「るろうに剣心 京都大火編」

監督:大友啓史
出演:佐藤健、武井咲、青木崇高、江口洋介、伊勢谷友介、蒼井優、土屋太鳳、田中泯、藤原竜也、他
<あらすじ>
かつて人斬り抜刀斎と呼ばれた伝説の人斬り、緋村剣心。刀を置き、平穏な生活を送る剣心は、剣心から影の人斬り役を引き継いだ志々雄真実が京都でその名を轟かせていることを知る。政府が派遣した討伐隊は志々雄を前に成すすべがなく、最後の望みとして剣心に白羽の矢が立つ。志々雄の野心を阻止すべく、剣心は京都へ向かう。
<感想>
※ポスターの「さらば、剣心」ってキャッチコピーはなんだったんだろうか…「伝説の最期編」を観た今なら「京都大火編」も面白かったといえるんですが、実は最初に観たときはあんまり乗れなかったようです。るろ剣に本格的にハマったのって、「伝説の最期」のあとだったからなぁ。今見るとかなり辛辣な感想がノートに書いてあるんですけど…ww
一応初見の感想は大事にしているので、ここでは私が一番最初に感じたことを書いていきます。毒多いかもなので「この映画に文句言うなんて…!」という方はUターンお願いします(´・ω・`)
以下、当時の私の感想です。
・原作、アニメ共に未読・未見。
1作目がびっくりするくらい面白かったので、期待を込めて公開初日に観ました。いや、映画の日だったっていうのが一番の理由なんですけどねw
・やはり2部作の前編なだけあって、特に物語前半はうすーい感じでちょっと…いやかなり退屈してしまいました。楽しかったのって新月村の剣心無双シーンくらいじゃないか…。志々雄暗殺命令→京都行こうかなどうしようかな→よし行こう→京都到着までが長いのなんのって。途中で寝ないようにするのが必死でした(´-ω-`)

↑速すぎる剣心にただ口をパカーンと開けていた私(゚∀゚)
・私的にこのシリーズ最大の欠点はヒロインなのですが、ラストは完全に前作と流れが同じで(さらわれるヒロインを助けに行く白馬の王子様)、「ああああもう足手まといだからどっか行ってくれぇぇぇぇ(´Д` )」と心の中で叫んだところ、本当に消えてしまって…(`・ω・´)カオルドノー
しかしこのままフェードアウトしてくれてもいいのよとか思ってしまったり(・_・;)

↑たけいさんは苦手だけど彼女は悪くないです。
・左之助はいつからあんなギャンギャンうるさいだけのキャラに成り下がってしまったんだ!!!!!!!!!

↑普通のトーンで喋ってるシーンありました?
・1つ本当に野暮なツッコミをさせていただきますと…
志々雄ってどうして生きてるんですかね?????????いや、原作がマンガなんだからしょーがない(`・ω・´)とは思ってるんですけどね。さすがに実写にしたらリアリティなさすぎでしょーが…。
複数人に体中メッタ刺しにされて燃やしつくされていたではないか!!ターミネーターじゃあるまいし!!!むしろ志々雄なら親指立てて溶鉱炉に沈んでもそっから這い上がってきそう!!!丸焦げで這いずり回るシーンのドアップなんて怖すぎるからやめてください夢に出るだろ!!!!!
※ちなみによりによってTOHOシネマズご自慢の超どでかいスクリーンで観てしまったという…((((;゚Д゚))))

↑I'll be back
(※言ってません)
・見ているだけで暑苦しい感じの悪役陣の中、1人爽やかオーラを発する神木くん。
悪役なのにずーーーーーーーーーーーーっとニコニコしてるのなんでだろ?って思ってたら、どうやら喜怒哀楽の楽以外の感情が欠如してしまっているそうな。無感情はよくキャラクターの設定としてあるけど、楽しかないっていうのは逆に怖いです。

↑そのキャラクターに愛着のある人が演じるって、役者にとっても観客にとっても素晴らしいことだなーと思いました。
・志々雄の恋人役は栗山千明かと思ったら全然違いました(`・ω・´)

↑高橋メアリージュンさん。細すぎて心配になるレベル。
・「るろうに剣心」実写成功の鍵は何といっても佐藤健でしょうね。彼が剣心じゃなかったらここまで評価も高くなかったのでは…?他に誰か候補がいたのかなぁ。
前作に続き本当に素晴らしいアクションの数々を見せてくれましたし、演技面では声の使い方が格段にうまくなっていた気がします。(ちなみに前作を観たときには、剣心モードの時の口調がイマイチかなぁと感じていました。棒読みっぽくって。抜刀斎モードになると良かったです。)

↑薫との出会いのシーンとか可愛いんですけどね…。おろー。
特に新月村のシーンで悪者達を倒したあとに少年に向かって諭すシーン。「志々雄の手下のように暴力で解決する男にはなるな」的なセリフは抜刀斎モードなのですが、「最後まで家族のことを思っていた兄上のような男になるでござるよ」的セリフは瞬間的に剣心モードに戻っていて、「あぁ役者としても成長したんだなー」と上から目線で思いました。笑
「おろ?」も前作よりハマっていたし、新井青空夫妻の子供のためにかざぐるまを持って帰るシーンは可愛すぎて悶絶しましたwだいたいどのシーン、どの角度(まぁ私は横顔派ですけどw)で映っても「2次元か!!」というくらい麗しかったですし、アクションシーンはCGも早回しも使ってないとか嘘だろ(°д°)ですし。

↑いつもの剣心走り(腰をかがめて全力疾走)ではなく、とてとて走ってて可愛さが画面から溢れ出ていましたw
・そんな佐藤健の頑張りをラスト30秒で全てかっさらってしまった先輩・ましゃwww
上映終了後、お手洗いに行った時に周りの女性が「福山超かっこいいね~♡」と話していて、後輩たけるさんの2時間にわたる頑張りとは…って思っちゃいました(^_^;)
・さらに増える龍馬伝キャスト陣。
(伊勢谷さん、土屋太鳳ちゃん、田中泯さん、滝藤さん)
蒼紫さまのキャラクターはもうちょっとどうにかしてほしかったです。
以上初見の感想でした!!