わたくし、生まれも育ちも埼玉本庄です。思えばずいぶんと遠くに来ちまったもんです。
ゆのひら駅に列車が参りました。列車の停止位置より手前に見えますのは、待合室でございます。その昔、そこにはそのような建物は無かったのでございますが、今はこのような建物となっております。
この2番線のホームに立って1番線側を眺めますと、駅舎と待合室が見えますが、線路には2番線側だけ草が茂っているのです。だから2番線には列車は来ないのかと思っておりました。時間の流れに取り残されて、ただじっとそこにあるというのも良い物だなあと勝手に感慨に耽っておりますと、その2番線側に赤い列車が走って来たのです(爆)。
その待合室には四角い顔の男のポスターがございます。そして白い薄汚れたベンチもございます。大学の先輩である田中裕子さんと渥美清さんが座られたベンチそのものでございます。男はつらいよ第30作、花も嵐も寅次郎のロケでのことでございます。
ちなみに高校の後輩にカズレーサーなる者もおります。ふざけるなよ、俺の大好きな二階堂ふみをどうしてくれるんだ!と怒ってみても始まりません。
ロケの様子もこのように展示されております。
さて、赤い列車が走り去って行きましたが、誰も乗らず、そして誰も降りて参りませんでした。時間はそろそろ15時で、温泉宿のチェックインの時間なのですが、皆さん車なのでしょうね。まあ弁慶もそうではありますが。
温泉街にあった銀の湯でございます。唯一入浴できた共同浴場でございました。金の湯、中の湯、橋本の湯は営業しておりませんでした。砂湯は跡形もございません。2020年7月の豪雨による水害で、配管等が流されて温泉街の機能は停止、被害者も4人出てしまいました。
脱衣所でございます。
とてもまろやかなお湯だということが見ただけでわかります。しばらくすると地元の方が入って参りまして温泉談義に華が咲きました。山屋さんらしく山行がてら甲信越の温泉にも入られたことがあるようです。
こちらが金の湯でございます。
中の湯でございます。手前に映画の中にも登場する赤いポストがございます。
砂湯に渡る橋ですが、渡ってももう砂湯はございません。
橋本の湯でございます。
川は映画の撮影当時は自然のままの渓流でしたが、その災害によりコンクリートによる護岸工事で現在はその面影はまったくなくなってしまいました。その様子は見るからに急流であります。
この温泉街がそれまでの歴史を刻めたのは、そのような水害が発生しなかった証でもあります。もしかすると温暖化さえなければそのような大災害も発生することはなかったのかもしれません。残念としか言いようがありません。良い場所なので、多くの観光客が訪れることを切に願います。
ね。







































































