アーツ・コミュニケーション・ラボでは
アーツ表現セラピーの社会への普及をめざし
・必要とされる方たちへの提供
・セラピストの養成
・セラピストが活動しやすい環境の提供とスキルアップ
・海外のアーツセラピー情報やアーツセラピストを招いたワークショップ
などを提供していきます。
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当法人では
アート、ダンス、ドラマ、表現アート、音楽を用いた
アーツセラピストの先生方をお招きして
ワークショップや講座などを企画しています。
3月30日、31日は
ダンスセラピストの原キョウコさん
アーツ表現セラピストの森すみれさんお二人による
「シャーマン的 日常へ Vol.3」
東のシャーマン meets 西のシャーマンを開催します。
東のシャーマンが原キョウコさんです。
原キョウコさんのプロフィールを見ると
数多くのワークショップ、
講義実績を持たれていることがひと目でわかります。
「原キョウコダンスセラピーラボ」主宰/臨床ダンスムーブメントセラピスト/研修講師/時々シャーマン
俳優としての活動の後、ダンスに転じ、コンテンポラリーと舞踏、日本の身体技法を融合させ、「指輪ホテル」などの舞台や、ソロでのダンスパフォーマーとして活動。97年より「原キョウコダンスセラピーワークショップ」を主催。医療機関や企業等で、講師やスーパーバイザーとして2万人以上にわたる数多くのワークショップ、講義実績をもつ。また、セラピーとケアに携わる人材の育成、バーンアウト防止にも力を注ぐ。現在、都内の精神科クリニックでグループセッションを担当。
原キョウコさんのブログ
ダンスセラピーラボをご覧になりたい方はこちらこちらからご覧いただけます。
<経歴>
臨床ダンスムーブメントセラピスト/研修講師/俳優。和光大学人文学部、劇団青年座専科卒業。
俳優としての活動の後、仕舞、ジャズ・ダンス、タップ・ダンスなどを経て
白桃房ワークショップにて舞踏を、岩下徹ワークショップにて即興を、
柴崎正道にコンテンポラリーを学ぶ。
「指輪ホテル」「nest」「sKirt」等 演劇/ダンスの舞台で
俳優、パフォーマーとして活動。
97年より「原キョウコダンスセラピーワークショップ」を主催。
コンテンポラリーと舞踏、心理技法、日本の身体技法、リラクセーションを
融合させたセッションを展開している。
臨床でのダンスセラピーは
96~’98年 東海大学病院(開放病棟)
97~98年 医療法人青渓会駒木野病院(アルコールリハビリ病棟)
98~03年 北青山診療所(カウンセリングを含む個人セッション)
00年~05年 めだかメンタルクリニック(デイケア)
08年~11年 医療法人青峰会くじら病院
11年〜 都内の精神科クリニック
においてグループセッションを行う。
その他、社会福祉法人慈恵会 相模原療育園/日本臨床音楽協会/千代田区社会福祉協議会/日本アダルトチルドレン協会/NABA/日本劇作家協会/劇団指輪ホテル/世田谷区立船橋小学校家庭教育学級/ホテルオークラレディースサークル/川崎市立小学校障害児教育研究会/東海大学芸術研究所/東京精神病院協会CP研修会/医療法人青峰会くじら病院/表現アートセラピー研究所/(株)社会教育総合研究所/SHARP(株)/NTT-ME/エーザイ(株)
等の講師・スーパーバイザーなど、多岐にわたるフィールドにおいて、
のべ2万人以上にわたる数多くのワークショップ、講義実績をもつ。
めだかメンタルクリニックではデイケアセッションの他、スタッフ研修を担当。
セラピーとケアに関わる人材育成、バーンアウト防止にも力を注ぐ。
<出版物掲載>
「芸術療法実践講座5 ダンスセラピー」 飯森/町田 編 岩崎学術出版社
第3章『心療内科・精神科クリニックにおけるダンス・ムーブメント・セラピー
非精神病性疾患を対象として』に事例を提供
「スターピープル」2010 autamn vol.34 ナチュラルスピリット 刊
「ソトコト」2010 may 木楽舎 刊
医療機関や企業等で、
講師やスーパーバイザーとして
2万人以上にわたる
数多くのワークショップ、
講義実績を持たれている方なんですね。
そこで、
こんな質問をしましたら
お答えいただけましたのでご紹介しますね。
「原キョウコさんは、たくさんの実績をお持ちなんですね。
特に力を入れているのはどのような活動でしょうか?」
一つは、 シャーマニズムとダンスの関わり
ここ何年か縄文や古代祭祀のフィールドワークと研究に熱が入っています。
それらの遺跡や山の中、小さな祠のあるところ等で踊りを捧げる
「巡礼ダンスプロジェクト」を3年前から行なっています。
ひとりの「歩き巫女」であり、「踊り巫女」としての活動です。
そこから得た経験もヒントに
「モダンシャーマニズム/ネオシャーマニズム」という文脈で
Dance Shaman Schoolというプロジェクトを立ち上げました。
セラピーを超えて、
自己探求/自然と人間と社会との新しい関わり方/祈りとダンスのコネクト
本来の意味でのスピリチュアリティと身体性を育む/
ということを、ダンスだけではなく
様々な手法を(伝統的なものもオリジナルなものも含め)通して実践していきます。 」
「“巡礼ダンスプロジェクト”や“Dance Shaman School”
どちらもとても気になります!」
DSS(Dance Shaman School)に興味のある方は
原キョウコさんまでお問合せ下さいとのことでしたので
こちらからどうぞ。
「そしてもう1つ力を入れておられる活動は?」
「もう一つは「セルフケア」ということ。
どの職種にも当てはまることではありますが
とりわけ支援や援助を職業にしている方の心身の「セルフケア」については
セルフケアという概念を広めること、具体的に何を提供するかということを
看護師、PSW(精神科ソーシャルワーカー)などの方達と話し合い形にしている最中です。
援助職というのは「感情労働」「自己犠牲」が当然のように要求される仕事です。
これは家庭での介護についても同様です。
燃え尽きや支援者の二次受傷を防ぐこと、
援助者自身が自分の心身を守るスキルを身につけることが肝要ですが、
その必要性を知らずに仕事をされている人がびっくりするほど多いです。
これは日本ではあまりに軽視されていますので急務かなと。
同様に考えていらっしゃる方々とも意見を交わせたらと思っています。
お目にかかった時はどうぞお声かけください。 」
わたくしの母が
介護関係のお仕事をしているのですが
母自身が介護されないといけないほど
腰痛や肩こりで身体がガチガチなんですね。
人のために一生懸命で、
自分自身のケアという視点を
ようやく持ちはじめたところです。
医療機関や企業等で
数多くの実績を積んでこられた
原キョウコさんだからこそ
支援や援助を職業にしている方の心身の「セルフケア」といった
分野に対して何かを提供していくという視点を持たれたのだと推測いたします。
今後も原キョウコさんの活躍から目が離せませんね。
「シャーマニズムとダンスの関わり」や「セルフケア」に
特に力を注ぎ研究を続け実践されている
原キョウコさんのワークショップは↓こちら↓で体験できます。
事務局:吉田