書こうと思っていた記事内容に不明な点があったので、明日リサーチをしてからまとめることにして、今日は動物たちの遊びについて書きます。
犬たちの遊びを観察していると、追いかけるときと、追いかけられるとき、それぞれが交互になっていることに気付きます。
それは、鹿たちも同じで、誰がが常に追われているということはないです。
鹿ののぞみちゃんの脚が不自由なのを他の同居動物たちは理解し、のぞみちゃんの動きに合わせ、平等な遊びになるよう動いています。
先日、久しぶりに走っていました。
ひーちゃんも一緒に走っていました。
並んで走っています。
のぞみちゃんが走るのに入ると、ひーちゃんは横でジッとして、鹿のふたりの様子を見ていました。
この日は、追いかけっこと言うより、一緒に走って楽しんでいる様子に見えました。
それぞれ走る早さは違いますが、のぞみちゃんの速さに合わせ並んで走る様子も見られました。
動物行動学者のマーク・べコフ氏の記事に、犬たちが遊ぶときの公正なルールがあると書かれてあります。
他の犬より力の強い犬が相手に対し、その強さを常に発揮していると、相手はもちろん困りますし、嫌がります。
その間に入ってくれる者がいるといいですが、いなければ、逃げることも出来ずに追いつめられてしまいます。
ストレスが少ない動物たちの遊びは、誰かを追いつめ困らせたり、強く噛んで痛みを与えたりすることはなく、自分を知ったうえで(走る早さ、噛む力など)、遊び相手の様子も知り、実にうまく公平に遊んでいます。
時に間違いで相手に痛みを与えることがあると、「ゴメンね」とあやまり、相手が大丈夫かどうか様子を聞いています。
ストレス度が高い犬は、相手が嫌がっていても一頭を追いかけまわしたり、強く接触したりし、興奮が興奮を増し誰かが間に入らないとやめられない状態であるのをよく見ます。
我が家の犬の春ちゃんは、幼少期のしつけ、トレーニングの影響で過度なストレスで興奮しやすく、フラッシュバックで我を忘れることが度々ありました。
他犬との遊びに参加したとしても、春ちゃんの激しい動きにみんな避難をし、直ぐにひとりになっていることがありました。
現在、我を忘れることはないですが、ストレスが蓄積され高くなると興奮度は再び増し、力加減ができなかったり、フラッシュバックの要因が重なるとパニックになったりすると思います。
しかし、日々のストレスマネジメントを行い続けることで、春ちゃんが再び苦しむことなく過ごすことができ、QOLも保たれます。
春ちゃんは、自分で自分のことをよく知っています。
そして、今までの経験から(興奮しすぎた行動による経験)、鹿たちと遊ぶことを最小限にして、一度短い時間、鹿たちの近くによって、遊びに参加し、その後は離れた場所から遊びを見ています。
興奮をしすぎて、相手に痛みを与えたり、傷つけたりすることは春ちゃんにとって、とてもつらいことなのです。
なので、春ちゃんは興奮しないように自分でコントロールしています。
興奮が増し自分で動きを止めれなかった春ちゃんの頃からの変化をずっと見てきて、春ちゃん自身、とても頑張っているのを行動からよくわかりました。
今、ずいぶん楽になれていますが、今も春ちゃんは頑張っています。
個々に異なるそれぞれが対等な関係である暮らしは誰も置いてぼりにならないなと思いました。
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