アーツ・コミュニケーション・ラボでは
アーツ表現セラピーの社会への普及をめざし
・必要とされる方たちへの提供
・セラピストの養成
・セラピストが活動しやすい環境の提供とスキルアップ
・海外のアーツセラピー情報やアーツセラピストを招いたワークショップ
などを提供していきます。
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当法人では
アート、ダンス、ドラマ、表現アート、音楽を用いた
アーツセラピストの先生方をお招きして
ワークショップや講座などを企画しています。
3月30日、31日は
ダンスセラピストの原キョウコさん
アーツ表現セラピストの森すみれさんお二人による
「シャーマン的 日常へ Vol.3」
東のシャーマン meets 西のシャーマンを開催します。
東のシャーマンが原キョウコさんです。
原キョウコさんのプロフィールを見ると
数多くのワークショップ、
講義実績を持たれていることがひと目でわかります。
原キョウコさんが特に力を入れている
2つの分野についてお答えいただきました。
詳しくはこちらから
また、ダンスセラピーで
どのようなことが解決できるのか
ということについてもお答えいたきました。
詳しくはこちらから
シャーマンのワークショップ
どんなことをするのかはこちらから
ダンスセラピーと言う専門的なお仕事を
なさっている原キョウコさん。
数多くの実績を積まれ
今もなお活動を続けていらしゃいます。
私が原キョウコさんの
ワークショップをはじめて体験した時
身体の奥から
こみ上げてくるものがありました。
そして、他の参加者も
泣きそうになった
涙が込み上げてきた
という方もいらっしゃいました。
当時の私は、
来る日も来る日も
仕事のことばかりで頭がいっぱい。
仕事に対する情熱があり過ぎて
仕事のことが夢にまで出て来るほど
身体は休まることは無かったのです。
私には当時
夫とひとり娘がいました。
ですが
夫や子どもとの時間もほとんど持てずに
ひたすら仕事に没頭していました。
私は
仕事に一生懸命になり過ぎて
一番大切な家族との時間を持てず
と同時に
自分の身体を痛めつけている。
そんなことにも
気付かされた体験でした。
その結果
自分のことを
大切に生きよう!
自分にとって
幸せであることを選択しよう!
そんな風に考え方が
変わってきました。
子どもや家族との時間を
もっとたくさんとるように
行動を変えて行きました。
すると、
自然に家族に笑顔が増え
月8万のパートから
正社員として雇用して
もらうことができたり
その後
ずっと欲しかった
2人目の子どもも
授かることができるなど
自分にとっても
家族にとっても
良い方向へと
向かっていきました。
自分のことを全て後回しにしない。
という選択が
私の人生を変えた経験でもありました。
なぜ、このような体験ができたのか
原キョウコさんがこれまでの活動の中で
心に残るエピソードから、気づかされました。

撮影:梅田健太
・これまでの人生の中で今の活動に通じる、心に残るエピソードはありますか。
毎年の女神山での合宿ワークショップを行っています。
今年で17回目となりますが、ここでは本当に様々な想定外が起きます。
人間ではない存在の訪問もありました。そのときはビビったけれど、今は何とかなるだろうと思えるように(笑)
その度に知恵と勇気とテクニックを総動員して乗り切ってきたことが今にもつながります。
これからも自分の大切な仕事のひとつであり修行です。
また臨床現場から
興味関心が高まったのはあるクリニックで仕事をしたことが発端です。
そこはabuse(虐待)などによるPTSDの患者さんがメインで他の精神科にはない緊張感が常にありました。
常勤のスタッフは不眠や食欲不振、慢性的な疲労感や身体的な病気など
皆何らかの症状を持っていました。いわゆる二次受傷の状態だったと思います。
自分も同様でした。うつ状態になりやめた方もいました。
何年かしてそれはかなり酷いものだったことに気づきました。
その渦中にいるときは、患者さんを第一に考えることと
仕事をちゃんと回していくことに必死で、自分のことは全て後回しでした。
それに気づくのも大体はタイムラグがあってからです。
医療や介護、福祉は自己犠牲的な部分を持っている方が入職することが少なくない気がします。
自分で自分を守るスキルを持つこと、
燃え尽きないための自分へのケアがとても重要と感じているのはその経験からです。
撮影:梅田健太
私自身が乳がんになり、
何度かの入院と手術を体験したこと。
自分が告知される前年に末期の肺がんで父が他界したばかりでした。
前年に自分の事務所を立ち上げたばかりでもありましたが、
全く無理も頑張りもできない状態を考えねばならなくなりました。
告知から摘出手術まで5ヶ月ほどあったこと、
手術を繰り返したこと、その後の投薬治療期間も含め
5年ほどは心身ともにダメージを受け、なかなかに苦しい時間でした。
ひどい抑うつ状態にもなり、全く先の見えない気持ちになり、あんなに泣いた時期もありませんでした。
一つだけ決めたのは、どんな感情も受け入れようと思ったことです。
自らのものとして「病」と「死」という学びの深さを体験し、それは自在に形を変えながら自分の仕事に浸透していると思います。
舞台と芸術では
俳優、ダンサーとし地味でベーシックな稽古を続け、活動してきたこと。
不測の事態に臨機応変に対処できる能力を育ててくれたのは舞台ですし
読む力、書くこと、見る目を養ってくれたのは全ての芸術です。今も、これからも。
人には色んな感情があります。
喜びなどポジティブなもの
だけではなく
憎しみ、嫉妬、怒りなど
なるべく感じたくないものも
ありますよね。
でもその感情は
常に正しいし意味があることだと思うんです。
感情にいいも悪いもない。
だけど
自分の持った感情を否定せず
自分の感情を受け入れることって
普段はなかなかできないことなのかもしれません。
ご自身のものとして
「病」と「死」という学びの深さを体験した
原キョウコさんだからこそ
目の前のクライアントさんとしっかりと向き合い
その人の奥深い部分までを動かせるように
ダンスという動きを通してアプローチできるのではないでしょうか。
☑自分の才能を生かして社会の役に立ちたい方
☑自分が本当にやりたい事を見出したい方
☑自己実現をするために自信をつけたい方
☑新たな一歩を踏み出すためのきっかけが欲しい方
☑シャーマニックなことに興味のある方
ダンスセラピスト原キョウコさんと
アーツ表現セラピスト森すみれさんによるワークショップは↓こちら↓で体験できます。
事務局:吉田