昨日、「ドイツ首都にイノシシの群れ 警察がパトカーを出して警護」←(映像あります)というニュース記事をみました。

 

イノシシたちはおとな、子どもを含め30頭余りが住宅地にあらわれていたそうです。

ベルリン警察は群れが安全に道路を横断できるように複数のパトカーを出して車の往来を止めていました

イノシシたちは慌てて道路を横断している様子は平常な状態ではないですが、無事に道路を横断し、住宅地から距離をとれてよかったです。

 

イノシシたちの安全を考え行われたベルリン警察の行動に気持ちがホッとしました。

もちろん、警察は人間の安全を考慮してだと思いますが、人間だけでなくイノシシたちもと、互いの安全を確保したということにすばらしく感じ、自国とのありすぎる差を感じました。

 

ドイツに限らず、他国ではイヌやネコ、ネズミ、ヘビ、シカ、クマなどの種の異なるおおくの動物たちを救出したり、状態によっては治療したり、看護しています。

 

この記事を読み、ベルリンのイノシシを調べることにしました。

 

個体数が多い動物はハンティングが合法として行われていますが、その他に、不妊処置のワクチン開発をおこなったり、住民へのイノシシ対策や遭遇したときの対処など詳しく説明したりしていました。

・不妊ワクチンについてはいくつかの問題点(効果期間など)があるので今後どのように進むのか気になります。

 

個体数管理を進める人たちは、ワクチンについて不妊処置は生態系への無責任な介入だと述べていましたが、ハンティング自体が生態系への無責任極まりない介入ではないでしょうか。

ハンティングを続けることで生態系にどのような影響与えて、どのような問題が生じていますか。

そして、個体数管理は人間のみの都合で動物たちに苦しみ、痛み、恐怖、絶望などを与え、命を奪うといった倫理的な問題があります。

 

動物の殺害に関しては住民からの批判が多く、犠牲を減らし(なくし)共存できる方法を模索している内容の記事がおおくあり、研究者のアドバイスも書かれていました。

 

イノシシと遭遇した場合、「まず第一に、イノシシに道をゆずる」と書かれていました。

そして、遭遇した人は来た道をゆっくりとした動きで引きかえすと。

 

出産を終え、子育て中の母イノシシは、子どもを守ろうと防護的になり、生存地への侵入者に威嚇するので、この時期は森林地帯へ行かないことの徹底をすれば、イノシシ親子も人もおどろかずに済み、ケガなども負わずに回避できると思います。

動物たちと遭遇しないよう、できれば庭の状況を確認するのがよいということです。

 

イノシシたちも通常はむらにやたらに他の動物に危害を加えることのない、平和を好む友好的な動物です。

 

ベルリンでも、わたしたちの活動でイノシシたちが影響を受け、そこから共存に亀裂が生じていました。

わたしたちが自然環境を変化させることから人間と他の動物たちの距離を異様に縮めているとわかり、その問題性が指摘され、議論されているのもまた、すばらしいと感じます。

問題点と向き合い、それについて考えることは新たな進みとなり、ドイツの歴史から、戦後のあり方がどれだけ大事であるかとてもわかります。

 

種の異なる動物たちに対して、わたしたちが抱く不安などを少なくし安心して暮らしていくには、わたしたちと種の異なる動物たちの習性や個々の存在の行動など丁寧に知ることが必要で、その知った知識を基にそれぞれの種に対し公平に働く、適切な案や発想が出てくるといいなと思います。

 

個々の暮らしを尊重し、思いやりある保全に少しずつ向かうといいです。

 

 

今日の午後の様子。

みんな室内で寝ていました。

今日は少し肌寒かったね。

 

 

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