足させてください。
わたしが述べている「環境収容力を超えている」というのは、「シカたちが自然環境から得られる資源だけでは支えきれない個体数が存在している」という意味です。
宮島の自然環境そのものが持つ資源以上の個体数が維持されているとわたしは考えています。
その背景には、人からシカへの餌やりがあります。人為的に与えられる食糧が加わることで、本来の自然環境の資源に加えて、追加の食糧資源が存在している状態になっています。
言い換えれば、現在のシカたちの個体数は、「自然環境の資源」と「人からの餌やりによる資源」の両方によって支えられている、ということです。
そのため、シカたちが常に深刻な食糧不足に陥っているかどうかについては、一概に断言することはできません。
また、自然環境の資源量や餌やりの量が増減すれば、それに応じて出産率や子ジカの生存率が変化し、一時的に個体数が増えることも考えられます。
しかし最終的には、利用可能な食糧資源の量に応じて、個体数は一定の範囲に収束していくと考えます。
このように考えると、現在の個体数は、「自然環境」と「餌やり」の双方を含めた環境収容力に対応したものと捉えることができます。
したがって、わたしが言う「環境収容力を超えている」とは、「食糧不足が生じている」という意味ではなく、「餌やりによって、自然環境だけ支える個体数よりも多い個体数が維持されている」という意味です。
■追記:上記は、あくまでわたしの考え方です。
餌やりによって実際にどの程度個体数が増えているのかについては、不明な点もあり、「必ずしもそうとは言えないのではないか」というご指摘があることも承知しています。ただ、「半野生」とされるシカたちの出産状況などについて現場の方からお話を伺う中で、食べ物の影響は大きいと感じています。定期的に人から食糧を得ることは、個々のシカたちの健康状態や体力に、少なからず影響を与えているのではないかと考えています。
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